ウーパールーパーの寿命は?長生きさせる飼育方法や病気・注意点まとめ

飼育する上で注意したいのは、病気です。どんな病気にかかるのか、その予防や対処と共にご紹介いたします。飼育上での知識として覚えておいて損はないので、かわいいペットの為にも、是非知っておきましょう。

病気①ぷかぷか病

通常、水底で歩くようにして生活をしている彼らですが、意図せず水面の方へ浮いてきてしまう事があります。おなかに空気が溜まってしまい、意図せず浮いてきてしまうのが、この病気です。ひとつの原因としては、人工飼料の食べすぎで、おなかの中で処理しきれない程発酵してしまい、浮いてきてしまうものだと考えられます。対策としては、発酵を抑えるために、水槽用クーラーで水温を下げたり、人工飼料を与えるのを一時的にやめることも、有効です。

病気②水カビ病

エラ辺りに、白い綿のようなものがくっついていることがありますが、それは水カビ病です。傷から菌が入ってしまい発症します。放置すれば、水カビによってそこから腐ってしまうので、早い段階での対処をしましょう。水が綺麗に保てられていない、ろ過バクテリアが不足していることが原因だと考えられます。ろ過フィルターの見直しと、バクテリアの住みやすい環境である砂を敷いてバクテリアの効果を高めたり、病気が治るまでは、毎日水替えを行います。水を綺麗に保っていれば、綿は自然にとれ、治ります。

病気③腹水病

おなかが膨れて、水底でうずくまっているような場合、腹水病ということが考えられます。毎日少しずつ水が溜まり、目に見えて以上に膨れ上がってしまいます。原因としては、細菌によるものや、内臓疾患などと、様々な原因があるので一概には言えません。溜まった体内の水を少しずつ抜いていくことで治療します。素人がやれば、ショック死してしまう可能性がありますので、腹水病の症状が見られたら、動物病院で診察してもらいましょう。

ウーパールーパーを飼育するときに注意すること

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飼育するには、とにかく清潔にしてあげることを書いてきましたが、こちらでは、他に気を付けておく点について、覚えておいてほしいことについて、気を付けるべき注意点をご紹介いたします!

飼育上の注意点①生餌の寄生虫

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生餌を好んで食べることが多く、栄養もあるのですが、生餌に潜む寄生虫には要注意です。生餌からそのままに寄生し、寄生された個体は、掻きむしったりして、出血してしまいます。対処としては、水替え、ピンセットで除去、市販されている駆除剤を使用する方法もありますが、駆除剤は、弱ってるウーパールーパーにもダメージを与える可能性もあるので、気を付けなければなりません。

飼育上の注意点②傷口がないか確認

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再生能力が高いウーパールーパーですが、傷口からウイルスなどによって、そこから壊死してしまうこともありますので、注意が必要です。まずは傷などないか確認して、傷があれば、普段よりも水替えを多く行ったりして、清潔に保つことが必要です。普段からしっかりと様子を観察してあげることも、予防のひとつとなりますので、心がけておきましょう。

飼育上の注意点③動物病院を探しておく

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もしもの時のために、動物病院を探しておくことも大切です。犬・猫のみの病院も多い為、ウーパールーパーも見てくれる最寄りの動物病院は、事前にチェックしておけば、可愛いペットの病気の対処にいち早く対処できるので、是非確認しておいてほしいポイントのひとつです。

ウーパールーパーがひっくり返っていたら要注意!

あまり動かない姿を見て、生きているのか心配になる人も多いようですが、大きくなるにつれ動かなくなるという性質をもっているだけで、大丈夫なんです。しかし、ひっくり返っている状態が続く場合は、要注意ですよ。詳しくご紹介します。

水槽の底でひっくり返っていたらまずは水温をチェック!

水底でひっくり返っている状態を発見した場合は、個体がなんらかの原因で弱っていることが考えられます。原因としては、寿命が来てしまったのでなければ、彼らにとって、水温が高くなってしまっている可能性があります。まずは水温をチェックし、ゆっくりと適温にしましょう。水槽の上でひっくり返ってしまっている状態が続く場合は、体に空気が溜まってしまっている可能性が考えられます。

水替えはしないで急いで動物病院へ!

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とにかく、ひっくり返るということは、弱っているという証拠になります。弱っているときに水替えを行うと、環境の変化に対応しにくく、余計に負担をかけてしまうので、水替えはNGです。水温チェック、フィルターの故障がないか、を確認し、出来るだけ早く、動物病院で診察を受けることをおすすめします。

ウーパールーパーの生態

本当の名は「メキシコサラマンダー」と言います。日本で親しまれている名前は、テレビCMで起用されたキャラクターの名前が由来で、ウーパールーパーと親しまれるようになりました。そんな彼らの生態を解説します!

メキシコの湖に生息

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メキシコのソチミルコ湖にのみ生息していて、ここでの個体は黒に近い色をしています。昔は美しく綺麗で広い湖でしたが、現在では、埋め立てられていてソチミルコという地名となって残っています。この周辺では、湖の名残で、水路などが沢山あり、そこに生息しています。彼らにとっては、とても住みにくくなってしまいました。

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