大津いじめ事件の全貌!加害者の現在やその後の影響、学校の問題点とは

その後、女子児童は母親にプレゼント予定の手編みのマフラーで自殺を行い、帰らぬ人となったそうです。この事件は、日本国内はもちろんこと、犠牲者が海外の人だったこともあり海外にも報道され、そのことの大きさが世界中で話題を呼びました。

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自殺の原因は、担当教諭と学校校長にあるとされ市と県に賠償金を求める動きとなりましたが、この事件においてはいじめていた児童達への言及はされなかったようです。

滝川高校いじめ自殺事件

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2007年に起きた、兵庫県神戸市にある高校で起きた自殺事件になります。こちらもいめを苦にして自殺を行ったものとして、そこには金銭の要求や、使い走りの強要など悪質なものが多数あったといわれています。

その他にも、被害者男子の机の中などに紙粘土を入れた嫌がらせや、学校の裏サイトと呼ばれるところで裸の写真を掲載されるといった被害にも有っていたようで、非常に悪質な行為に合っていたことが分かっています。

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調査を進める中で、学校側は当初はいじめを否定していましたが、事件が起きてから2週間がたったときに一人目の加害者が逮捕されました。それを受けて学校側も隠せないと思ったのか、いじめがったことを認めて、その後3人の加害者が逮捕されることとなりました。

自殺した男子生徒は、授業中にトイレに行くといって席を立った後、校舎の4階に上がり飛び降り自殺を舌のだそうです。その際にはポケットの中に遺書が用意してあったといわれています。

追手門学院大学いじめ自殺事件

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2007年に大阪府茨木市の大学で起きた事件になります。こちらもいじめを苦に飛び降り自殺に発展することとなりました。被害者は在日インド人学生で学内で、人前でズボンを脱がせられたり、テロリストの名前で呼ばれたりなどの被害にあっていたといわれています。

毎日のように続く暴言や使い走りといった行為に、とうとう耐えることができなくなり自宅のマンションから飛び降り自殺を舌と考えられています。その後遺書が見つかったのですが、大学がいじめに対して調査を行っていなかったことがその後発覚しました。

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また、この事件では息子が亡くなったことを聴いた父親も自殺を行いました。息子が亡くなって1年ほど後のことです。息子に会いに行くと言い残し同じ場所から飛び降り自殺を行ったのです。いじめは本人だけでなく家族さえも苦しめ変貌させてしまうことが分かります。他のいじめに関する記事はこちら

なぜいじめはなくならないのか?原因と対処法

悲惨な事件につながることもあるいじめ問題。各所では防止のために取り組みがされているとは言いますが、そもそもなぜいじめが起きるのでしょうか。また、被害にあい始めたらどう対処をすべきなのでしょうか。

いじめの主な原因

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いじめの起きる原因は、小学校や高校など世代によっても異なりますが、主な要因としては異なるものを受け入れられないことや自分の心の安定を保つために起こされる行動と考えられています。

また、面白半分といった理由もありますが、ストレス解消のための行動であったり、時には、自分がいじめの対象にならないための回避行動であることも多いようです。

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さらに、そもそもの原因にいじめる側も自宅で虐待を受けていたりして、日常的に暴力を受ける環境にあるために、暴力に対する感覚が欠如するケースもあるようです。

相談した先が取り合ってくれず、そのまま悪化するケースも多く、こういった要因でいじめがどんどんエスカレートするという環境になってしまうのだそうです。

いじめに合った時の対処法は?

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我が子がいじめにあった場合にどのように対処をすればいいのでしょうか。まずは真っ先に気づいてあげることが必要といわれます。学校側や友達から教えてもらうケースもあるかもしれませんが、多くの場合、本人は相談できずに悩んでいるケースが多いです。

心配を掛けたくない、知られたら恥ずかしいという気持ちを持っているために相談自体を悩むのです。その中で、いち早く子供の異変に気づき話を聞いてあげることがまず第一に必要になります。

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そして、本格的にそのいじめが発覚したのであれば学校に相談することが求められます。この時には、手紙や電話などでなく直接責任者と面談する状況にもっていく必要があります。

学校側も事実確認云々と逃れたり、うまく状況が伝わらない可能性もあるためです。学校側への相談が終わったら加害者の子供や保護者と話をすることです。もちろん、この場では学校の責任者も踏まえて話の場をもうけ、確たる証拠も用意しておくとベストです。

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それと同時に、弁護士に相談することも得策です。弁護士の中には、積極で気に学校のいじめ問題に取り組んでくれるひともいます。

そういった人を見つけて協力を仰ぐことで、学校側にも加害者側にも真剣に取り組み、いざとなったら大きな問題となるという意識をお互い持つように持っていくことが必要と考えられています。

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