徳を積むとは?意味は?人生をプラスに導くため生き方や効果をご紹介!

周囲の魂に対して悪い行いをすると、魂の「苦痛」「恨み」などが業(悪業)となって積まれてしまいます。業(悪業)の量が多い人は、たくさんの『悪いこと』が戻ってくるので、「運が悪い」「他人から恨まれる」「いつも何かに苦しんでいる」など、悲惨な日常を送ることになります。

①他人を貶す、悪口を言う

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他人の悪口を言ってしまうと、内緒話のつもりで話したことも、瞬く間に広がってしまいます。ささやかな愚痴であっても、聞いた人の印象や感情が混ざってしまい、相手に伝わった時には、思ったこともない罵倒に変化していることもあります。

理不尽な発言や、不愉快な振る舞いをする相手には、つい愚痴や悪口が心に浮かんできますが、他人を貶してしまうと、自分の印象も悪くなってしまいます。逆に人を貶さない人は、それだけで印象が良くなり、信頼も寄せられます。

②見返りを求めて行動する

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人に親切にした時、「ありがとう」の一言を期待していませんか?感謝の気持ちや言葉を欲してしまうと、親切は『上徳』ではなく『下徳』になってしまいます。見返りを求めない善行でなければ、徳は積まれません。また、相手の捉え方によっては、善行ではなく押し付けとなってしまい、最悪の場合は業(悪業)が積まれてしまいます。

③自我を無理やり押し通す

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確実に自分が正しいと思っていると、無理にでも自我を押し通そうとしてしまう場合があります。それは善意からくるものであっても、相手にとっては不快な振る舞いです。我の強い人は特に注意が必要です。正否は置いておき、まずは、自我を通すのではなく、自分の正しさを述べるのでもなく、相手の意見を聞き、相手の意見や意思を尊重しましょう。

相手の意見に耳を傾けると、相手の意図がわかります。そして、相手の意図がわかると、相手の本質を見抜くことに繋がります。自我を持つことや、正しいことを伝えるのも大切ですが、相手の意見を聞いて、相手を深く知ることの方が大切だと考え、自我を無理に押し通すのはやめましょう。

④嫉妬心や怒りで行動する

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「嫉妬」「怒り」「後悔」「不安」などは、誰もが持っている感情です。しかし、強いネガティブな感情で行動してしまうと、自分だけではなく周囲にも悪影響を与えてしまいます。強いネガティブな感情は、「嫉妬心は向上心」「怒りは変化のきっかけ」など、強いポジティブな感情に変化させてしまいましょう。

⑤NOの意思表示をしない

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不当だと感じることや、正しいとは思えないことには、拒絶の意思表示をしましょう。意思表示をしない場合、肯定していると思われることがありますので、断固として譲らない姿勢を示しましょう。自分の意思を貫くと、不要な人間関係が削ぎ落とされ、必要な人間関係だけが残されます。勇気ある姿勢に共感した人も、惹かれて集まってきます。

徳を積むことは死後に関係する?

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徳は、輪廻している自分の魂にも影響を及ぼします。徳と悪業の積み重ねた量や、今際の際の心の状態によって、来世の境遇が決まります。徳の高い人は、今際の際であっても、醜く生に執着することや、後悔で嘆くこともなく、実りある毎日を送ることができて、自分の人生は楽しかったと、きっと心から満足して穏やかに生涯を終えるでしょう。

仏教の教えが関係している

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仏教では、「行為や行動には結果が生じる」という因果論によって、人の行為や行動を善と悪に分けています。善行を重ねて徳(功徳)を積んだか、悪行を重ねて業(悪業)を積んだかによって、来世の境遇が決まるとされています。

徳が高いと極楽浄土に行ける

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仏教の最終目的地である『極楽浄土(仏界)』や、天人の世界である『天道』に行くことができるのは、たくさんの徳を積み、悪業を最小限に抑えた人だけですが、浄土信仰の影響により、「特別に悪いことを行った人だけが地獄に行く」「普通の人は極楽浄土に行くことが出来る」と漠然と考えている人もいるようです。

徳が低いと地獄に落とされる

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徳の量が少なく、業(悪業)の量が多い人は、地獄道に落とされてしまいます。地獄道では、悪業の罪の意味を深く刻み込まれ、少しずつ悪業の量を減らしていかなければ、次の転生ができません。業(悪業)の量が物凄く多い場合は、永い時間を地獄道で過ごすことになります。

徳が高いかどうかはオーラでわかる?

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徳の高い人はみんな、特別な雰囲気を持っていますが、雰囲気だけではなくオーラも、「光輝いている」「色が繊細で明るく美しい」「澄んでいて透明感がある」「丸みを帯びている形」「サイズが広くて大きい」など、普通の人とは違っています。

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