畠山鈴香の秋田児童連続殺害事件の真相と現在|原因は生い立ちにあった?

鈴香のようなシングルマザーが増えています。生活の為に働かなければなりません。ですが寂しさは心を貧しくさせます。

ほんの1分でも今日あったことを聞いてあげたり手を繋いだり、寝る前に本を読むことでもいいのです。絵本は心の栄養とも言います。思いやりを学ぶ良いツールといえます。

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家族と繋がっている時間が明日への原動力となります。人に関心を持ってもらえることが必要とされているということなので、心の安定になっていくのです。

子供への虐待をどう防ぐ?

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親によって命を落とす悲しい出来事が年々増えており耳を塞ぎたくなるような残虐な内容ばかりが目立ちます。力の弱い子供を救っていくにはどうしたらいいでしょうか?

私たち大人ができることはないのでしょうか?鈴香も小さなころに経験しています。誰にも発見されることなく大人になり自分の子を殺めてしまいました。連鎖をストップさせることについて考察します。

悲しいニュースが後を絶たない

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昔に比べて虐待対応する機関が公となり、問題に介入しやすくはなったものの未然に防げたはずの命が奪われてしまったという、いたたまれないケースも度々登場します。

どんな親である以上、子供の権利は親にあるという第三者が無理やり引き裂くことができない見えない壁が存在していたのです。

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家に相談員が行っても親が暴力をやってないと言ってしまえば、深入りすることが難しいのが現状なのです。

子供にも権利がある

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子供は親を選べないものなのかと虐待ニュースが取り出されると議論されます。子供であっても一人の人間であり生きていく権利は奪われていけません。

子供にも逃げ出す権利、親の元に帰らなくてもいい権利を選択できるようになれば少しでも助かる命があるのではないでしょうか?

子供が訴えても家に帰されたケースもある

未だに新しい騒動ではありますが、子供が学校に父親から受けている暴力をアンケートに書いて提出したにもかかわらず、家に帰され一層乱暴が酷くなってしまい、力尽きてしまいました。

子供の言うことだからと軽視せずに、重く受け止め些細な変化も敏感に察知し、早急な対応が必要なのではないでしょうか。

力で抑えることが躾ではない

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虐待をした親たちは必ず躾だったと言います。躾とは間違ったことや無知なことを会話をして指導するものであり、傷つけて教えるものではありません。

力で押さえつけて従えさえることは躾ではなく、支配なのです。虐待と躾の線引きはとても難しい境界線でもありますが、愛情をもって接している親は必要以上に痛めつけたりはしないでしょう。

気軽に助け合える社会に

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母親が子供の世話をして当たり前ではなく、これからの社会を賄っていく若者たちを守っていくには社会全体で見守っていくことが大切ではないでしょうか。

電車に子連れで乗って泣いたときに浴びる冷たい視線、ベビーカーが邪魔だと感じる大人たち。こういった冷たい社会が母親たちを苦しめて孤立させているのです。

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誰でもみんな最初は赤ちゃんから大きくなっていったのです。泣いてたら「どうしたの?」と声をかけてくれることがどれだけ助かることでしょう。少しでも寄り添ってあげることが手助けにもなるのです。

畠山鈴香のような事件を起こした親たち

彼女だけでなく実は多くの親たちが自分の子を殺めてしまった悲しい事件があります。その親も幼少時代が劣悪で連鎖を起こしていたのです。残虐な出来事ではありますが鈴香と照らし合わせてご紹介します。

2人の子供を餓死させた下村早苗

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大阪で全裸の幼い亡骸が発見されたのは、母親によるネグレクトが原因でした。育児することを放棄し男と遊ぶため家に子供だけ置いて数週間も帰らなかったのです。

世間は酷い仕打ちに騒然となりましたが、母親もかつてネグレクトを受けて育ったことが判明しました。部屋の中はゴミまみれとなっており、お風呂も入らず、着替えもしないといった不衛生な環境で過ごしていたようです。

初めは子育てに一生懸命でしたが幼いころの心の発育不全は改善されず、子育てが面倒になり放置してしまうのです。鈴香も一度は大事に育てようと思ったから出産を選択したのではないでしょうか?

自身の壮絶な家庭環境は歪んだ思考回路を作り上げ、思いやりをストップさせます。若くして母となった2人の生い立ちには重なるものが垣間見えるのです。

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子を運河に捨てた両親

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2001年に発覚した残虐な騒動では当時6歳の男の子が被害に遭います。30時間余りの痛ましい乱暴で命尽き、ポリ袋に入れられ捨てられたのです。

男の子は施設で保護されていましたが、母親の子供に対する想い入れに改善が見られたため、少しの期間だけ自宅に戻る許可がおります。

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悲しいことに直後に起こっています。人間の素行や性格は母親であっても、そんなに簡単に変わることができないということが浮き彫りになりました。

両親がタッグを組み起こした悪行ですが、母親は劣悪な幼少期を過ごしています。彼女は自分でも、殴られて育ったから子供に対しても殴ったのではない、躾だと言い放つのです。

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荒れた家庭で育ったことが連鎖してしまったわけですが、善悪の区別する思考さえもストップしてしまうのでしょうか?鈴香と同じ境遇は防けず最悪な結果を生んでしまいました。

段ボールにいれて育児放棄した両親

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10代という若さで結婚し出産した夫婦は、お互いにネグレクトや乱暴される家庭で育ちます。同じ境遇だったから共感を得やすかったのでしょうか。幼少期の影響は断ち切ることができませんでした。

成長がゆっくりだったことが苦となり、発達遅れの娘は可愛くないと手をかけず、のちに生まれた弟は異常がなかったため大変可愛がります。娘の成長に悩むものの、どのようにしていったらいいのかわからず、ときが過ぎていきます。

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次第に存在が疎ましく感じ段ボールに閉じ込めて食事もろくに与えませんでした。母親がネグレクト家庭で育っているため、実の親にも子育ての悩みについて助けを求めることができずにいたのです。

一方で父親は乱暴をする家庭で育ち、いじめも経験しています。いじめを忘れるかのようにゲームに没頭した小学生時代だったようです。

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家庭を作っても子供に目を向けることはなく、イクメンとは程遠いものでした。鈴香のようにどのように愛していったらいいのか無知で、助けを求めることもできない孤立が重なります。

自分にとって都合が悪い子供は世話をしないといった偏った愛情は、まるで人形遊びのように命が軽視されているようでなりません。解決しようがない苛立ちが子供に向かってしまったのでしょうか。

秋田児童連続殺害事件は畠山鈴香だけが犯人なのか

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彼女がした行為は決して許されるものではありません。ですがこのような背景になってしまった原因の一つとして、体も心も傷つける容赦なかった父からの乱暴、そして学校で起こっていたいじめ問題がある気がしてなりません。

母親でもクラスの担任でも誰でもいいから手を差し伸べてくれる存在が誰か1人でもいたとしたら、彼女の人生は変わっていたのかもしれません。

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今、虐待やいじめ問題は大きく取り上げられており対処方法も見直されつつあります。ですが毎年、親の力によって息絶えてしまう命や、いじめを苦に自ら死を選択する未来ある子供たちが後を絶たないのも現状です。

豊かな物資に恵まれている現世ではありますが、心の豊かさを求めていく必要があるのではないでしょうか。今の世の中に対して深く考えさせられる問題といえます。

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