蛇の種類を日本・沖縄・世界でご紹介!ペットにおすすめの蛇や毒蛇の対策も!

蛇の中には海で暮らすものもいます。リュック・ベッソン監督の1991年の映画アトランティスにも登場しているウミヘビは日本にも生息しているのです。泳ぐ姿が優雅な彼らの毒は、実は陸で暮らすハブやマムシをはるかにしのぐものです。

ですが彼らは牙の短いおとなしい蛇。こちらから構いすぎたり陸に上がっているところを踏んだりなど危害を加えない限りは噛まれる心配はあまりありません。ダイビング中に見つけても、どうかそっとしておいてあげてください。

世界の特徴的な蛇の種類を紹介!

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ここからは世界に存在する3000種以上存在するとされている個性あふれる特徴的な蛇たちについていくつかご紹介していきます。片手に乗るほどの小さなものから巨大になるもの、猛毒を持つものや極彩色と呼べる美しいもの、面白い特徴を持つものまで、改めてその種類の豊富さには驚かされます。

世界最大の蛇!アミメニシキヘビ

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誰もが知っている肉食獣の豹や人間すら食べてしまった記録があるこの蛇の名前は、アミメニシキヘビ。彼らはオオアナコンダという蛇と並び、最大10m近くにもなる世界最大の大蛇です。南〜東南アジアのジャングルに生息しています。彼らの狩りは獲物を締め上げ、息の根どころか心臓を止めてしまうもの。

日本でも許可を取れば(当然かもしれませんが集合住宅の場合はまず厳しいようです)ペットとして飼育することも可能ですが、飼っていた子に飼い主が襲われてしまった事件も世界で度々起きていますから、命がけで向き合わなければならないなかなか上級者向けのペットであることは間違いないでしょう。

最大20cm威嚇も可愛い!ミヤコヒメヘビ

お次にご紹介するのはミヤコヒメヘビ。体長は15cm〜20cmほどとまるで子供のような小ささですが、これでもちゃんと大人の姿なんです。先程ご紹介したタカチホヘビのように暗い色をしていますが光に当たると輝くタイプの綺麗な鱗を持っています。

お腹側は鮮やかな黄色をしています。普段は落ち葉などの下にいることが多いようで、あまり人前には出てきません。毒はなく、捕まえると威嚇しますがあまりに小さいので可愛らしく思えてしまいます。日本にいる1番小さな蛇です。

世界最大の毒蛇!キングコブラ

これまでに捕獲された大きなものは全長5mを超えるというこちらの特徴的な頭の形の蛇はキングコブラ。世界で最大と言われる毒蛇です。インドやインドネシア、タイやフィリピンなど東南アジアの森林に生息しています。基本的にはおとなしい種類ですが、彼らが主に捕食するのは他種の蛇たち。このことから蛇の王と呼ばれることとなりました。

コブラって踊るの?

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コブラと聞くと、こちらの写真のような、笛の音に合わせて踊らせる見世物を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。コブラは音楽が好きなのでしょうか。夢がない話になりますが、残念ながらその答えはノーです。

まるで踊っているように見えるあの動きは、実は威嚇する動き。蛇たちは耳を持っていないのです。あの踊りは、耳を持たない代わりに振動に敏感である蛇たちに刺激を与えることで生まれているものだったのです。

空を飛ぶ!トビヘビ

トビヘビという蛇がいます。彼らは翼を持っているわけではありませんが、空中を滑空することができます。数種類いますがおおむね体長は60cm〜130cmほど、主に木の上で暮らしています。空から猛毒の蛇が飛んできたら悪夢ですが、彼らは奥歯に弱い毒を持つだけなのでほとんど害のない蛇です。南〜東南アジアのジャングルに住んでいます。

美しい!サンフランシスコ・ガーター・スネーク

この赤と青のコントラストがとても美しいこの蛇はサンフランシスコ・ガーター・スネーク。彼らは地球上にもはや1000〜2000匹程度しか残っていないであろうとされる絶滅危惧種の蛇です。この美しさが地上から消えてしまうことがないよう保護が続けられることを願うばかりです。

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