蓮コラ【閲覧注意】集合体恐怖症やブツブツに恐怖を感じる理由

人間が対象物に抱く恐怖の感情=進化の過程で培った危険を察知するための反応としているのも、前出の研究に基づく結果です。

被験者の反応が特に強かったグループが、蛇やヒョウモンダコなど有毒でグロテスクな斑点模様を持つ生き物でであったこともその理由です。

蓮コラの恐怖の根源②「病原菌や寄生虫への嫌悪感」

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エセックス大学の研究結果が発表された2年後の2015年には、別の研究者によって蓮コラの恐怖が病気や感染症・寄生虫などを連想させる嫌悪感であるとの見解も示されています。

当時の実験結果では病的な症状に関連する画像を見た人たちの中に、吐き気や肌の掻痒感・パニック症状などが多く現れました。

蓮コラへの恐怖は克服できる?

最新の研究結果により導き出された結果によれば、恐怖より嫌悪感を引き出すものだとされる蓮コラ。

とは言え日常生活にまで支障をきたすほど深刻な集合体恐怖症に関係していると聞けば話は別です。

次は、蓮コラによって表にあぶりだされる集合体恐怖症を根本的に改善していく方法についてご紹介します。

蓮コラの恐怖は精神的ストレスが要因

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疲れが溜まってストレス過多の状態では、通常目にしているものでさえ不気味に感じたり、身体的な不調に繋がったりするものです。

したがって何かしらの集合体に一定の恐怖を覚える人の場合、肉体的な疲れや精神的ストレスから、蓮コラに対する強い恐怖心が生まれてしまうことも少なくありません。

蓮コラは何度も見ていると嫌悪感が薄れてくる?

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不気味な集合体だと脳が認識する対象は人ぞれぞれです。人によっては日常的に避けて通れない物体や動かすことのできない造形物などが原因のこともあるため、「慣れ」というのもひとつの克服方法となります。

特に心理的な要因が強いと言われるからこそ、あえて苦手に立ち向かうことにも一定の効果が期待されるのです。

蓮コラをどうしても克服したいなら精神科やカウンセリングもあり

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蓮コラや類似する対象に嫌悪感を抱く恐怖症というものは、正式な病気と認定されていないのが実情です。

しかし、対象を目にすることで不安感が強い場合や、気分の落ち込みが著しい場合などには、薬物療法によって症状の改善を図ることも可能となっています。

自分だけでなく、身近な人がつらい日々に悩んでいるようであれば、精神科などの受診も視野に入れて適切にサポートすることが大切でしょう。

蓮コラNG?集合体恐怖症(トライポフォビア)とは

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では今一度、蓮コラと非常に関連の深い「集合体恐怖症(トライポフォビア)」をおさらいしておきましょう。

こちらをご覧になれば、集合体恐怖症が少し身近なものに見えてくるに違いありません。

蓮コラのような小さな点が集まったようなものに対する恐怖症

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「集合体恐怖症」は、無数の小さな穴の連続や斑点模様などに強い嫌悪感と恐怖を抱いてしまう恐怖症のことで、ギリシャ語で穴を意味する「trypo」と恐怖症を表す「phobia」を合体させた造語です。

トライポフォビアの人はどのくらいの割合でいる?

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イギリスの研究チームがおこなった実験でも被験者全体の2割近くが蓮コラ画像の恐怖を感じたように、全世界的に見れば決して少なくない数のトライポフォビアが存在すると考えられています。

一説には男性の10人に1人、女性では5人に1人という高い割合も示されています。

集合体恐怖症が怖がるものとは?

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「集合体恐怖症(トライポフォビア)」の人たちが恐怖を感じてしまう対象は、かなりバリエーションが豊富です。

  • 病気を連想させる   :湿疹・水ぶくれなどの皮膚病・鳥肌・カエルの卵・サンゴなど
  • 同じ固体が密集している:きのこ・トウモロコシ・苔・箱に詰められた果物など
  • 規則性のある穴    :団地などの窓・側溝のフタ・スピーカーのパンチング部分など

集合体と同様、ピエロに対して強い恐怖を覚える「ピエロ恐怖症」を紹介した記事はこちらです。

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