座間9遺体事件は死体遺棄から発覚した連続殺人事件!白石隆浩の生い立ちや動機も

さきほどは事件が起きた平成29年の直近の犯人の事について解説していきました。無職やスカウト職に就いていた事からお金に貪欲であった事、さらにはスカウト職で多くの若い女性と接点があった事が伺えたのではないでしょうか。次にもっと過去に遡り、シリアルキラー犯の白石の生い立ちや少年時代について皆さんにご紹介していきます。

サイコパスやシリアルキラー、猟奇的殺人鬼で知られる人物たちの過去の経歴や生い立ちを調べてみると多くが劣悪な家庭環境にあったり、虐待を受けていたり、幼い頃にトラウマがあったケースが多いのです。果たして今回の事件の犯人もまたそういったケースに当てはまるのでしょうか?では彼の生い立ちを見ていきましょう。

白石隆浩は一般家庭の長男として生まれる

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今回の凄惨な連続殺人事件の犯人である白石は、極々普通の一般家庭の長男として生まれました。実は実家が現場からかなり近い場所にあり、車で20分ほどとそう遠くないのです。そしてその実家もごく普通の20坪以上の2階建て一軒家です。更に父親や母親の人柄的にも何ら問題が無かったと言えるのです。では一体どこからいつから人格が歪んでしまったのでしょうか?

世界には母の手によってシリアルキラーに育て上げられたと言っても過言ではない人物もいます。その名はエドゲイン彼もまた猟奇的連続殺人を繰り返すのです。そしてその事件は世界的に見ても一番残虐なモノと言っても過言でないくらいあまりに衝撃的な犯行だったのです。そんなエドゲインについて興味のある方はこちらの記事を合わせてご覧ください。

白石隆浩の家族構成~両親と妹の4人家族~

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シリアルキラー犯の白石の家族構成は、母親、父親、妹の4人家族です。とある取材では白石は3人の家族について自身から見る人物像をそれぞれ語っています。まず母親はとても綺麗な人でいつも美味しいご飯を作ってくれて、何処にも欠点のない女性と話しており、母親とは過去に自身の金銭トラブルが原因で縁を切ってしまっていて、その事を悔やんでいるそうです。

また妹については妹とは縁を切っていませんでしたが、母親と一緒に生活していて別居していたらしく、頭が良く人当たりの良い子と語っており、今回の事件を起こしてしまったことに対して申し訳なく思っているそうです。そして父親に対しても申し訳なく思っていて、幼い頃から働きづめていて忙しくしていたと語っています。父親とはお互いにかなり良好な関係を築いていました。

白石隆浩は「気の優しい子」?

一番仲が良かったとされる父親からは気の優しい子といつも可愛がられていた事が分かっていて、白石が仕事を辞めて実家に戻ってくる際も、父親は優しい長男が帰ってくると喜んでいたそうで、また事件が起きた平成29年の夏には実家の愛犬が体調不良になってしまった時には、白石がよく面倒を見てくれて優しい子であることを父親は再認識したらしいです。

少年時代から気の優しい子であることが垣間見れるエピソードが多々あったらしく、近所の方には父親はよく息子である白石の事を優しい子であると話していたのです。恐らく我々以上に家族である父親はなんでそんな子がという疑問に駆られている事でしょう。一体白石は事件後家族に何を告げて、どのように謝罪したのでしょうか?

父親は自身の教育不足に後悔の念を示している

今回の事件、犯行の中ではSNSを悪用した手口で犠牲者たちをおびき寄せていますが、父親は犯人が幼い頃からSNSの恐ろしさについて伝えて教えてきたそうなのです。皮肉にもそれが叶わず結果的にSNSが悪用され猟奇的連続殺人事件を引き起こしてしまったのです。父親は今もどう教育していればよかったのか?と自問自答の日々を送っているそうです。

座間9遺体事件の裁判・判決は?

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ごく普通の家庭環境で優しい父親や欠点のない母親の元で育てられた白石はどこで道を踏み外してしまったのでしょうか?あまり知られていない学校生活で何かあったのでしょうか?謎は残るばかりです。さて9人もの犠牲者たちに対して非人道的な行為、数々の犯行を及んだシリアルキラー犯の白石はどのような罪が言い渡されたのでしょうか?

歴史的に見ても世界的に見てもトップクラスに猟奇的殺人を犯しているので、当然死刑を望む声も多いのではないでしょうか?また読者の皆さんでしたらどんな判決を言い渡しますか?実はその裁判・判決は驚くべき真相があったのです。ここでは今回の事件の裁判や判決結果について皆さんに解説していきます。

座間9遺体事件罪状「強盗・強制性交等殺人および死体損壊・死体遺棄」

犯人が行った犯行を噛み砕いてまとめるならば、性的暴行、絞殺害、死体遺棄、遺体解剖、金銭略奪でありこれらを僅か2か月間で9人もの犠牲者たちに犯行を及んでいるのです。そしてこれらの所業の数々を裁判的には『強盗・強制性交等殺人および死体損壊・死体遺棄』という罪状で扱います。

聞くからに見るからに重そうな罪状ですが、実際にはこれらの罪状を複数名9人もの犠牲者を対象しているわけですから、もっとその罪は重くなるのは間違いないでしょう。果たしてこの罪状に対してどんな判決が言い渡されることになるのでしょうか?次に判決結果について皆さんに解説していきます。

判決は未だに出ていない!1年以上たっても判決が出ない理由とは?

実は2019年現在令和になった今でも判決は未だに出ていないのです。しかも当の犯人は自分が不利になる様に正直に犯行の数々を詳しく供述しているのです。ではなぜ1年以上経っても判決が出ていないのでしょうか?その原因は犯人の精神状態による責任問題の有無、裁判の仕組みに問題があったのです。

まず起訴に約6か月という時間を要し、その後に証拠や犯人の状況などを整理しなくてはならない公判前整理手続きにも約6か月掛かり、そして一番初めに行われる裁判、その次の高裁、最高裁にそれぞれに1年以上もの時間を有するのです。つまり実際に判決が下されるのはまだまだ先の事だという事が分かるのです。

白石容疑者「後悔や申し訳ない気持ちは一切ない」

驚くべきことにシリアルキラー犯の白石は自分が殺害した9人の犠牲者たちに対して、謝罪する様子が全く見られていないのです。そればかりか彼は『公開や申し訳ない気持ちは一切ない』と供述しているのです。8人の被害者女性は自殺願望があったとはいえ、本人も供述しているが本当に死のうとは思っていなかったのです。

更に彼は9人の犠牲者たちの事を、初めから自分の欲のはけ口の対象者としか見ておらず、自身がお世話になった家族や職場の先輩、友人などの大切な人物たちとは別の世界の人たちと称していて、それゆえ自身の中で線引きができている為、後悔の念や謝罪の意が全く生まれてこないと語っているのです。考え方も極めて異質で、まさに典型的なサイコパスと言えるのではないでしょうか?

座間9遺体事件被害者は自殺志願者!SNSの悪用も話題に

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この事件が起きる前にもいわゆる裏サイトなどで自殺志願者が集うサイトなどの存在が問題されていましたが、今回悪用されたのは世界的に利用されている最大級のSNSであるTwitterだったのです。この事はかなり話題となりまた問題視されセンセーショナルを集めました。

こちらの見出しでは改めて犯人が犠牲者たちをおびき寄せた悪質な手口がどういった物だったのか?整理してまとめていきます。またこの事件の後手口に使われたSNSではどのような変化や影響があったのかも皆さんにご紹介していきます。皆さんも便利なSNSを普段自然に利用しているはずでしょうが、くれぐれも正しく安全に利用するようにしてくださいね。

事件ではSNS「Twitter」を通じて自殺希望者の女性に声を掛けていた

今回の事件では世界的に利用されている最大級のSNSである『Twitter』内で、犯人は自殺幇助するような内容であったり、自らも自殺志願者であると装うアカウントを複数作成して、そのアカウント内でそれらに関する知識や内容を呟いていたり、実際に『死にたい』『死のう』と言った呟きをしている女性アカウントに対してリプライやDM送っていたのです。

こうして声をかけて回りコンタクトを取って、その後8月に入居した集合住宅の一室で一連の非人道的な犯行に及ぶのです。つまり昔では考えられないような、顔も見た目も、何処に住んでいるかも知らない見ず知らずの人たちと交流ができる便利なツールを、殺害するターゲットをおびき寄せる為に悪用したという事なのです。

座間9遺体事件をきっかけにTwitterのルールが改定された

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結果的には犯人を逮捕するきっかけとなったのも同じくTwitterとなっていたわけで、第二現場と言っても過言でないでしょう。事件が逮捕された後Twitterの日本内でのルールでは、新たに自殺に関連するtweetや自傷行為に関する様なtweetをした場合は、即刻アカウント停止や凍結させるという決まりを新たに設ける事になりました。

当然の処置と言えますが、この事件が起きる前はかなり無法地帯であった事が伺えるのです。SNSというコンテンツも時代と共にどんどん多様化が進み、ユーザーも増えて行っています。安全に使用してもらうためにも、運営サイドだけではなく我々利用者ももう一度正しい利用方法や使い方を考えていかなくてはならないのではないでしょうか?

座間9遺体事件の犯人「白石隆浩」自身が語る殺害の手口

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今回の事件の犯人、シリアルキラー犯の白石がターゲットにした犠牲者たちをおびき寄せた手口についてはよく理解して頂けたはずです。では実際に殺害当日はどのような手口で相手を殺めたのでしょうか?どのようにして相手の警戒を解いたのでしょうか?その巧妙で卑劣な手口について、張本人である彼の口から語られました。

ここではそんな巧妙で卑劣な手口について皆さんに解説していきます。この事件以外のシリアルキラーたちのも皆同じように巧妙で卑劣な手口を用いて殺害に及んでいる事が多いのです。皆さんもよく把握してどのようにして対策するのか、事件に巻き込まれないためにはどう注意すればよいか考えながら読んでみてください。

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