切子はどんな漫画?衝撃の結末ネタバレや最終回の考察、感想など紹介!

日常生活に戻った良介は、上司にいびられながらも生き生きとして仕事をしていました。同窓会に行く前まではうつ病になりかけていたようですね。そんな良介はこれからはみずほと二人で生きていこうと心に誓います。

付き合うことになったようですね。しかし、そのみずほと一週間以上も連絡が取れていないのに『忙しいんだろうな』などと穏やかな顔をして、心配している気配なし。嫌な予感しかしません。漫画を読みながら思わず『大丈夫か?』と突っ込んでしまいます。

主人公は「切子の世界」につれて行かれた?

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みずほ、もしくは良介の一方が切子の世界に連れて行かれてしまっているのでは?との話もあります。実際に、良介の背後には巨大な切子の目が窓を全部埋め尽くしているシーンでこの漫画は終了します。

また、切子の世界に連れて行かれたというのであれば、みずほと良介がバラバラの世界にいることになりますから、連絡が取れなくなっていても不思議ではありません。

すべてはうつ病の主人公が見た幻だった?

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もう一つの説は、先ほども記載したように、同窓会に参加する前の良介はかなり会社でイビられていてうつ病になっていたようだったことが分かっていますね。そのため、良介のうつ病が原因で描かれた妄想なのではないかとの憶測も飛び交っているんです。

これが妄想なのだとしたら、どこからどこまでが妄想なのでしょうか?みずほと二人で助かったというところからなのか、はたまた最初から同窓会自体が妄想だったのかも知れないと思うと、この漫画は深すぎて仕方ありません。漫画とはいえ、こんなにも説が飛び交うホラー漫画は珍しいですね。

切子ラストの真相は続編『切子・殺』へ持ち越し

結末の解釈を読み手に任せるような雰囲気で幕を閉じた『切子』でしたが、実はこの漫画には続編があるのです。その名も『切子・殺』!また切子による殺戮が始まるのでしょうか?『殺』という文字があるくらいですから、犠牲者が増えることは間違いなさそうです。

切子を読んだ人の感想・評価は?

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もちろん、漫画を読み終えた方はグロい描写も多く、次々に同級生が酷い状態で殺されて行くというホラー漫画なならではの『怖かった』という率直な感想をお持ちでしょう。しかし、怖いだけが『切子』という漫画じゃないとの声も多数寄せられているのも事実です。

読者からは「怖い」「グロい」という感想が多数

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漫画読者の感想の中には『漫画でこんなに怖い思いをしたのは初めて』、『バケモノでごめんねと言っている切子の顔が本当に怖かった』、『殺されるシーンがマジでグロかった』など、やはり恐怖やグロさを評価する声が多数でした。作者の描く漫画は絵も非常に上手いので、グロさや恐ろしさを表現するのが見事です。

主人公の真相を知ってから読み直すとあまりにむごいとの意見が

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また、怖いなどの感想以外にも、一度読み終えた上で再度読み直すと現実社会にも蔓延るいじめの酷さや良介が自分の罪を封印するために切子を美化して記憶を作り変えていたことなどに、虚しさや悲しさ、酷さを感じたという感想も多々見受けられました。みなさん、この漫画を読んでかなり深く考えさせられていますね。

切子の作者・本田真吾とはどんな人物?他の作品も紹介

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ホラー好きにはたまらない『切子』を生み出してくれた作者の本田真吾さんですが、実は謎多き漫画家さんで有名なんです。露出も無い事から、あのウィキペディアでも本田さんがこの世に送り出した漫画作品以外の一切の説明が無いほどです。

本田真吾さんの描く深いストーリーも魅力ですが、本田さんご本人も謎多き人物ということでしょうか。また、切子以外にはどのような漫画を執筆されているのでしょうか?

作者・本田真吾さんの代表作は『ハカイジュウ』

本田真吾さんの代表漫画といえば、『ハカイジュウ』です。ハカイジュウは2010年から漫画雑誌にて連載が開始され、その後7年にもわたり第一部、第二部に分けられて連載され続けた漫画です。

とある高校2年生の男子生徒が体育館でバスケをしていると、急に巨大地震が起こり目覚めるとそこには無数の死体と謎の生物が!切子とは違った楽しみ方のできるパニックホラー漫画です。

本田真吾の他の作品一覧!

本田真吾さんはホラー漫画ばかり書いている漫画家さんだと思いきや、意外にもスポーツ漫画も書かれているんです。『卓球Dash!!』『脳内格闘アキバシュート』など卓球やボクシングを題材にした漫画があるんですね。

その他には『彩子・黒』『彩子・白』などの漫画作品があり、SNSを題材にしたサイコホラーとして話題に。やはり本田さんはホラー漫画を書くのがお得意のようですね。

『切子』とは異なる『彩子』シリーズの怖さを味わうのも良いですし、真逆のスポーツ漫画を読んで本田さんの新しい魅力を見つけるのも楽しいですよ。

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