ディアトロフ峠事件の真実とは?不可解すぎる未解決事件の謎と真相を検証

被曝説、UFO説はこの肌の焼け具合から発生しています。オレンジ色の遺体に付いてはガセだとも言われています。一部黒い肌の遺体も家族によって黒人の血が入っているからと説明されていますが、家族は遺体には対面していないので、検視結果が採用されているケースがほとんどです。

ディアトロフ峠事件の不思議⑥事件前夜の不思議な光

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南に50㎞離れた地点にいた別のパーティは、北の空にオレンジ色の光を見たと証言しています。北の方角とは、ホラートシャッフル山です。同じような光球は1959年の2月、3月にイヴデリとその周辺でも目撃されています。目撃者はソ連の気象関係者と、軍事関係者です。

この光の球は一度ではなく、数回の目撃情報があります。この光球はR7大陸間弾道ミサイルを発射した時のものだとエフゲニーヤブノフが証明しています。キャンプを張った場所はいわくつきの場所だということとはマシン族の忠告で示唆されています。昔から、この地には何かあると言われているのです。いったい何を隠しているというのでしょうか。

ディアトロフ峠事件の不思議⑦軍事利用の噂

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軍がこの地域を利用していたのではないかとか、なんらかの隠蔽工作をしていたと、噂されていましたが、その噂はこの地に置かれていた大量の金属クズが発端になっています。軍事利用については大陸弾道弾のテスト基地があったのは確認できていますが、直接の原因になっていたかどうかについては定かではありません。

また事実として、1940年代からソ連の放射能を研究する極秘拠点になっていて、事故のあった頃に80㎞離れた各施設では大量の放射能が垂れ流されていたことも判明しています。ロシア政府のもみ消し工作を信じて疑わない人もいます。

ディアトロフ峠事件の不思議⑧ちょうど宇宙基地と核実験場の間

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彼らが道に迷い、テントを張った場所は宇宙基地と核実験場の間だったことが判っています。宇宙基地はバイコヌール宇宙基地でここからノバァヤゼムリャのチェルニナヤグバ核実験場に通じる道の途中でした。この地では大陸間弾道ミサイルの実験が行われていたり、実際に何回かは発射しています。

放射能の測定では、この地なら通常の2倍は当たり前の事で、特に問題はないとされています。宇宙基地があるためか、謎の飛翔体の目撃情報が絶えません。マンシ族の目撃情報はおそらく見たままを伝えていると思って間違いないと言われています。

ディアトロフ峠事件の不思議⑨カメラには謎の物体が写っていた

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彼らは多くの写真を残していましたが、最後の1枚に発光体が写っていました。発光体については未だに解明されていません。この写真の謎はどの説にも当てはまっていません。置き去り状態ですが、幽霊説、宇宙人説が結びつきそうです。発光体は空にあったようですが、宇宙人やUFOを主張していたのは、レイイヴァノフ捜査官でした。

ディアトロフ峠事件にかけたロシアの圧力とは!?

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アメリカと冷戦状態にあった旧ソ連時代のことで、政府の力は大きく、一切の反抗は許されない時代でした。ソ連は核兵器開発も、弾道ミサイルも諸外国には秘密裏に行っていました。のちにレフイヴァノフ捜査官は家族にお詫びをしています。政府からの圧力を口にしました。

「未知の不可抗力」と断定

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レフイヴァノフ捜査官はロシア政府からの呼び出しでモスクワから帰ると、それまでとは打って変わって、捜査に熱意を示さなくなりました。そして、捜査の打ち切りを告げました。理由が未知の不可抗力では、家族は納得できません。

それどころか、家族に遺体も引き合わせないのです。こうして強引に捜査は打ち切られました。のちにレフイヴァノフ捜査官は過去の事情を話して、家族にお詫びしています。当時の事情では政府の決定事項には絶対服従以外の選択肢はありませんでした。

その後はロシア政府の機密文書扱い

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機密文書扱いになってしまったために、情報の一部は不明のままです。とりわけ不可解なのは、発表されている資料のなかに、内臓の状態が書かれているものがないのです。気になりネットも調べましたが書き込みがありません。2019年2月1日に雪崩による事故としての捜査が再開されました。

今では情報も開示されていますが、60年と言う歳月で、失われた情報も、すでに調査が不可能な情報も多いでしょう。これからもたらされる新たな情報にも注意を傾けていきましょう。2013年に唯一の生存者ユーリは73歳になっていましたがロシア当局の要請により、メンバーの遺品を確認したところ、軍用のブーツカバーを見つけました。

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ソ連軍とKGBに支給されているもので、捜索隊より、軍が先に現場に入っていた可能性が浮上しました。エカテリンブルク公文書館には公式に発表されている事件の報告をした日の2月16日よりも10日も早く事件が報告されていた書類がのこされています。

ディアトロフ峠事件の真相は?語られる有力説6つ

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ウラル山脈の裏側は昔からロシアのエリア51といわれた地域で、 UFOの目撃説や、雪男、軍事施設などの噂があるところでした。ましてすぐさま機密情報の扱いになったとあっては人々の関心を集めること必須です。

説①動物に襲われた

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このあたりのウラル山脈には灰色熊とオオカミが生息しています。凶暴な野生動植物が、食料の匂いやテントの明かりに引き寄せられて、来てしまい襲われてしまったのではないかと見られています。ところが足跡は見当たらずこの説は可能性が薄いと見られています。

説②原住民に襲われた

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原住民のマンシ族がいます。彼らの日記から、マンシ族に出会っているとわかっています。マンシ族となんらかのトラブルがあったとみて、一部では調査されています。ただマンシ族は大人しい部族で逆に協力的だとされています。

マンシ族はこの事件に動揺していました。それが誤解を呼びマシン族は拷問にかけられました。しかしマンシ族の動揺には意味がありました。昔9人が狩りの途中でこの峠近くでキャンプを張りました。翌朝全員が死んでいました。その話しは、不可解な大洪水に襲われて、逃げ場を探したと伝えられています。

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マンシ族は山に立ち入る者を嫌っていました。彼らは生け贄の洞窟という聖なる洞窟にディアトロフたちが入り、貴重な品々を盗んだことに怒り、夜を待って襲撃殺害したとの情報もありましたが、事実無根です。マンシ族からは飛行機物体を何度も目撃したとの情報を得ています。

説③雪崩に襲われた

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2019年の2月1日に、ロシア検察庁の発表では、彼らは雪崩に遭遇したことになっています。また暴風に襲われたかも知れない、いずれも自然現象によるとされています。暴風に襲われたとしても説明がつかないことが残ります。現在は雪崩情報が有力です。

また後述するヘアピン渦もまだ可能性としては残っています。 雪崩と何かの複合型説もあります。テントが雪に半分埋まっていたことから表層雪崩が起こった可能性はあります。 ただ表層雪崩だてしたら、一部の遺体は4mも埋まっていたのはちょっと考えにくいのです。

説④人間関係のもつれ

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美人の女性隊員に隊長と2名が好意を抱き、彼女を巡って喧嘩になってしまいました。テント内は騒ぎになり彼らは興奮して外に飛び出して行ったとする説ですが、彼らはうまくいっていたとする意見も証言もあり、その説は否定されています。しかし、遺体になった彼らの手のひらと手の甲にある傷には争ったと思われるとの見解もあるのです。

ソ連は共産主義国家で、恋愛は口にしません、それに、自分の将来が決まるようなテスト中に女性メンバーを巡って、ディアトロフは喧嘩なんかしないだろうと、この説は否定されました。また他のメンバーについても検証の結果否定されています。

説⑤旧ソ連の核実験

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ソ連の核実験説はどうでしょう。根拠がないわけではありません。被服についていた放射線量が2倍になっていました。またこの地には核実験施設がありました。当時はアメリカとソ連の冷戦時代であり、核兵器の開発に凌ぎを削っていました。ウランや銅の鉱脈をここで見つけて、極秘に調べ出したのがこの年の前年だと分かっています。

そして、ウラル山脈の裏側には弾道ミサイルの発射基地が備えてあり、彼らのキャンプ上空はミサイルが通過する地点でした。あの晩核ミサイルの実験が行われ失敗したのではないか、またそのために失明してパニックになったのではないか? 放射能の影響で遺体は黒く変色し、白髪になったのではないかとの見方は遺族の中に多くあります。

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のちにこの件は匿名を条件に証言者が現れています。当時祖父がミサイル実験に関わっていた人物で、ソ連初の2段式のミサイル実験を行ったこと、空中に向け発射したが誰もいないはずのエリアに学生たちのキャンプ地がありほど近い場所に着弾したと。添付された写真には小さな光の束と大きな光が写されています。

説⑥UFO・UMAに襲われた

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放射線量の関係からU F O説が生まれました。放射線量ばかりじゃなくて、ディアトロフ峠ではオレンジ色の光の玉が目撃されています。また残された手記で後から見つけたものに「確かに大男は存在する!見たこともない大男が」という一文が含まれていました。手記は隊長のものでした。

にわかには信じられませんが、事件自体が謎に包まれていますからイエティ説も消すわけにはゆきません。マンシ族のアルビナアヌヴァは事件の当日はまだ5歳でした。親と狩に行った帰りの日暮れにヒューと森に響く音を聴きました。それは言い伝えには山にはイエイティーがいて、シカなどの動物の舌を引き抜いてしまうというものです。

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それ以来、村人が姿を消すことが増えたといいます。多くの鹿の死体が見つかり舌が抜かれているものが増えたと言います。マンシ族ではメンクと呼びます。コーカサスではアルマスティ、シベリアではカクシャと言い、すべてイエティのことです。

ディアトロフ峠事件の真相は?地球の内部に潜む存在の犯行?

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ディアトロフ事件にオカルトやSF仕立ての話しも盛り込まれています。むしろ自然現象や殺人説の方が少ないのです。それはあまりにも異常な遺体の状態だったからにほかなりません。いろいろな情報を集めるうちにこの事件が現実に起こったこととは信じがたくなります。

地球内部の生命体が隊員達を襲った?

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南極には地下世界に通じる穴が空いて、どの国も領有権を主張しませんでした。過去にアメリカ軍が調査したことがあるのですが、見えない何かによって、軍が大きな被害を受けたことが記録されています。地球内部の穴から、光る生命体が出てきて彼らを殺害したとする説で、カメラに映った発光体がそれだというのです。

この説もアイガー氏によって否定されていますが、もしかしたら気象現象の一種に放電現象もあるため、研究調査すれば、すぐにでも発光体の正体はわかるだろと言われています。それでも、この件に関しては手がかりがないため、地下生命体説も残っいます。地球空洞説は本当でしょうか。

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