【ロボトミー殺人事件】事件の概要や判決・桜庭章司の生い立ちや現在は?

前頭葉を破壊する「ロボトミー手術」

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脳を切るという異常な発想のロボトミー手術は、現在では口に出すことを禁じられていつ程の医療行為となっています。

実際に手術を行うには、アイスピックの様な器具を右の瞼の裏から差し込んで、頭蓋骨の最も薄い箇所を破壊し、前頭葉に到達させます。

そのあとは無造作にアイスピックの様な器具を掻き回し、神経を断ち切り脳組織の一部を壊すという悍ましい方法なのです。

ロボトミー手術は人間性を破壊する行為

現在では禁止されている医療技術ですが、当時、症状が改善されるケースばかりではなく、明らかに失敗したケースもあります。

そもそもが前頭葉を破壊する治療法ですから、暴力性などは落ち着きますが、その反面副作用は人間性を破壊してしまうものでした。

桜庭の様にてんかんや無気力のほか、抑制の欠如、人格そのものが変化する場合もあることから、その危険性は早くから問題にするべきだったのです。

そもそも精神障害とは?

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ここで度々登場する精神障害、疾患とはどういう基準で健常者とわけられていたのでしょうか?ここではその症例をまとめました。

何をもって精神障害なのか?

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大きく言うと、機能的な障害を持っていることを精神障害といい、死別などによる自己喪失から、あらゆる行動を起こすことは、このカテゴリーには属さないとされています。

知られている症状の一例として統合失調症や、パニック障害、知的障害などがあり、最近世間に認知され始めて来たうつ病もこの類になります。

統合失調症

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今では呼称が変わってますが、以前まで精神分裂病と呼ばれていたこの障害の主な症状は「幻覚」や「妄想」に悩まされ、社会生活に支障をきたす事です。

この障害が引き起こる原因はまだ解明されていません。ですが、発症のきっかけは主に将来への不安からくるもののようです。

ですが、これが原因とされていないのは、同じ場面に直面したその殆どの人が発症していないからです。

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