幽体離脱はどんな現象?やり方や原因、危険性についや体験談を徹底解説!

現在は感覚遮断装置・アイソレーションタンクによる安全な実験が可能になっています。内部は塩水で満ちており、音や光を遮断した状態で浮かぶことにより、五感と重力感覚を低下させることができます。

内部で作り出される状況はまさに究極の瞑想状態であり、体外離脱どころか場合によっては本当に幽体が剥離してしまいそうな好条件が魅力です。

タンクでの離脱体験はリラクゼーション?

アイソレーションタンクは特別な訓練や危険性なく刺激を排除できるため、最高のリラックスを求める人たちがリラクゼーションの目的で入ることもあります。日本国内でもサロンやスパに設置されており、疲労回復や心身の治療にも活用されています。

最近気分が落ち込んでいて…ストレスから解放されたい…とお悩みな方にも最適といえるでしょう。

幽体離脱の瞬間をとらえた動画

mohamed_hassan / Pixabay

離脱体験のイマジネーションを高めるためには、視覚的な経験を積むのもひとつの手段です。ここからは、世界各国で撮影された「肉体から魂が離れる瞬間」をとらえた動画集をご紹介します。

必然的に死亡・事故の映像になりますので苦手な方はご注意ください。あくまでも想像力を高めることが目的ですので、恐怖を感じてはむしろ逆効果です。

幽体離脱の瞬間①

おそらくホームレスと思われる荷物を引きずった男性が、軒下の路上に寝そべります。やがてその姿が二重になり、半透明の姿だけがゆっくりと離れ・・・。

服装までくっきり見える鮮明な映像です。幽体は寝そべった自分の姿を見下ろすものの、そのまま立ち去っています。彼はこの後どうなってしまったのでしょうか?目を覚ましたのか、それとも…。

幽体離脱の瞬間②

中国の病院で亡くなった女性の遺体から、薄布のように影が浮かび上がり、消えていくまでを映しだしています。

この影が女性の魂魄そのものであるか、または彼女の魂を連れ去る何らかの存在なのかは確定していません。海外ネットでじわじわと話題が広がり、日本でも拡散されるようになりました。

幽体離脱の瞬間③

交通事故現場で起きた、人の魂が抜け出ようとしている瞬間の画像です。ちょうど被害者の真上に白いもやのような影が写されています。

撮影者はたまたま現場に居合わせ、謎の不思議な感覚におそわれ撮影してしまったとのこと。ヤラセを疑う声もありますが、この画像をアップロードした時点で撮影者は被害者の死亡を知らなかったといいます。

魂が離れると人は妖怪になる?

妖怪たちのいるところ

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魂離(りこん)病という言葉を聞いたことがありますか?魂が肉体から離れる現象、まさに幽体の離脱を指し、古くは中国より渡来してきた言葉でした。

文字通り、かつては病気の一種であると信じられていました。この「幽体離脱病」を患った者が、時にあやかしとして扱われてきた記録が、数々の怪談を生み出してきたのです。

ろくろ首

ろくろ首はその長すぎる首でよく知られた妖怪ですが、これは肉体の一部のみが離脱現象を起こしている状態といわれています。

恋しい人に会いたい、あいつが恨めしいなど、対象に強い執着を抱くことによって起きるのだとか。実はろくろ首伝承は誤解の結果生まれたものであり、本来首(魂)は伸びるのでなく分離して飛んでいくものとされています。

影の煩ひ

別名影の病とも呼ばれ、熱病のようなものとされている、影の煩ひ(かげのわずらい)。病人が二重に重なって(または二人に)見えて、本物がどちらか分からなくなる現象と言われています。

これは病気により生命力が低下し、病人の魂が離れかけている状態だからでしょう。

ドッペルゲンガー

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ドッペルゲンガーは自分とうり二つ、いえ自分そのものの姿をした別人が現れ、自分の知らないうちにいるはずのない場所で活動する現象です。ドッペルゲンガーは凶兆のしるしであり、自身で目撃してしまうとやがて死亡するとされています。

これは怪異によって殺されるというより、死の近くなった人物が魂離を起こしているためと考えられます。

生霊

最も基本の離脱現象、それが生霊です。生きながらにして魂が肉体を離れ、怨みのある人物に祟りをもたらすとされていますが、それ以外にも心残りであることや、家族の身を案じて出没することがあります。

古くは古典文学の源氏物語や今昔物語集にも登場する、現代日本人にもよく知られている代表的な魂離病の一種です。

夢遊病=魂離病?

また怪奇現象だけでなく、睡眠時遊行症、いわゆる夢遊病を魂離病と呼ぶこともあります。

確かに肉体と意識が連動していない点は似ていますが、こちらは単なる病気であり、また通常の離脱体験と違って当人には記憶が残りません。それでも、数百年前の人が見たらこの不思議な病も、あやかしのしわざとして扱われたかもしれません。

幽体離脱が題材とされている映画

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もっとも手軽に離脱を味わう方法、それはフィクションの力に頼ることです。ここからは離脱体験をテーマとした映画作品をご紹介します。

製作者それぞれが想像する「人から魂が抜けるって、こういうことなじゃないだろうか?」「抜けたらこういうことが起きるものじゃないのだろうか?」という、満ち溢れる創作意欲をお楽しみください。

インディシアス


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ある屋敷に引っ越してきた一家に、屋根裏からはじまった怪奇現象が忍び寄りはじめます。そしてある日急に次男が意識不明、異常の見つからないまま寝たきり状態に陥ります。

魂が奪われかけている我が子を救うため、父親が闇の世界を相手に戦います。アメリカで高い評価を得て、シリーズも4作目まで作られている大ヒット作品です。

ISOLA 多重人格少女


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「黒い家」「悪の教典」などで知られる貴志祐介原作のホラーミステリー映画。サイコメトリーの能力を持つ主人公が、霊体を飛ばし人を死に至らしめる少女と出会います。物語が進むにつれ、霊体の真実が明らかになっていき…。

作中には、先に紹介したアイソレーションタンクが重要なアイテムとして登場します。

DESTINY 鎌倉ものがたり


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昭和59年から続く漫画作品が原作です。妖怪や幽霊などあやかしが当たり前に暮らす鎌倉で、ミステリー作家とその妻が織りなす日常を追ったファンタジードラマです。

物語の中、主人公は黄泉の国に行ってしまった妻の魂を追いかけます。世界観も含め良作と名高い作品であり、宇多田ヒカルの歌うテーマソングも名曲として注目されています。

幽体離脱は誰でもできる夢の体験

28日間でマスターする 幽体離脱トレーニングブック

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幽体離脱は特殊な霊能力や才能がなくても、誰でもチャレンジできる新世界の体験ですが、反面、魂が肉体から離れることは危険も伴うので、実行する際は充分注意するようにしましょう。

この記事をもとにいろいろ思考錯誤しながら、自分にとって一番合ったやり方を見つけてください。身につけることができたらあなたの人生観が一変するはずです。

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