捜査上に必要な書類などを捏造したり、正当な手続きを行わずに廃棄をするといった問題もあります。最も身近なものであれば、交通切符の書類がそれにあたります。過去には、交通切符を切る際に勘違いで謙虚されるケースもあったそうです。
本来の道路標識とは違うのに、それを誤認したことを認めず違反もしていないのに検挙されたケースです。これは警察側の検挙ノルマによって起因していると考えらています。
収賄
収賄の疑惑もあります。種類は様々ですが、操作に手心を加えたり、操作に関する情報を事前に見返りとして提供するなどがあるそうです。もちろん、そこには金品の授受があり、それを対価に情報を不正に流している行為になります。
大きいもので言えば、大阪で起きた賭博ゲームの汚職事件がそれにあたります。捜査を進める上で摘発に係る情報を相手組織に流し続け、その組織から金品を受け取っていたちう事態でした。金銭が係る問題はこういったケースもあります。
個人情報流出
近年では個人情報の保護がどこでも必須といわれる時代ですが、こういったジャンルでも問題が起きたことがあります。例えば、ストーカー被害に会った人物の情報が、加害者側に流れてしまったことがあり、それにより殺人事件にまで発展したケースもあります。
個人情報は捜査上で得た絶対に秘匿すべき情報にも関わらず、なぜか加害者側に警告する際などに誤って伝えてしまうという事態が起きているそうです。起きてからでは遅いですが、些細な情報が被害者の身を危険にさらす大きな事態と言えます。
交通事故や違反
パトロール中や、緊急時に現場に向かう際などに事故を起こす、あるいはスピード違反を起こしているケースは多数存在します。恐らく通報がされていないものも含めればかなりの数だといわれていますが、さらに加えて問題が発生しています。
それが、事故発生時に自分に都合のいいように情報を操り調書を書いたりするといった事です。また、違反行為を一般人に注意されると逆切れを起こしたりと問題行動を起こした事例もあり、モラルの低下がここにも表れているといわれています。
殺人
殺人事件もあります。先の拳銃を不正に使用したものあれば、別の手段で警察の職務中に人を殺害した事件もあります。市民からの信用を悪用し、強姦殺人などを犯した過去もあり実例は多数ありますが、警察という立場でありながらも起こる問題としては特に大きな問題といえるべきものでしょう。
また、直接警察官が手を下さずとも、先述でも紹介したような未然に防げる罪を防げないケースも殺人と一緒だと考える人も居ます。遺族や残された友人などからすればそういった気持ちを持つ人も少なからずいることでしょう。
殺害の意志があるかどうかにかかわらず、犯罪行為を唯一止めることのできる組織の人が、安易な判断で加害者を野放しにしたり、被害者を保護しないケースはあまりにも重大なミスだと言えます。殺人犯とはならずとも、責任の一端があると判断されることは当然と言えるのかもしれません。
強盗
過去には警察の立場を利用して銀行に入りこみ強盗に及んだ問題もあったそうです。この問題では、当時捜査への協力要請を偽って銀行に入り込んだとされ、その周到さが見受けられる内容でした。
警察という立場上、一般人にはわからない情報公開の義務や理由を主張されれば従わなければならないと感じることはあります。しかし、こういった立場を利用した悪質な問題が起きることも頭に入れて、一般人も注意をしておく必要があるといわれるようになっ多様です。
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警察がなぜ不祥事を行うのか?
色々な問題を引きおこす組織と揶揄されることが多いですが、しかしなぜこのような正義の立場である組織の人間が次々と問題を引き起こしていくのでしょうか。この原因や理由について調べていきます。
先述でもふれたように採用する人員の質の低下はどこの組織でも関係していると考えられているそうです。年々応募する人材は減少傾向にあり、しかし組織上構成する人員の数は必要で確保しなければならないそうです。
そのために採用の基準を少しでも下げる必要が出てきたのだといわれています。また、それに伴って採用された人員がさぼって悪事に手を染めるようになるのだそうです。もちろん採用された人間がすべてそうではありませんが、一部にはこのように悪事を考える人がいるそうです。
悪事を考え付くのにも理由があるとされています。それは、人間の質の低下により、偽装することを覚えたからだそうです。巡回は基本業務だそうですが、特に最近の若い人に関してはこの巡回業務を、行ったと偽装し時間を作るそうです。
そのため、空き時間ができてしまうために悪事に手を染めるとお言う余計な考えに及ぶといわれています。本末転倒ながらもこういった思考が出来上がってしまうのだそうです。
さらに言えば、組織の管理体制にも一端があるといわれています。近年コンプライアンスが問われる中、それは警察組織内でもいわれているのだそうです。友人との飲み会や合コンなどの決済に関しても管理が必要になっているそうなのです。
この結果、恋人すらも自由に作れないことに繋がり鬱憤がたまる人間が増えているとのことです。もちろん、これらの理由あろうとも問題行為が決して許されるわけではありませんが、確かにこういった管理がたまにする羽目を外す行為に影響を与えているとも考えらています。
抑圧された反動が顕著に出てしまうのです。もちろんプライベートな借金問題などは別ではありますが、個人的な活動の部分では節度は守る必要があるとはいえ、もう少し自由で管理を緩くしてもいいという声もあります。
組織内では当たり前になっているようですが、休日返上で出勤することはもちろんのこと、緊急であれば突然の呼び出しにも応じなければならないことが頻繁にあるそうです。こういった管理体制も抑圧に繋がっているのでしょう。
専門家によれば、過剰な管理は上司の顔色ばかりを窺うようになり、自己判断を衰えさせ責任を自覚しなくなるそうです。責任を負わないために、こういった悪事ばかりに目が行き、それをごまかそうとする思考に働いてしまうのでしょう。
現場の裁量にも重きを置いてプロ意識を与えて、こういった問題を未然に防ぐことが必要だと唱える人も居るようです。
神奈川県警の今後に期待
非常に多くの問題を起こし抱えてきましたが、今なおその問題は続いており何かをすれば注目を浴びがちになっています。しかし市民団体が結成されたことや、署内でももちろん色々な対策が行われており、地域と共により良くなっていくことでしょう。
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