【千駄ヶ谷トンネル】都内有数の心霊スポットの検証など徹底解説!

結果としてはこの動画内では噂に出てくるような現象は何一つ確認できませんでした。BGMでそれらしい雰囲気を作っているものの、絶えず車が通っていて怪奇現象と呼べるものも起きず、心霊スポットを訪れているとは思えないほど「怖い」感じのない動画です。しかし、少々気になる点があります。

千駄ヶ谷トンネルでの謎「男女の楽しそうな声」

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動画内に「人の声」と思われる音がいくつか聞こえました。車通りはあるものの、フィッシャーズのメンバー以外は人がいる様子は無いのですが、「男女の楽しそうな会話」とも聞き取れる音(声?)が入ってるのです。

動画のコメント欄には、実際に千駄ヶ谷トンネルで「こんなことがありました」といった体験談的なものや「男の人の声が入ってる」とか「うめき声が入ってませんか?」など、所々に「音」「声」に関するコメントがいくつかありました。

千駄ヶ谷トンネルも!トンネルで心霊現象が起きやすいワケ

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千駄ヶ谷トンネル以外にも「トンネル」というのは全国的にみても、心霊スポットとしてよく登場します。心霊特集などでも「トンネル」に限定してランキング形式で紹介しているものまであります。ここでは、なぜトンネルでは心霊現象が起きやすいのか、その理由に迫ってみましょう。

昔トンネル建設には人柱が使われていた

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昔は、トンネル建設は難工事であり、工事中に事故が起きて作業員が亡くなったりして工事が中断することが少なくありませんでした。そのため、トンネル建設の際には事故が起きないように祈願する為、人柱が使われたことがあります。実際、そこでの心霊現象はこの人柱となった人の霊が影響してるとも言われているトンネルもあります。

地下水がしみてきてより霊が好む環境が整う

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トンネルはその構造上、地下水がトンネル内にしみてくることよくあります。特に古いトンネルでは、天井や壁のヒビから常に水が滲み出てきているのを見かけます。「霊」と「水」には密接な関係があると考えられていて、水場は霊が集まりやすい場所とされています。このことから、トンネルは霊が集まりやすい条件に見合った場所と言えます。

トンネルは異世界との境界

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日本の神話には、イザナギが亡くなった妻であるイザナミのことを忘れられず、死後の世界である「黄泉の国」まで会いに行ったとあります。この黄泉の国に行くため出入口が「トンネル状の道」であったことから「トンネル」=「異世界との境界」という考え方があります。

千駄ヶ谷トンネル以外にもある!全国最恐トンネル心霊スポット

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日本には心霊スポットと呼ばれるトンネルが、千駄ヶ谷トンネルの他にも数多くあります。実際に事件の現場になったものや、黒い噂のあるものなど、「国内最恐」クラスのトンネルを3つ紹介します。

千駄ヶ谷トンネル以外も!心霊トンネル①旧犬鳴トンネル(福岡)

福岡県にあるトンネルで、犬鳴峠の近くにある正式には「犬鳴隧道」と呼ばれるトンネルです。現在ではトンネル自体は封鎖されていますが、訪れた人の怪奇現象、心霊現象、恐怖体験の情報が後を絶ちません。また過去に殺人事件が起きたことでも有名です。

千駄ヶ谷トンネル以外も!心霊トンネル②常紋トンネル(北海道)

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北海道のJR生田原駅と金華駅の間にある、現在でも電車が通っているトンネルです。鉄道関係者の目撃情報が多く、トンネル内に土木作業員と思しき男性の霊が度々見かけられます。このトンネルは人柱を立てた噂があり、過去には壁から人骨が出てきたということです。

千駄ヶ谷トンネル以外も!心霊トンネル③須花トンネル(栃木県)

栃木県の県道208号線上の田沼町と足利市の間にあるトンネルです。このトンネルは明治・大正・昭和トンネルと3つのトンネルがあり、このうちの明治トンネルでは「お年寄りの霊」、大正トンネルでは「女性と子供の霊」の目撃情報が多くあります。

お清めの塩には効果はあるのか?

よく心霊スポットを訪れたり、葬儀に参加した帰りに「お清め」の意味合いで、塩をまく又は体に振りかけることがあります。日本では昔から不吉なことや厄を払うために「塩」が使われていますが、なぜ「塩」なのか調べてみました。

「死」=「穢れ」という考え方

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日本の神道において「死」=「穢れ(汚れ)」と捉え、忌むべきものとされてきました。仏教においては「死」=「穢れ」とは考えていないのですが、日本に仏教が伝来するよりも前に、既にこの「死」=「穢れ」の考え方が浸透していました。

そのため、日本の多くの葬儀では、その様式に関係なく葬儀に参加すると死者の穢れが参列者(生者)に移ると考えられ、その穢れを払うために参列者に「清めの塩」が配られることになったようです。

塩と穢れの関係とは?

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塩は古来より、食品の腐敗を防ぎ長期保存を可能にするため、貴重なものとされてきました。また、「穢れ」が移ることで「腐敗」が進むと考えられていたので、塩には「穢れを払う力」があると言われてきました。この「穢れを払う力」が死後の存在である「幽霊」に対しても有効だとされています。

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