それではどのような人がこの状況になってしまいやすいのでしょうか。なりやすい人の特徴があるので自分自身に当てはまっているものはないか確認しながら読んでみてください。ほとんどの人が1つくらいは当てはまるものがあるかもしれません。
特徴①基本的に悲観主義
これが根本的な原因とも言えるでしょうが、物事を悪い方へとばかり考えてしまうマイナス思考・悲観主義の人の多くはこの状況になりやすいです。自分のした事、言った事で相手との関係が壊れることを悲観しているがために、好かれたい、嫌われたくないというジレンマに陥りやすいのです。
特徴②臆病かつ繊細
このような性格の人も同様です。自分の思うことを伝えたり行動することで相手を怒らせるのでは、そのことで自分が傷つくのでは?といった不安がつきまといます。繊細であるが故に人よりも気遣いができるなど良い一面もありますが、ジレンマに入り込むと関係を築くことが困難になってしまいます。
特徴③空気を敏感に読んでしまう
恋愛だけではなく、人間関係全般に言えることですが空気を読むことはとても大切で、難しいことです。ですが場の空気を敏感に読み取ってしまう人は人の小さな変化にも気づきやすく、そのため相手の些細な反応から不安を抱いてしまうこともあります。空気を読みすぎて相手を気遣い過ぎるよりも、少しばかり自分の意思を通すわがままさも必要です。
特徴④プライドがかなり高い
これまでは自分に自信がないような人の特徴をあげてきましたが、それとはまったく違った性格でもなる可能性は十分にあります。プライドが高い人にとっては人に良く思われたいという気持ちが人一倍強いです。
駄目なところや弱いところは見せないようにしようとすることで親密な関係を築くのが難しくなってしまいます。プライドは置いておいて、時には弱さを見せることも2人の関係を作る上で必要なことでしょう。
特徴⑤トラウマを抱えている
これまでの恋愛の中でトラウマとなってしまっている経験がある人はあまり少なくはないと思います。過去の相手と今の相手はまったくの別人なのに、もしかしたらこの人とも同じような事になるのではと重ねて見てしまうことでうまく関係を築くことはできなくなります。
過去にあった辛い経験は2度と繰り返したくないと思うのは当然ですし、普通のことです。しかし今現在の相手はその人だけなのです。今後自分や相手との良い関係を築いていくためにも今と向き合いましょう。
特徴⑥恋愛中心の生き方
恋愛至上主義の人は要注意です。生活する上で何よりも重要で優先させてしまうので、その存在が無くなったときに生活がままならなくなってしまいます。そのため恋人に嫌われたら、振られたらという恐怖がつきまといます。恋愛は素晴らしいものではありますが、このことばかりに気を取られないように日頃から注意が必要です。
特徴⑦恋愛以外の相手との接点が多い
職場や学校などで始まった恋愛の場合もその状況になりやすい要素があります。恋人と喧嘩や別れに至った場合、その後の会社や学校の人間関係に良くない影響が出てしまうのではないかといった不安や悩みがあります。身近な関係から発展することは多いと思いますが、恋愛と仕事や他の生活は別物と線引きして気持ちを切り替えることも重要です。
ハリネズミのジレンマを放置してはいけない理由5つ
これまで説明してきたとおり、このジレンマは親密な関係を築く上でとてもやっかいなものです。この状況から抜け出せずに放置してしまった場合、その関係性にどのような悪影響が出てしまうのか説明したいと思います。
放置する悪影響①永遠に辛い日続いてしまう
その人にとって一番の理解者でありたい、そうであってほしい。けれでもそうなれない事への不安や恐怖が常につきまといます。傷つく必要の無いことでも傷ついてしまうことで辛い毎日を送り続けることになってしまいます。
放置する悪影響②最適な距離感がわからない
その状況を放置しても相手との距離感が変わることはありません。失敗してしまう怖さはわかりますが、それを乗り越えなくてはいつまでもちょうど良い距離感はつかむことができないのです。少しずつでも相手に近づきお互いにとって居心地の良い関係を築けるようにしなければ悪い状況から抜け出すことは難しいでしょう。
放置する悪影響③相手と進展しない
考えて悩んでしまうことは仕方の無いことですが、いつまでも同じ事を繰り返し考えていても関係は何も変わらないのです。行動を起こさないまま相手との関係を進展させることなど無理なのだから、とりあえず一歩ずつ相手に踏み込んでみましょう。行動しなければ何かが始まることもありません。
放置する悪影響④喧嘩が絶えない
一番近くにいてほしい人に自分の意見や悩みを言えないことは大きなストレスにもなります。そしてその不安定な気持ちはおのずと相手にも伝わってしまうものです。2人の雰囲気が悪化すると険悪な空気になったり喧嘩も増えるので結果的に悪い関係になってしまいます。そうなる前にジレンマから抜け出す努力をしなくてはいけません。
放置する悪影響⑤人間関係を取捨選択できない
自分にとって良くない状況に身を置いていても、相手やその周りの人間関係の今後への影響を悲観してしまいいつまでも関係を断ち切ることができなくなります。生きていく上で必要な人か、悪影響になる人かを見極めて、時には人間関係の整理も必要です。悪影響の人たちの中で生きても幸せをつかむことは難しいでしょう。