金村剛弘とは?集団リンチ事件の真相と六本木クラブ襲撃事件の因果に迫る

何故その人物が怪しいと噂されるのでしょうか?それは事件が発生した当日から2日前にある出来事が起こっており、この出来事により犯行を決意させたのはないかと考えれています。ではその事件の背景にある出来事とはどうなものだったのでしょうか?またその人物とはいったい誰なのか?こちらで詳しく解説していきます。

事件の数日前に金村剛弘は木村孔次郎の兄貴分を半殺しにしていた

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その人物とは被害者となり無惨に命が奪われてしまった彼が結成した半グレ的なグループのメンバーでもある『木村兄弟』です。実は2日前に彼は東京都内の某所でいつものように仲間内で居酒屋に集まり、食事やお酒を楽しんでいましたが、お会計の際に偶然にも反関東連合勢力である『山口組』の工作員たちにばったり出くわしてしまいます。

彼はどちらにも良い顔をしていましたが、この時は『関東連合』サイドに立って工作員の1人を1撃で倒して場を収めたのです。1撃とはいえ強烈な1発であったらしく、外傷の具合は酷かったそうです。その1撃を貰った山口の工作員は実は、木村兄弟の弟と深い交流があったらしく『兄貴分』として慕っていたらしいのです。

さらなる疑惑?

実は同じ半グレ集団に属していながらも木村サイドは、理由は分かりませんが設立者でもある彼の事をよく思っていなかったです。そして事件の前には『関東連合』のメンバーの1人が飲食店で食事しているところを襲撃して、そのメンバーの携帯電話から彼に対して、争う。対立する。と宣言したそうなのです。つまるところ真犯人は『木村兄弟』である可能性が高いといえます。

事件の背景には暴力団同士の麻薬抗争があったという噂も

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彼が結成して所属していたグループや関東連合は、芸能界でも裏ルートかつ高レートで取引されていた薬物や麻薬を販売したり、輸入するなどの違法な商売で収益を得る、いわゆる『シノギ』の一つにしていたそうです。ですがアングラ界で暗躍する暴力団をはじめとする組織も、同じように薬物や麻薬を同じエリアである東京都で販売していたのです。

そこで多くの顧客を獲得して利益を独占するためにも、競合する別の組織間で『麻薬抗争』起きていたと噂されており、その抗争の中で見せしめのために彼が無惨に殺されたのではないかと考えられるのです。もしこれが真実であっても、黒幕として有力な組織などはあがっていません。一体なぜ喧嘩最強の彼が狙われて残虐に命が奪われてしまったのでしょうか?

金村剛弘集団リンチ事件黒幕の木村兄弟とは?

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この事件において一番怪しく黒幕と言われている『木村兄弟』2人のことを警察がどう見ているかは分かりませんが、彼が親しくしていて所属していた『関東連合』の中では間違いなく2人を真犯人、黒幕と判断しているのです。警察で走りえない内部事情や手掛かりを知っているかもしれませんし、証拠をつかんでいる可能性も高いです。

関東連合がなぜ2人のことを共謀犯で決めつけていると伺えるかは、後述する今回テーマとして取り上げている事件が引き金となって、数年後に起きた人違い殺人事件が関係しています。先ほどから出てきていている重要人物である『木村兄弟』とはいったいどんな人物なのか。簡単なプロフィールを皆さんにご紹介していきます。

現在は逮捕されている兄の木村泰一郎

最恐兄弟と恐れられている兄は『そういちろう』という名前であり、漢字は上記のタイトル通りになります。兄は当然の様に『ワル』であり『不良』ですが、弱い立場の人間に対してその弱さにつけこむ様な真似はせず、いじめなどは生まれてから一度もしていないそうです。被害者の彼と同じように漢らしい性格なのかもしれません。

一部の人間からはその性格を否定する人物もいました。喧嘩の強さは一級品で、兄が得意とするのは武器や凶器などに頼らず、おのれの拳や素手のみで格闘する『ステゴロ』でした。その当時喧嘩最強と囁かれていた男を『タイマン』で倒してしまうほど強く、東京都内のアウトローであれば知らない人はおらず、誰もが恐れる存在の一人だったといわれています。

頭の回転が良い弟の木村孔次郎

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一方の最恐兄弟の弟は『こうじろう』という名前であり、彼もまた兄と同じようにアングラ界で名を馳せた、超一流のアウトローなのです。兄と同じように喧嘩が強いのはもちろんですが、弟と兄は決定的に違う性格や特徴を持っていたのです。それは弟は良い意味でも悪い意味でも容赦がないという点です。つまりは弱い立場だろうが何だろうがとことんやる人間なのです。

生粋の『不良』ながらも非常に『キレ者』で軍師や司令塔の様な活躍を見せてきました。兄とは良い関係を築いているようで2人のチームワークで数々の強豪グループなどを相手にして、勝ち上がってきたのです。ルックスも非常に『イケメン』で身長も180センチメートルを超えており、悪の『カリスマ』的存在としてゆうめいなのです。

黒幕である木村兄弟と金村剛弘は元々対立していた?

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前述した通り、西新宿事件の黒幕および首謀者はアングラ界では知らない人はいない『木村兄弟』と囁かれているわけで、被害者の彼は数日前に木村兄弟と交流のあった山口組のメンバーを一人殴って負傷させたおり、この山口組のメンバーと木村兄弟は交流があったために、犯行に及んだと解説させていただきました。

ですがその病力沙汰のエピソードが無かったとしても『木村兄弟』が彼に対して何らかの形で手を下すのは、時間の問題だったと言われています。それはもともと両者は対立関係にあったからなのです。両社は一体どういう関係にあったのか、またどのような経緯で対立したのかなど。こちらで改めて詳しく分かり易く解説していきます。

新宿ジャックスの先輩後輩関係

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彼とは小学生からの付き合いがあり、親友関係であった『高沢』氏と結成して立ち上げたチーマーグループである『新宿ジャックス』アングラ界で順調に暗躍を進めていってその名も知られるようになったころに、当時壮大な勢力を拡大していた『関東連合』の目に留まり、喧嘩最強と呼ばれていた彼は引き抜かれる様に『片腕』や『補助役』として交流していきました。

その頃に残された新宿ジャックスは結成メンバーではなく、後から所属することになった『木村兄弟』が事実上トップとなりアングラ界で活動していくことになりました。つまりは両者は同じグループに所属する先輩後輩の立場であったのです。ではなぜ結成メンバーであり人柄がよく皆から慕われる彼と木村兄弟は対立していくようになったのでしょうか?

トップになった木村兄弟は犯罪に手を出して組織を拡大していった

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恐らくは新宿ジャックスに所属する前にも、アウトローや裏社会の世界では名の知れた実力者と知られていたので、なるべくしてトップになったと考えられるのです。トップになるとこれまでグループが手を出していなかった闇の事業に参入していくことになります。裏社会で闇の事業を展開していき、違法に収益を上げていきました。

どんどん利益が増え続けて、彼を含むOBたちが手を付けれないほどに組織が拡大していき、国内で最大の暴力団の組員に入ることになりました。この時彼は既に『関東連合』の片腕として深い交流があり、山口組と関東連合はお互いに睨み合う存在だったので、必然的に現:新宿ジャックスのトップである『木村兄弟』とOBで関東連合サイドの彼の間には対立関係が出来上がっていたのです。

闇の事業とは?

トップになった木村兄弟が展開していった闇の事業は、まず初めにアングラ界においてクラブや飲食店を貸し切り、様々なイベントを開催するといった『イベントサークル』の事業であり、広い人脈を駆使して集客して違法に収益を得ていました。またその後は『振り込み詐欺』にも手を出して、東京都内だけにとどまらず全国的に事業を拡大していきました。

なぜ全国的に詐欺の活動を展開できたのか?疑問に思う方も少なくないはずです。それは何度かお話しした通り木村兄弟の一角である『弟』が非常に頭がよく、策士だったためです。彼は事業の黒幕の正体を『九州地方』に在住している工藤という架空の人物に擦り付けて、その人物の詳細や情報をネットなどで拡散して、警察の焦点をそっちにずらしたのです。

NEXT 詐欺の同業者に関東連合が