エドゲインは異常な連続殺人鬼!サイコパスを作った母の洗脳と歪んだ生い立ち

犯行時使用されていた車も興行主に買い取られ、稀代のサイコキラーが使った「人食い車」として全米で見世物にされましたが、ゆく先々で地元民からの抗議や警察からの中止命令が頻発したため、自然と車は行方知れずになりました。

サイコパス「エドゲイン」の倒錯コレクション

KELLEPICS / Pixabay

ここからは、エドが収集した死体を使ってどんなものを制作していたのか、詳細にお伝えしたいと思います。

画像もレプリカ品ではありますがかなり生々しく、相当にショッキングな内容になりますので、心臓の弱い方はどうぞこの項目を避けるようにしてください。

「エドゲイン」の倒錯コレクション①ランプシェード

室内用ランプのかさの部分に、人の顔の皮膚を張り付けた作品です。目、鼻、口と生前の容姿をはっきり残す気味悪さでしたが、皮をはぐのが難しい部分を巧みに加工しており、警察もその技術力の高さに舌を巻いたといいます。

エドの邸宅には電気が通っていなかったため、ろうそくを使用していたと推定されます。

「エドゲイン」の倒錯コレクション②スープボール

頭蓋骨の頭部を横一文字にカットスープボウルです。下あごを外し前後逆につけ直して、高さを調節する衣装も凝らしていますが、頭部の骨にスープを入れたら隙間だらけでこぼれてしまいます。

普通の食器を置く台座にしていたり、ただの飾りであったという説もあります。

「エドゲイン」の倒錯コレクション③ベルト

胴体の乳首部分だけを連ねて飾りにした、世にも悪趣味なベルトです。強度を考えると決して実用性はありませんが、こうして女性の肉体を加工し、装飾することはエドにとって重要な意味を持っていました。

身につけている間は彼もまた女性に近づき、汚らわしい男の性から逃れながらも、性の高揚を得ることができるのです。

「エドゲイン」の倒錯コレクション④太鼓とバチ

Efraimstochter / Pixabay

またエドは楽器のようなものも作り上げていました。人間の皮膚で太鼓を作り、骨でばちを作って叩き鳴らしながら墓荒らしに出向いていました。夜の墓地は無人のため人に気づかれることはなかったといいます。

もはや遺体の収集は彼にとってひとつの儀式になっていました。

「エドゲイン」の倒錯コレクション⑤マスク

Gellinger / Pixabay

エドは遺体からはぎとった皮膚を繋ぎ直し、マスク状にしてかぶることもしていました。こちらも太鼓と同じように、墓地に赴く際の衣装に用いられています。エドの気分を高揚させる効果がありました。

加工は非常に丁寧であり、腐臭腐敗を防ぐ手順がきちんと取られていたといいます。

「エドゲイン」の倒錯コレクション⑥胴着

KlausHausmann / Pixabay

胴体からはがされた皮膚はエドのための胴着にされました。きちんと男性の身体にあうサイズにつなぎ足され、しかし女性の乳房の形を残したままであったといいます。

これは彼が女性の肉体を得るための手段であり、いわば手術を伴わない性転換の技法でもありました。

問題作!エドゲインの死体アートがレプリカ販売!?

ivanovgood / Pixabay

エドの「作品」にインスパイアを受けたアーティストは数多く存在します。

中には伝え聞いた人皮作品を模し、レプリカを作り上げてしまったハンドクラフト作家も。どれも画像だけ見せられたら、オリジナル作品と間違ってしまいそうなハイクオリティ作品ばかりです。

エドゲインの死体アートがレプリカで復活

乾燥させた肌の粗さや、体毛の細やかさまで信じがたいほど生々しい出来栄えです。かつてのエドが見たら絶賛するやもしれません。

もちろん法に抵触する素材は使用されていませんが、これを持って街中におでかけしてしまうと、少なくとも職務質問は逃れられないでしょう。

嘔吐必死のリアルさに阿鼻叫喚

使いどころに非常に困るものの、完成度の高さを考えるとかなりリーズナブルなお値段といえます。合法的にアブノーマルな気分だけを味わいたい方におすすめです。

欲しい方は下記サイトからオンライン購入可能です(サイト内表記は英語になります)。

参考はこちら:Butterfly Fx Studios

エドゲインをモデルにした映画

Free-Photos / Pixabay

犯行内容の鮮烈な猟奇性ゆえ、人を惹きつけてしまう部分も否めないこの事件。数々の映画監督を虜にし、中には映画界伝説の名作を生み出すきっかけにすらなりました。

ここからは、エドをモデルとしたサスペンス&スリラー映画作品をご紹介していきましょう。中には誰しもタイトルだけでも知っている、という超有名作品も。

エドゲインがモデルとなった映画①サイコ

Amazonで見る

1960年、まだ人々の中に事件の記憶が新しい頃に作られた、サスペンス映画の神・ヒッチコック監督の代表作です。亡き母親の幻影にとらわれ続け、ついに殺人鬼と化してしまった男・ノーマンのモデルがエドとされています。

現実と違い、この映画の殺人鬼は自分の妄想に敗北、ついには完全なる支配を受けるようになってしまいます。

エドゲインがモデルとなった映画②ディレンジド

Amazonで見る

こちらはフィクションというより半ば伝記的な作品になります。1974年にアメリカで制作されましたが、長らくフィルムが行方不明になっており、日本で初めてお目見えされたのはそれから20年後のことでした。

吊り下げられた死体や、エドが作り上げた”作品”も作中で再現されています。

エドゲインがモデルとなった映画③羊たちの沈黙

Amazonで見る

90年代初頭を飾る伝説のサイコホラー。続編やスピン作品でも象徴的キャラクターとされるレクター博士は、少年期に溺愛する妹の亡骸を食べさせられたことがきっかけで、狂気を発症します。

なお、博士の殺人歴に強く影響を及ぼしたムラサキ夫人は、日本人という設定です。

エド・ゲインはサイコパスではなかった?

8385 / Pixabay

この犯罪はよくサイコパス犯罪の代名詞のように語られますが、後世の人々の中には、「エドはサイコパスではなくてソシオパスではないか?」という主張も存在します。

サイコパスの定義に関しては以下の記事でお伝えしますか、ではソシオパスとはいったい何なのでしょうか?サイコパスと比較してその違いをお伝えしていきましょう。

サイコパスとよく似たソシオパス

geralt / Pixabay

ソシオパスは、サイコパスと同じ社会病質、反社会性パーソナリティ障害と分類されています。

うそつきで、他者への配慮が極端に希薄、罪悪感や呵責に乏しく、規則を犯すことに躊躇がないとされ、一般的に認識されるサイコパスとよく似た特徴を持っています。ですが決して同一の存在ではないのです。

NEXT サイコパスとの大きな違い