大西本人はあまり語りたがらなかったらしいですが、戦時中は中国大陸に徴兵されていて多くの中国人の首を切り落としたそうです。当時の軍隊では新平の教育と称してこのような蛮行が強制されていたそうです。大西は進んでそれを代ってやっていたとも言われています。
なぜか二等兵のまま
大西は中国の戦線に4年間いたそうですがなぜか帰国するまで二等兵のままでした。通例なら兵役1年で一等兵になるらしいですが大西はそうではありませんでした。前述してきた大西の性格から考えると、上官を殴るなど何かがあったと思われています。
悪魔のキューピーと深く関わった人たち
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伝説ともいわれるヤクザ悪魔のキューピー。その人物もすごいですが、関わる人間も大物が多いです。仁義なき戦いなどで知っている人もいると思いますが、美能幸三、小原馨、波谷守之。ここではこの3人についてお話します。
美能幸三
美能幸三は比較的裕福な中流家庭に生まれました。大西と獄中で互いの血で兄弟盃を交わした人物です。後に美能組の初代組長となります。映画「仁義なき戦い」の原型となる手記を書きました。映画では菅原文太が演じています。
小原馨
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盆踊りの会場で大西に腕を切り落とされた人物です。小原組の組長です。小原組と長年の確執があった土岡組の組員に射殺されてしまいます。射殺した組員は小原組の組員である平尾と口論になった時に平尾を刺した松井春吉という人物です。
波谷守之
大西が実の弟のように可愛がっていた人物で、「最後の博徒」とうたわれていました。広島抗争にピリオドを打ち、山波抗争では山口組と対決した伝説の人物です。また大西を通して美能幸三とも接点を持ちました。
梅宮辰夫が悪魔のキューピーを演じる「仁義なき戦い」の見どころをご紹介！
映画「仁義なき戦い」といえば見たことは無くても聞いたことはある人が多いのではないでしょうか。この映画は美能幸三が獄中で書いた自身の極道人生の手記を元にして作られています。ここからは映画「仁義なき戦い」に触れていきます。
仁義なき戦いの見どころ①壮絶な組同士の抗争
仁義なき戦いはそれぞれの争いに主人公だけではなく、所属する組や組織での抗争を描いています。ここではそのシリーズとどこの組同士が争ったかを紹介します。「仁義なき戦い」山守組と土居組、「仁義なき戦い広島死闘編」村岡組と大友組、「仁義なき戦い代理戦争」明石組と山守組「仁義なき戦い頂上作戦」広能打本連合軍と山守組となります。
仁義なき戦いの見どころ➁追及されたリアルさ
この映画は基本的に事実に基づいて制作されています。また演じる役者たちもリアルさを追求したメイクや役作りを行っています。特に梅宮辰夫は本当に眉毛も剃って剃り込みを入れていて、役作りの本気さが伺えます。
仁義なき戦いの見どころ③男たちの生き様
この作品はシリーズを通して、若者たちの情熱、挫折、男の絆が描かれています。命を懸けて己の仁義を貫く男たちの生き様、死に様を見るときっとあなたも胸を打つ何かを感じる事になると思います。
仁義なき戦いの見どころ④血の兄弟盃
仁義なき戦いの作中で梅宮辰夫と菅原文太が刑務所の中で意気投合し兄弟分になるシーンがあります。ですが獄中で盃が無いため、二人は腕を交差させ互いの腕を切り、その血をすするシーンがあります。これは現実に大西政實と美能幸三がおこなったことです。
