エリサ・ラム事件とは?奇妙な行動の末怪死した事件の謎と真相を考察

200人以上乗ることができる大きな飛行機が忽然と消えてしまったのです。その為さまざまな憶測が生まれることとなります。

ついに機体の一部が見つかる

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多くの人が事件を忘れてかけていた2015年7月、インド洋に浮かぶレユニオン島において、突如機体の一部と思われる残骸がみつかります。その時、行方不明になってからすでに一年以上が経過していました。

搭乗者は全員死亡?

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搭乗していたのは乗員と乗客合わせて239名でその多くはマレーシア人でした。不可解な事に搭乗者は誰ひとりとして発見されていないのです。マレーシア政府は残骸が見つかるよりも前の段階で、早々に搭乗者の全員が死亡したと結論づけました。これに搭乗者の家族達は不信感を募らせました。

いったいどこへ消えたのか

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370便も離陸後しばらくは管制に通信を行っていました。当局はどこまでの飛行を把握していたのか詳しく見ていきましょう。

ベトナム付近までは交信していた

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離陸してから50分ほど飛行した頃、機体はベトナム南部の海上付近を通過したことは管制の交信により確認されています。しかしそれ以後無線機機器での通信は途切れてしまいます。尚、救難信号などは何も出されていませんでした。

引き返そうとした?

マレーシアの軍事レーダーの情報では、機体がクアラルンプールにまた戻ろうとした可能性があるとしました。そして南シナ海付近で機体を見失ったとしています。

消えたのはインド洋?

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その後、政府は見解を変えます。イギリスの航空調査機関の調べで、機体が墜落したのはインド洋南部の模様だと発表したのです。まるで南シナ海から注目を反らしたいかのような動きです。

残骸が次々に見つかるが…

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1年以上経っても何も発見されなかったこの事件。しかし最初の残骸発見を期に、その後機体の破片や荷物が多々発見されます。発見された地域はバラバラで、南アフリカ、モーリシャス、マダガスカル、モザンビークなどです。

マレーシア政府はしっかりとした調査結果が出る前に、これらを370便の一部だと発表しています。本当に370便の残骸なのかは不確実と言えるでしょう。

火災の可能性

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少しずつ発見され始めた機体の一部ですが、その中に、焼け焦げた状態で発見されたものがありました。それはマダガスカルに漂着した機体の一部と乗客の物らしき荷物でした。そのため、墜落の前後に火災が起きていた可能性がでてきたのです。

火災の原因は整備不良?

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実はこの370便と同じボーイング777型機ですが、衛星アンテナ部分に亀裂があることがわかり、アメリカの連邦航空局は各航空会社に警告を出していました。放置すれば空中分解の恐れもあるという重大な問題です。

また、370便の機体事態が以前に接触事故を起こていました。その際に主翼を修理していたのです。事故に関係があるのかはわかりませんが、、なぜかマレーシア航空は整備記録の公開を拒否しました。

ハイジャックされた?

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実は370便に盗難パスポートを使って搭乗した人物が2名いたことがわかっています。それぞれイタリアとオーストラリアの盗難されたパスポートが使われていました。そして搭乗していた別人はどちらもイラン人でした。ハイジャックや人身売買の説も浮上しましたが、結局結論は出ていません。

機長自身がハイジャックした説

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マレーシアは機長の個人問題にスポットを当てます。彼は野党の党首であるアンワル・イブラヒム氏と個人的な交流があるとともに、熱烈な支持者でした。

気になるのは離陸の前日に、アンワル氏が同性愛容疑で有罪となっていたことです。そのため、判決に不服があった機長が抗議を表すために乗客を巻き込んで自殺した可能性があると報じられました。

東シナ海でもインド洋でもなく?

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政府はまた見解を変えます。軍のレーダーが西へ向かう370便をとらえたデータがあると言い出したのです。

そのためインド洋南部だけではなく、タイ北部にかけた海域に墜落した可能性が出てきたという見方を示しました。新たに捜索範囲が広がったため、捜索を立て直すことになりました。

今でも憶測が絶えない370機墜落事故

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この事件はマレーシア当局の状況説明が二転三転したり、機長の政治問題がリークされるなど情報が錯綜しました。何かの陰謀なのではないかといった説もあり、今でも様々な憶測が飛び交っています。そして遺族からの真相究明を求める声は止みません。

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