実はモールの施設と会社の権利が海龍に売却される前、良く当たると評判の占い師がモールで占いをしていたことが分かっています。海龍のパワースポット化計画はあながち間違ってはいなかったのでしょうか。
笑顔セラピスト「南クララ」
その占い師とは「占いの玉手箱」に所属する南クララ氏。南氏は行列ができるほどの評判で、人々からは「恋愛セラピスト」「恋愛の母」と呼ばれ活動していた名古屋、岐阜ではとてつもない知名度を誇ります。
その後の活動
モールから撤退した後は、活動拠点をトヨタグループの経営するショッピングセンター、「カラフルタウン岐阜」に移し、そこで占いを続けていたようです。やはりモールの場所はパワースポットとしての力は無かったようです。
LCワールド本巣が「生きる廃墟」としてネットで話題に?
ここまで主にモール側の事情について解説してきました。しかし、モールの道路を挟んで向かい側にあったリオワールドの方はどうなったのでしょうか。モールの問題の後のリオワールドの動向に目を向けていきます。
ツイッターに投稿された生きる廃墟・LCワールド本巣
廃墟と化したモールは長らく放置されたままでしたが、リオワールドの方もモール側の問題が尾を引いたのかテナントの流失が止まりませんでした。2011年、リオ横山HDは不動産企業の「ロジコム」へとリオワールドを売却。名前もLCワールド本巣に改名されます。
しかし、その後もワールド側のテナントの流出は止まらずについにはイズミヤの後を引き継いで食料品を販売していたトミダヤだけが残り、そのトミダヤも2016年に営業規模を縮小、玉ねぎの無人販売所だけになってしまいました。
「玉ねぎモール」 「日本一広い玉ねぎ販売所」として話題に
こうしてわずか1テナント、それも無人の玉ねぎ販売所のみになったLCワールド本巣は、「日本一広い玉ねぎ販売所」「第二のピエリ守山」と呼ばれ、生きる廃墟としてインターネットで話題を呼ぶこととなりました。
ピエリ守山とは?
今も滋賀県で営業している大規模ショッピングモールで、2008年の開業当時、リーマンショックの影響を受け開業時200あった店舗がわずか4店舗にまで減少。照明やエスカレーターの電気系統は動いているのに大量の空き店舗と買い物客の少なさから「生きる廃墟」と呼ばれ、インターネットで話題になりました。
まだまだあります!生きる廃墟
生きる廃墟と言われているのはピエリ守山やリバーサイドモールだけではありません。別の駅が出来て人の出入りが無くなった、PVのロケに使用されている等、日本に存在している生きた廃墟を紹介しましょう。
イベント会場「ロングウッドステーション」
千葉県にある広大な敷地を持つ元ショッピングセンターで、2004年に「アウトレットコンサート長柄」がオープンしましたが、親会社の倒産により閉鎖。その後2009年にロングウッドステーションとしてオープンしています。
その後も電動ラジコン店だけが存在していましたが2019年に移転のため営業終了。現在はプロレスやサイクリング等のイベントがしばしば開かれていることと、音楽PVやドラマのロケ地として使われています。
役割を終えた駅、東成田駅
成田空港の中にある駅で、1978年に「成田空港駅」としてオープン。ターミナル最寄りの駅として利用されていましたが、1991年に今の成田空港駅がオープン。更に1992年に空港第2ビル駅がオープンし、役割を完全に譲り渡して現在は成田空港に勤務する僅かな人間しか出入りしていません。
リバーサイドモール復活の道のりとは?イオンタウン本巣ができるまで
本巣市に差し押さえられていたモール側施設ですが、2017年に長い封印から解かれ、イオンタウン本巣の建設が開始されました。モールの差し押さえ解除からイオンタウン建設までの道のりを見ていきましょう。
2017年3月ついに差し押さえ解除!4月には解体作業が開始
2017年の3月に第三者納付制度で地権者組合から税金が納められたことにより、モールの差し押さえが解除されました。これによりモールの解体が可能となり、同年4月から早速解体工事が始まりました。