華城連続殺人事件の犯人は?時効を迎えた未解決事件の真相とは?

神経症患者から王室関係者に至るまでまで、事件の犯人像(男性か女性か、職業等)について様々な論議が行われて決ましたが事件から130年以上経った現在も犯人は不明のままとなっています。

犯行は公共の場もしくはそれに近い場所で行われ、被害者は鋭利な刃物で喉を掻き切られた後特定の臓器を摘出されています。専門の知識を有することから解剖学的知識がある医師が犯人だろうというのが一番の有力な説となります。

しかし、事件が立て続けに行われているにも関わらず被害者の女性たちが警戒心もなく犯人と接している可能性があったことから女性による犯行ではとの噂も多く存在しています。

ヒンターカイフェック事件

ドイツで起きた事件の中でも謎の多い犯罪と言われている殺人事件になります。1922年ヒンターカイフェックの住人6名がつるはしによって殺害されています。犠牲となったのは、農場の主人とその妻、夫妻の娘とその子供2名、使用人の女性でした。

農場主の夫婦の娘の2歳の男の子の父親は、娘の父親であると噂されており、近親相姦の行為は周囲の人は殆ど知っていたそうです。犯行に使われたつるはしが被害者の家の床下から発見されるなど謎が多く残っており切り裂きジャック事件と並ぶ有名な未解決事件の1つになります。

ボドム湖殺人事件

1960年にフィンランドのボドム湖でキャンプきていた4人の若者達が何者かにナイフと鈍器のようなもので襲われ、3名が亡くなり、1名が重傷を負った殺人・傷害事件になります。有力な情報が得られないままで現在未解決となっていますが新しい情報や見解は度々浮上していると言われています。

ゾディアック事件

この事件も切り裂くジャックやヒンターカイフェック事件と並ぶほど世界的に見ても関心の高い未解決事件の1つとなります。アメリカで起きた連続殺人事件で捜査は現在も継続中になります。ゾディアックは犯人が手紙の自分の事をゾディアックと呼んでいました。

1968年から1974年に確認できているだけで5名を殺害している事件になり。科学捜査が進んだ現在でも犯人不明のままで未解決となっています。また、1990年代には、ニューヨークでゾディアック事件を模倣したとされる連続殺人が発生しています。

一度アーサー・リー・アレンという人物が容疑者候補とされます当人は既に死亡していましたが手紙についていた唾液のDNA鑑定とアーサーのDNAを確認したところ不一致であったため、犯人ではないとされています。

オスカー・スレイター事件

1908年にスコットランドで発生した殺人事件でグラスゴーに住む老婦人が撲殺された事件になります。事件の犯人として、ドイツ人のオスカー・スレイターという人物が浮上しました。スレイターは国外逃亡犯としてアメリカで逮捕されることになりました。

スレイターは無実を主張していましたが、目撃証言を決め手として死刑判決となります。しかし、様々な疑問が浮かび上がり助命嘆願によりスレイターは減刑されます。またコナン・ドイルを始め多くの著名人もスレイターの冤罪性を訴えており更には、真犯人の存在を指摘する警察内部の告発があった為再調査が始まります。

再調査が行われてもスレイターに対する刑の判決が覆ることはありませんでしたが、重要な証言した人物たちが次々と証言を撤回したことにより政府は控訴を認め、事件から約20年が経過した1928年に控訴審で無罪となりました。

スレイターが犯人であったというのは間違いであり、冤罪であったことが明確に証明されることができスレイターは自由の身となりましたが、この事件の真犯人は結局捕まっておらず事件は真相不明となっています。

風化させていい事件は1つもない

pixel2013 / Pixabay

8件の世界で起きた未解決事件を紹介しましたが、まだ他にも世界中で真犯人が見つからないまま未解決となっている事件は多く存在しています。日本は殺人による時効は撤廃されていますが、現在でも時効が存在している国や地域は多くあります。

時効により、犯人が捕まることなく生き延びるなどということは遺族からしても許されることではなく、事件解決までに時間がかかればかかるほど、人々の記憶から忘れさられてしまうものになります。しかし犠牲になった被害者の事、大切な人を奪われた遺族の事を考えると忘れてもいい事件等ありません

congerdesign / Pixabay

事件の風化を防ぐためにも、どのような事件が起きてどれぐらいの人が悲しみ嘆き執念の捜査をしているのかを公にすることは、新たな情報を得る機会でもあり事件解決の糸口に繋がることもあります。事件の風化を防ぐとともに事件の解決ができるようにどのような事件であっても忘れてはいけないと考えられます。

華城連続殺人事件はまだ終わっていない

この事件は犯人不明のまま未解決で刑事事件的には幕を下ろすこととなってしまいましたが、このような残虐な手口で罪のない尊い命が奪われてしまったことは紛れのない事実であり犯人が罪に問われるなかったことは決して忘れてはいけない事件になります。

捜査を担当した刑事が手記を出したり時効成立の際にメッセージを残すなど事件の風化させず、時効が成立してるとは言え被害者遺族や捜査に信念を費やした刑事にとってはたとえ時効が成立していても犯人を突き止めたいという思いが強い事件でこの事件はまだ終息していないと言えます。

他、日本や世界で起きた謎の多い事件に関する記事はこちら

他、日本の未解決事件20選に関する記事はこちら