彼は帝愛の最高幹部の一人であり、同じく幹部の黒崎とグループのナンバー2の座を争っていました。また、カイジが“仲間の無念を晴らすには利根川を倒さねば”と考えるほどに、彼は手強い存在でした。
またその後ゲームを行う中でカイジが、その卑劣さ・猛者であったことや、潔さ・気高さを回想させるようになる人物でもありました。
廃人になったとのうわさ
この回以降に利根川が作中に登場することはなく、グループ内では失脚したことが伺えます。シリーズ第3部「賭博破戒録カイジ」でやっと、廃人同様になったという情報だけが書かれました。
沼パチンコ編では写真が登場
このシリーズ第3部では「沼パチンコ編」が展開されていきます。この賭博の舞台となった場所で、利根川の“かつての功績”の写真をカイジが発見しました。
沼パチンコとは
これは、帝愛が主催する裏カジノに設置される「沼」という名前のパチンコ台です。1玉4,000円という規格外の設定で行われる賭博に、悪戦苦闘するカイジと仲間たちの様子が描かれました。
映画では焼き土下座は無し
映画版カイジでは、さすがに焼き土下座の実現には至りませんでした。Eカードで敗れた利根川は、カイジたちのスタート地点でもあった「地下送り」になったというのが、映画のシナリオです。
人間のドス黒い部分を描写しているこの物語ですが、映画で再現するには過激すぎる場面だったためではないでしょうか。
Contents
焼き土下座の海外の反応
カイジは海外でも注目され、英字幕版のものが存在しています。そしてこの焼き土下座を目の当たりにした海外の方は皆、口をあんぐりとさせることとなりました。
目を細めたり手で顔を覆ったりと、その場面を見た瞬間に多くの人が苦しそうに顔を歪めました。
ここからもこの異様な土下座が国や老若男女問わず、強烈なインパクトを与える行為であることが伝わります。利根川の焼き土下座を見て心が痛くなったのは、日本人に留まりませんでした。
焼き土下座の派生ネタ①香炉
人気漫画となった「カイジ」は、キャラクターグッズが多く販売されています。その一つに、この焼き土下座シーンを再現した香炉が、期間限定で発売されました。
利根川焼き土下座香炉
利根川が鉄板に乗り、手と額を付けるまさにそのシーン。苦痛に歪む顔が表現されており、とても苦しそうなところまで正確に再現されています。
本体は約95×80×70mmという、ちょうど両手の上に乗るくらいのサイズとなっています。陶器で作られたこれは桐箱に入った状態で販売しており、箱に書かれた商品名の下には帝愛の判が押され高級感を漂わせています。