闇サイト殺人事件とは?死刑執行の神田司、暗証番号の秘密も徹底解説

このドラマでは、磯谷さん親子の目線の内容が多く含まれており、共に過ごした幼少期から判決後も続けられた富美子さんへの取材までを内容としています。富美子さんにも納得していただけるドラマになったそうです。

発展した闇サイト「ダークウェブ」

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この凄惨な事件より12年が経った現在も闇サイトと呼ばれる危険なサイトは存在し、減るどころか発展しています。それらは「ダークウェブ」と名と形を変え、仮想通貨やテロリストが関係するような場所にもなってしまいました。

簡単にアクセスが出来ない

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サイバー犯罪の事件では、ネット上の履歴を追跡することで捜査が行われます。しかしこのダークウェブというサイトは、ユーザーの匿名性を重視したブラウザを経由しており、暗号化され追跡が困難です。また、普通の検索エンジンではサイトを発見できないようになっているのです。

ダークウェブへの対策

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ネットを媒体として拡大する犯罪に悩むのは、日本にとどまりません。2015年にインターポールがこれらのサイトの解体シミュレーションを行う専門プログラムを開発し、多くの国で対策が立てられています。

この様なサイトが関係した事件の被害に、か弱い動物も巻き込まれています。よろしければこちらの記事もご覧ください。

闇サイト殺人事件に類似。もうひとつの闇サイト殺人事件

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ネットを媒介とした凄惨な事件から10年、神奈川県平塚市で類似する事件が起きてしまいました。ある男がサイトへ強盗・殺害の依頼を掲載し、ここで知り合った男2名がその報酬を目的として、当時80歳の女性を襲いました。

平塚・闇サイト殺人事件

依頼を実行した男2名は犯行に恐怖を感じていましたが、それ以上に依頼者からの恐喝に脅え犯行を行います。被害者は殺害され、実行犯2名は無期懲役が科されました。

しかし依頼者は2名の逮捕前に病死しており、どのような目的で依頼を行ったかは謎のままです。

身近に起こりうる犯罪の可能性

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無差別に行われた犯罪をご紹介しましたが、闇サイトが関連した犯罪は誰しもの身近に存在しています。これらのサイトへ、個人情報が流出されている可能性も持っているのです。

気づかないうちに起きている犯罪

この投稿の女性が、2018年に写真を撮られ追跡をされるという被害に遭いました。機敏な彼女の対応に、犯罪の魔の手からは逃れられましたが、念のため警察へ連絡すると「ここ一帯で同じような内容の通報を受けている」という返事が。

「この地域にこの女の子がいる」という情報を、写真付きでサイトへ載せるという犯罪が起きているのです。そのような場所へ載せられれば、身の危険は非常に高くなります。

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このように思わぬほど身近に、犯罪の可能性は存在しています。犯罪も多様化しているので、まずは自分自身の安全を確保できるよう対策が必要でしょう。

闇サイト殺人事件は残虐性の極めて高い悲しき事件

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闇サイトを通して知り合った、素性も分からない見ず知らずの人間が起こしたこの事件は、多くの人の記憶に残る残虐で凶悪な事件となりました。希望をもって生きてきた磯谷さんの未来が壊され、母・富美子さんに一生かかっても消えない傷を残しました。

富美子さんは同じ事件が繰り返されないよう、また様々な事件の被害者の遺族が少しでも報われるようにと、講演会を行い戦い続けています。このような非情な事件が繰り返されないことを祈るばかりです。

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