【東電OL殺人事件】概要と冤罪の人物の現在、真犯人の考察と陰謀説も解説!

1968年に発生した窃盗事件ですが、被害金額が3億円となり俗に3億円事件と呼ばれている事件も未解決のまま時効を迎えています。白バイに扮した人物が車を止めさせ発煙筒を使って爆発物と偽り避難させたあと現金を強奪した事件になります。

目撃者の証言などによりモンタージュ写真まで作成され、事件解決は早いのではと目されていましたがその後有力な手掛かりを得ることができず、窃盗事件の時効は当時2年であったことから、1970年に時効が成立した事件となります。

東電OL殺人事件の類似事件⑤

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1979年に京都で起きた長岡京殺人事件も、犯人不明のまま未解決となった事件となります。スーパーでパート勤務をしていた女性二人が勤務終了後山菜取りに出かけ行方不明となったのが発端になります。

2人の遺体は、2日後に発見され一人は絞殺・もう一人は刺殺であり山で遭難したことによるものではなく、また被害者の1人の衣服のポケットから「追われている」「この男の人悪い人」とのメモが発見されており他殺なのは明らかでしたが捜査は難航し情報を得ることができないまま時効が成立した事件となります。

他にも冤罪事件は発生している

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今回紹介した東電OL殺人事件以外にも、残念なことに日本には冤罪事件が数多く存在しています。昔は取り調べにおいて長時間の取り調べや暴力的な取り調べに対して無実にも関わらず犯行を自供してしまうこともあったそうです。数ある日本の冤罪事件や今も冤罪を訴え続けている事件をいくつか紹介していきます。

冤罪事件①足利事件

1990年に栃木県の足利市でパチンコ店の駐車場から行方不明になった少女が翌日に河川敷で遺体で発見された、殺人・遺体遺棄事件となります。事件発生の翌年に菅谷利和さんが被疑者として逮捕起訴されており無期懲役の有罪判決が下っています。

しかし、2009年の再鑑定で遺留物のDNA型が菅谷利和さんのものとは一致しなかったことから冤罪であることが明らかとなり、菅谷利和さんは釈放されています。その後の再審で菅谷利和さんは無罪となりましたが、事件の真犯人は明らかにならないまま時効を迎えた事件となります。

冤罪事件②大阪御堂筋線痴漢捏造事件

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2008年2月大阪市営地下鉄御堂筋線の電車内で突如女性が泣き崩れ、当時58歳の男性に痴漢をされたと訴えました。その直後、女性の交際相手男性が目撃者を装って現行犯逮捕した痴漢捏造事件で逮捕された男性は否認していましたが、女性はすぐに被害届を出しており、交際相手の男性も「この男性が痴漢しているのを見た」と証言します。

被疑者とされた男性は、「見たと言っている人がいるから白状しろ」と言われ被疑者の男性の言い分を警察は聞いてはくれなかったと語っています。被害者の女性は事件当時衣服の任意提出を何度も求められその結果「恋人が『金がいるので示談で金をせしめよう』と言った」と自首したことにより釈放されました。

冤罪事件③豊橋事件

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豊橋市で1970年に起こった火災現場から、親子3名の他殺体が発見された事件になります。母親は犯人とされる人物に強姦された後で殺害され、子供2人は放火による焼死という、非常に残酷極まりない犯罪になります。8月に被疑者として21歳の男性が逮捕起訴されており初公判では容疑を認めていましたが2回目の公判で否認を始めます。

検察側は、「被告人の無罪を証明する証拠」を持っていましたが公判では隠匿して死刑を求刑しています。ところが、被告側が「警察が冤罪を作り上げた過程」を明らかにしたため、無罪判決が宣告され、そのまま確定しています。被疑者とされた男性は無実となりましたが、その後真犯人が逮捕されることなく、未解決となっています。

冤罪事件④袴田事件

1966年の6月に静岡県清水市で発生した強盗殺人放火事件となります。この事件の犯人として逮捕起訴されたのが袴田巌さんで裁判で死刑が確定しています。袴田巌さんは冤罪を訴えており2014年3月に死刑と拘置の執行停止と裁判の再審を命じる判決でましたが、2018年6月11日に高裁で再審請求が棄却された現在最高裁に特別抗告中です。

日本には冤罪被害者・逮捕起訴されるも無罪となった人がたくさんいる

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実刑を受けて後に冤罪と判明した冤罪被害者や、逮捕起訴されて無罪が証明されたひとは日本の事件の中では数多く存在します。かれらもまた司法における被害者であると言ってもいいでしょう。警察や検察が権力を持っている以上、暴力などにより自白を強要することはあってはならないことです。別の冤罪事件の真相の記事はこちらを御覧ください。

他にも冤罪とされる事件、無実を訴えている事件

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  • 名張事件:1961年に起きた事件で犯人とされる男性には死刑判決が出ていますが現在も再審請求中の事件になります。
  • マルヨ無線事件:1968年に起きた事件となり、地裁で死刑判決が下り上告していますが棄却され死刑が確定している事件となりますが、この事件も被告人とされる人は無罪を主張しており現在も再審請求を行っています。
  • 日野町事件:1995年に無期懲役が確定している強盗殺人事件になりますが、こちらも再審請求をしている最中の事件となります。
  • 小石川事件:2002年に起きた事件で、2004年に無期懲役の判決が下り最高裁で上告が棄却された事件になります。こちらも日本弁護士連合会が支援しており再審請求中となります。
  • 吉田巌窟王事件:正式な事件の年の記録は残されていませんが大正時代に起きた強盗殺人事件になります。主犯格とされた人物が無実を訴え続け約半世紀後に無罪が確定した事件になります。
  • 東住吉事件:火災現場から女児の遺体が発見され、内縁の夫と女児の母親が逮捕され無期懲役の判決がされた事件になります。拷問により自白を強要されたとして再審請求をし2016年に再審により無罪判決となっています。

外国人が日本で犯した犯罪

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日本での外国人による犯罪は、1985年ごろから増加傾向にあり2000年には一度減少するも再度上昇し2004年に最多を記録しています。言葉の通じない国での生活からのストレスによるものなのかは不明ですが、来日する方や日本に在住している外国の方の犯罪に対してこれからも注意が必要となってきます。

来日中国人による犯罪

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来日中国人による犯罪は1987年以降2017年まで国籍別1位となっており、凶悪犯罪も多く発生しています。検挙した数は、2004年に約17000件、2005年は約17,00件となっていましたが、以降緩やかに減少に転じています。しかし、2017年には来日外国人犯罪検挙数の約30%を占めるなど、現在も高い割合にあるです。

2015年になると「日本国内で犯罪を行い、国外に逃亡している者もしくはそのおそれのある者」の人数は、中国人は外国人の国外逃亡者数の半数近くを占めています。2015年末の統計では、国外逃亡している被疑者の数は約37%が中国系(台湾・香港を含むと40.%超)となっており、続いて日本人が16.1%となっています。

来日ブラジル人による犯罪

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来日南米人の中で、特にブラジル人の凶悪犯罪は多い傾向にあり、日本人による凶悪犯罪率の約4倍が南米人・ブラジル人です。祖国であるブラジルに逃亡することも多いと言われています。祖国に逃亡する大きな理由の1つとしてははブラジルの憲法の一部や日本と犯罪者引渡し条約がないことを利用していると考えられています。

来日ベトナム人による犯罪

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2017年(平成29年)の来日外国人検挙件数で 中国の約30%(台湾・香港等は除く)となっており、続いてベトナムが約24%で国籍別2位となっています。凶悪事件だけでなく万引きなどの軽犯罪では約63%と外国人犯罪で最も高い割合となっています。

在日韓国・朝鮮人による犯罪

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在日韓国朝鮮人の犯罪件数は特別永住者の人口が減少したことにより、韓国人・朝鮮人の犯罪の件数は、減少傾向に転じてはいますが、減少しているとはいえベトナム人、中国人の犯罪件数に次いで割合は大きくなってしまっています。

1959年の帰国事業に関連する公式文書『北朝鮮関連領事事務』に、政府だけでなく世論も在日韓国人・朝鮮人の犯罪率を問題視していることが明記されており帰国事業に対する日本政府の姿勢に影響を与えていたとされ、この点を問題視している傾向があります。

在日中国人による犯罪

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在日韓国・朝鮮人についで在日中国人の犯罪件数は二位となっています。 また、来日中国人による検挙者数は中国籍が最多となっています。ヒットアンドアウェイ型とされる来日中国人による犯罪が増加している事については、日本国内に支援・加担する在日中国人の犯罪ネットワークがあるとの見解があります。

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