西鉄バスジャック事件(ネオ麦茶事件)の概要は?犯人谷口誠一の生い立ちと現在も

現実の社会でも溶け込むことができなかった彼はパソコンの仲間たちからも疎外されていきます。どこにも居場所のなかった孤独感はどんどん膨らみ、そして歪んだ思考を生み出してしまいます。

犯罪という悪に誘われていくように道を反れてしまったのです。

【ネオ麦茶】谷口誠一と家族の関係は?動機にも繋がる?

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ネットに居場所を作ろうとした少年は、家族に心開くことはできなかったのでしょうか?対面して気持ちを話すことでスッキリすることもあることでしょう。

中学生のころから家では荒れており、家族との仲は良いと言い難いものでした。血の繋がった間柄でもわかり合うことができなかったのでしょうか?彼らの関係について解説していきます。

暴力の矛先は母親と妹に向けられた

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自分をこの世に生んでくれた母や自分よりも年下の弱い立場である妹に対して、貴様といいながら乱暴をふるいました。毎日が荒れ狂い周りにいる家族は疲弊していたといいます。

学校を中退し、社会との繋がりが途切れた孤独な感情は向けてはならない力となって発散されていくのです。ただ唯一理解しようと受け止めてくれた存在はいました。父でした。

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時間のある限り少年を助手席に座らせて夜のドライブに出かけました。久しぶりに外の空気を肌で感じた少年は、気分転換となったことでしょう。

精神病院に半ば強制的に入院、両親を逆恨み

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息子のいない間に、こっそりと部屋を覗き込んだ母は、恐怖に落とされるのです。目の前のは大きな鋭い刃先の包丁が丸裸で無造作に置いてあったのです。

そしてメモには誰かが人を殺すように告げてくると綴ってあったのです。身の危険を感じた彼女は、強引に頼み込んで入院という隔離を選んだのでした。

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真っ向から向き合おうとせず、医療機関を頼った母、何も抵抗せず受け入れた父、少年のなかでふつふつと何かが煮えたぎっていました。

当初の犯行計画はバスジャックではなかった

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当初母親の母校を狙った計画を立てていたことからよほど両親を憎んでいたことでしょう。頭の中で計画を練り人を殺めていくことを実行に移そうとするのです。

重大な事件を起こして両親を困らせてやろうと心で誓っていたのでした。愛されたいと願った心はいつしか復讐へと変わっていったのです。

詳しい動機について詳しく知りたい方は、こちらもよかったらご覧ください

【ネオ麦茶】谷口誠一の事件後と現在は?

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テレビで生中継され世間を恐怖に陥れた一連は、彼が捕まったことで徐々に静けさを取り戻しています。まだ10代の犯行であり精神不安定が垣間見れたことから、責任能力が問われました。

本来であれば少年法で守られるプライバシーも今回は全て生放送だったため、顔も移っていました。後に正確な年齢が判明すると守るべきだと討論されました。現在はどうしているでしょうか?今の姿について迫ります。

逮捕後、精神鑑定をされる

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入念な鑑定をしています。結果、解離性障害とアスペルガー症候群と診断されています。ただ責任能力はあると断定されています。

きちんとした教養を身に着けていくことで道は開けるとされ、6年間の期間学ぶこと、罪を償うことを定められました。

京都医療少年院に収容

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適切な治療を受けながら今後社会へ出た際に、対していけるように道徳心を学び、自分には何が足りなくて周りは迷惑するかといったカリキュラムを受けます。

通常の成人した罪人が収監される場とはことなり、まだ先の長い未来を見据え更生していけるような教育をする場でもあるのです。

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被害者家族とは手紙のやり取りをしていて、謝罪の言葉も綴ってあったようです。ときは戻すことはできません。罪を受け入れて更生をしていくことをきちんと見届けたい、それが本当の謝罪の姿勢ではないかといわれています。

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