えたひにんとは?意味は?えたとひにんの違いや仕事・苗字など紹介

あくまでもネット上の憶測にすぎませんが、被差別地域出身なのではないかとウワサされる芸能人もいます。

今では芸能界はキラキラした華やかな世界というイメージが持たれることも多い業界ですが、江戸時代は芸能の活動をしていたひにんが多くいました。そういった意味ではえた・ひにんの差別が無い業界と言えるのかもしれません。

被差別地域出身の芸能人?①加藤あい

女優の加藤あいさんは愛知県の被差別地域出身ではないかとのウワサがあります。子供の頃に引っ越しをしていることもあり、両親があいさんの将来を考え、部落差別の影響を危惧したからではないかとのウワサもあります。

幸せな結婚をされお子さんもいらっしゃる加藤さんは、ウワサに関係なく幸せな生活を掴んでいます。

被差別地域出身の芸能人?②倖田來未

ヒット曲をたくさん持つ歌手の倖田來未さんは京都出身ですが、詳しい出身地を語りたがらないことなどから被差別地域出身が疑われるようになりました。しかしアンチが流したただのデマだというウワサもあります。

被差別地域出身の芸能人?③野中広務

党の幹事長や官房長官などを務め「政界の狙撃手」とも呼ばれた野中氏ですが、彼は自分が部落の出身であるとこを公表していました。差別問題だけでなく、弱者の立場を気にかける政治家として活躍されました。

被差別地域出身の芸能人?④萬田久子

いくつになっても美しい美貌とスタイルの萬田久子さんですが、実家が有名な肉の卸しの会社であることから、このウワサが出てきたと思われます。

また出身地は地元では有名なほど治安の良くない土地柄なのだとか。しかし萬田さんはお嬢様育ちが伺える上品なイメージがあります。

被差別地域出身の芸能人?⑤三國連太郎

昭和の大スターである三國連太郎さんは、父親が群馬県の被差別地域出身であることを公表していました。そのため地域差別についての公演を行ったり、本を書いたりして差別問題に働きかけた俳優さんでした。

被差別地域に関する作品

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数は多くはありませんが、部落を題材にした小説や映画、漫画も作られています。江戸時代から現代まで様々な時代において、差別に翻弄される人々、差別をしている人々を知ることができます。

被差別地域を題材にした映画

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まずは映画をご紹介します。ここで紹介する作品はいずれも被差別地域で暮らす人の生活を元に製作されています。ドキュメンタリー的要素が強く、当事者の実情を知ることができます。

映画①「ある精肉店のはなし」

この映画は2013年、11月29日(いい肉の日)に公開されたドキュメンタリー映画です。ある大阪の精肉店を営む一家の日常にスポットをあてた内容で、牛の飼育から解体、そして販売するまでを追っています。

屠場は生死を扱う現場であることや、被差別地域の問題などから、ドキュメンタリーの題材にされることはほとんどありませんでした。この映画では、いのちと全身全霊で向き合う一家を丁寧に描いた作品です。

映画②「人間みな兄弟 部落差別の記録」

1960年に製作された白黒フィルムのドキュメンタリー映画です。西日本の部落差別をありのままに描いた内容となっています。

50ヵ所以上の地域を撮影し結婚差別や就職差別問題や、草履作りや皮革生産者、食肉関連業など部落で暮らす人々の生活に迫った作品です。

映画③「本日またまた休診なり」

【映画チラシ】本日またまた休診なり 山城新伍 松坂慶子 [映画チラシ]

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山城新伍さんが自伝「現代河原乞食考」を元に開業医をしていたお父さんを題材にした作品です。

山城さんは京都の被差別部落の近くで育ち、お父さんはそこで医院を開業していました。人情に暑くみんなから慕われた医者と、その医者を慕って集まる地域の人々を描いたハートフルな作品です。

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