【千駄ヶ谷トンネル】都内有数の心霊スポットの検証など徹底解説!

そのような音源の一部は「削除したはずのコーラスがかすかに残ったもの」や「複数の音を重ねたら偶然声のように聞こえた」と説明されているものもありますが、一方で「霊の声が入っている音源のほとんどはビクターでレコーディングされた」という都市伝説もあります。

逆さづりの女があらわれた?

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この音楽関連会社のビルに勤めていた女性が千駄ヶ谷トンネルの「逆さづりの女」と同様の霊を見たという話です。仕事が終わり、近くのコンビニで買い物をして帰ろうとした時に、登録のない番号から電話がかかってきました。出てみると女性の声で「忘れ物をしている」ということらしく、勤め先に戻りました。

建物の入り口の脇に扉で仕切られた階段があり、そこから電話の主らしき声でその人を呼ぶ声がしたので、扉から中を覗こうとしたら上から逆さまの女の顔が現れたというのです。とっさに逃げた彼女をソレは建物の外まで追ってきたのですが、途中で千駄ヶ谷トンネルへ向かっていったというのです。

千駄ヶ谷トンネルには曰くつきの理由がある?

「殺人などの事件の現場になった」や「そこで事故が起きた」など、心霊スポットと呼ばれる場所にはいわゆる「曰くつき」の理由があるものです。千駄ヶ谷トンネルにもそのような「霊が出てもおかしくない」理由があるのでしょうか、調べてみました。

千駄ヶ谷トンネルは東京オリンピックの時にできた

千駄ヶ谷トンネルを通る道路は終戦後の1946年に計画され、1964年の東京オリンピック開催に合わせて整備されました。千駄ヶ谷トンネル自体は1964年3月に開通しています。道路がオリンピック開催に間に合わせるように急ピッチで整備されたため、千駄ヶ谷トンネルは他にはない特徴を持つことになったらしいのです。

千駄ヶ谷トンネルの場所は当時お寺の墓場だった

渋谷区千駄ヶ谷二丁目には「仙寿院」というお寺があります。ここは江戸8代将軍の徳川吉宗を輩出した紀州徳川家の菩提寺としても知られています。実は、現在千駄ヶ谷トンネルがある場所というのは、もともとこの「仙寿院」の墓地があった場所なのです。

千駄ヶ谷トンネルを通っている道路は、原宿方面から国立競技場に向かうための幹線道路を増やすことを目的に整備されたらしいのです。周辺の道路は細く入り組んでいるので、「競技場に向かうための幹線道路」というのは一理あるのですが、なぜ、あえて「墓地のある場所に道路を整備したのか」は明確な情報は見つかりませんでした。

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