マハ―ポーシャとは?オウム真理教直営の激安パソコンショップの現在とは

オウムの一連の事件後、内部の問題により長期に渡る経営活動が行われなかったマハーポーシャ。会社法に基づき2002年には解散扱いとなりました。

マハーポーシャの現在②2012年に法人格が消滅

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2002年のみなし解散から10年が経過した2012年には本格的に解散扱いとなり、こちらも会社法に基づき現在では完全に法人格が消滅しています。

マハーポーシャの現在③跡地には無関係のテナントが入っている

秋葉原に建つビルの一画にテナントとして出店していたマハーポーシャ。現在は無関係のテナントが入っており、後に出店した3店舗も同様にオウムとは無関係のテナントとなっています。

マハーポーシャより人気?オウムの飲食店

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単なる宗教団体とは思えないほど様々な事業を展開していたオウム真理教。

マハーポーシャの様に一見オウムとは無関係を装った事業が存在していたと共に、あえてオウムの名前を大々的に語っていた店舗も存在しました。

24時間宅配!オウムのお弁当屋さん

当時世田谷区に出店していた「オウムのお弁当屋さん」。のり弁やハンバーグ弁当など他のお弁当屋さんと何ら変わりないラインナップのメニューを販売していました。

90年代に24時間宅配サービスを行っている企業は多くなかったので、莫大な利益を得ていたと言われています。

人気の激安店 うまかろう安かろう亭

「うまかろう安かろう亭」はオウム直営のラーメン店でした。豚骨ラーメンをメインメニューとしたお店で、都内に9店舗、京都市に1店舗とチェーン展開にも成功していた人気店です。

サイドメニューは「ハルマゲ丼」や「でっち上げ定食」など独特なネーミングのものが多くその点でも話題となりました。

イタリアンやカレー専門店も

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お弁当店やラーメン店だけではなく本格的なイタリアン料理店、喫茶店、カレー専門店なども経営していたオウム真理教。

90年代当時の外食にかかる平均価格は1000円代、コンビニのお弁当も700円以上していたバブル期において、オウムの飲食店はワンコインでボリューム満点の食事が出来た事などが人気の一因となりました。

全店共通の怪しい噂

マハーポーシャ同様、どの店舗も激安を売りにしていたオウムの飲食店。

当時オウムの飲食店を利用していた人々の話に多く共通する事は、どの店も料理は美味しかったが、怪しげなドリンクサービスがついており、店内のBGMも今まで聞いた事のない奇妙な音楽が流れていたと言う事です。

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