乳袋はどんな表現方法?現実には存在するの?人気の秘密を解説!

乳袋だけが胸の大きさを表現する技法ではありません。技法としてみれば乳袋に近いのですが、より現実的な胸を表す技法がいくつかあります。乳袋から連鎖的に名付けられていった2つの技法をご紹介します。

乳カーテン

出典:PhotoAC

服を着た時に胸が袋状になっているのが乳袋なら、そのまま乳頭部分から布が垂れ下がり、身体と衣類の間に空間ができているものを乳カーテンと呼びます。服で言えばセーラー服等がこの状態を作りやすい衣類です。

乳テント

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乳カーテンの状態から真下に垂れ下がった布をスカートやズボンに差し込み、身体との間にできた空間を閉じたものを乳テントと呼びます。こちらは乳袋や乳カーテンよりもかなり現実的で、実際に学校等で目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。

衣類だけじゃない!胸に関する表現技法

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ここまで紹介してきた乳袋や、その類似した表現は胸の強調を表していますが、いずれも胸部の服の描き方の技法になります。ではここで、分かりやすく服だけでないアイテムを用いた胸の表現技法を見てみましょう。

π/

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ショルダーバッグをたすき掛けにして、胸を強調することを「π/」、通称パイスラと呼びます。これはウェブブログ「dual pony」の管理人であるひなき氏が、あるバラエティ番組で「絶対領域」の呼称が一般に広がったことを受け、自分の好きな「肩掛けカバンで胸が強調された状態」の呼び名を付けたことが始まりです。

ネクパイ

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胸の谷間、またはその位置のへこみの部分にネクタイが挟まれている状態のことをネクパイ、と呼びます。こちらもまた胸を強調する技法で、さらに「胸に物を挟み込む」という状態が想像を掻き立てるイラストに仕上げます。

乳袋は古代ギリシアにもあった?

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「乳袋」という言葉が誕生したのは近年ですが、乳袋を表現する服装は遡るとなんと古代ギリシヤまでたどり着きます。古代ギリシアの当時を生きる人々はどうしてこの様な服装を考え付いたのでしょうか。

古代ギリシアの彫像は胸が強調されている

古代ギリシアの彫像では、胸の下の服の部分がどういう訳か引っ込んでいたり、胸の部分が透けていて肌に張り付いて形が分かるような形状を取っていたりと、まさに現代でいうところの乳袋を形成しています。

正しいかどうかは重要じゃない?

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他にも古代ギリシアの彫刻では、足のラインがはっきり見えたり、ドレープの部分が妙に細かくなっていたりと、現実的にはありえない表現がされています。にも拘わらず古代ギリシアの彫刻が高く評価されているのは、表現技法として人を魅了するからではないでしょうか。

現実ではありえないけれど美しさを強調するから評価される、というのは乳袋以外でも現代のイラストや漫画における表現でいくつか見られます。正しいかどうかではなく、いかに絵を美しく見せるのか、ということです。

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