ただ「圧倒的謝罪」、「圧倒的後悔」となると、‟他より優勢である”という意味とは沿わないので、‟比べ物にならないほど”という部分のみを切り取って使われているようです。
漫画が元ネタになったネット言葉
「圧倒的」シリーズは、主にSNSなどのネット上でよく見かけますが、そのような言葉をネットスラングといいます。他にも、漫画が元になって流行ったネットスラングをご紹介します。
「○○ェ・・・」は『NARUTO』が元ネタ
「○○ェ・・・」の使い方は、○○部分の対象となるものに対し、愛情や、悲しみ、憎しみを込めて表現しており、とても便利に使うことが出来ます。
○○の部分は、人やモノなど何にでも当てはめることが出来、様々なシチュエーションで使うことができる便利な言葉です。
元ネタは、漫画『NARUTO』の39巻に出てくる『サスケェ・・・』という香燐が言ったセリフです。主人公サスケに対する好意を込めた言葉で、『ェ・・・』のみ切り取って使われるようになりました。
「だが断る」も漫画が元ネタ
「だが断る」もよくネット上で見かける言葉ではないでしょうか。使い方や元ネタは何なのでしょうか。
使い方は、相手から受けて当然であるほどよい条件の提案を、敢えて冷静にスマートに断るときに使います。
元ネタは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の41巻に登場する岸辺露伴のセリフです。
露伴が敵に養分を吸い取られ瀕死の状態の時、天敵の東方仗助が通りがかります。仗助が、身代わりになり助けようと申し出ますが、露伴は「だが断る」といい、申し出を断ります。
漫画ファンらが、「かっこいい」と使われるようになり、いつしかネット上でよく使われるネットスラングとなりました。その他のネットスラングについては、こちらの記事もどうぞ。
逆境で皮肉を言いたいときにも使える「圧倒的感謝」
「圧倒的感謝」は、本当に圧倒的に感謝したいことから、皮肉を込めた感謝まで幅広く使うことが出来ます。一度使うと、使い勝手の良さにハマってしまうかもしれません。
主にツイッターなどのSNSで使われることの多い「圧倒的感謝」。280字という限られた文字数で、効率よく表現するために活用する人が多いのかもしれません。是非、使ってみてはいかがでしょうか。