大分一家6人殺傷事件とは?犯人の動機や現在、被害者一家のその後に迫る

何も伝わらない状態のままで、遺族の心は癒えるはずもなく、何も解明されない状況のままで、遺族は一生懸命に生活しています。18年の月日を経た遺族はの父親は、「犯人は刑事責任を負うべきだった」と言いました。

人気Youtuberのワタナベマホトが大分一家6人殺傷事件の真相を語る!?

動画の途中(2:31辺り)から大分一家6人殺傷事件の話をしています。この動画は、初めにゴキブリが出てくるので、ゴキブリが苦手な方は2:31辺りから視聴することをお勧めします。

マホトの従兄が犯人と同級生だった

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子どもの頃に従兄の話を軽く聞いただけだったため、「従兄のクラスメイトがクラスメイトを殺した事件」だと記憶違いをしていました。

マホトは従兄に電話をして詳細の確認をしました。実際は「マホトの従兄が事件の犯人と同級生」という話であり、詳細については大分一家6人殺傷事件のWikipediaの情報がメールで届いただけでした。

大分一家6人殺傷事件に匹敵する大分県で起きた有名な事件

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大分県には、大分一家6人殺傷事件以外にも有名な事件があります。特に有名な3つの事件をご紹介します。

姫島リンチ殺人事件

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1962年(昭和37年)、大分県の離島姫島にある姫島村で殺人事件が起きました。被害者は当時27歳と23歳の兄弟でした。兄弟は村の青年団員39名に集団で暴行され死亡しました。

被害者の兄弟は暴行などの犯罪行為を日常的に行っていました。事件当時、兄弟の逆恨みで青年団は脅迫され、青年団員は集団で避難していました。事件の前日、兄弟の殴り込みで9名の青年団員が負傷しました。

当日中に、7名が警察署に出頭しました。殺害ではなく懲罰が目的だったことや、兄弟にも責任の一端があることから、起訴された15名のうち、首謀者は実刑(懲役2年)になり、他の青年団員は軽い刑罰になりました。

みどり荘事件(大分女子短大生殺人事件)

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1981年(昭和56年)、大分県大分市にあるアパート「みどり荘」で強姦・殺人事件が起きました。被害者は当時18歳の女子短大生でした。女子短大生は1歳違いの姉と一緒に暮らしていました。

事件当日、姉妹でサークルの打ち上げに出席し、妹は先に帰りました。2次会を終えた姉も家に帰り、殺された妹を発見します。妹は、下着をつけていない裸に近い状態で強姦され、絞殺されていました。

事件の半年後、隣室の男(当時25歳)が逮捕されました。男は、最初は自白しますが、裁判の途中で無実を主張します。事件から8年後、科学警察研究所の鑑定や自白などから、男は有罪(無期懲役)になりました。

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当時の捜査への批判や鑑定結果への矛盾が指摘され、事件から13年後、男は保釈されました。殺人事件では異例だった保釈の1年後、男は無罪になりました。事件から15年後、犯人不明のまま時効が成立しました。

別府秘湯看護師女性強盗殺人事件

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2010年(平成22年)、大分県別府市の秘湯の傍で強盗殺人事件が起きました。被害者は一人旅で別府に来ていた、当時28歳の女性看護師でした。女性は、軽自動車で九州内の秘湯を巡る旅をしていました。

事件の1年後、別の罪で公判中だった男(当時34歳)が逮捕されました。男が容疑を認めたため、強盗殺人罪や強制わいせつ致死罪で起訴されました。事件の2年後、男は求刑通りの有罪(無期懲役)となりました。

男は、強盗目的で女性に声をかけました。女性が男を無視したため、秘湯の駐車場で首を絞め、鉄製の工具で頭を殴打し殺害しました。殺害後は女性の遺体を雑木林に捨て、財布や貴重品を奪って逃げました。

大分県で起きた未成年が犯人の殺人事件

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大分県では大分一家6人殺傷事件以外にも、未成年による殺人事件が起きています。その中には、犯人が外国人だった事件も発生しています。

大分県は「立命館アジア太平洋大学」が2000年に開校してから外国人の留学生が増えました。ほとんどの留学生や元留学生は、真面目に学業や就労に励んでいます。一部の留学生や元留学生が殺人事件を起こしました。

大分夫婦殺傷事件

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2002年(平成14年)大分県速見郡山香町(現在は杵築市)で殺傷事件が起きました。被害者は留学生の身元保証人をしていた老夫婦でした。中国人や韓国人の犯人達は、19~26歳の留学生や元留学生でした。

犯人のうち2名は老夫婦が身元保証人になった留学生でした。老夫婦は、子や孫のように大切に留学生の面倒をみていましたが、老夫婦の経済状況や自宅を知っている留学生に刺され、夫は死亡し、妻は重傷を負いました。

犯人達は強盗目的で家に侵入し、老夫婦に抵抗され混乱してしまい、誰が刺したかわからないと供述しています。5名の犯人のうち3名は日本で起訴され、それぞれ、懲役14年、懲役15年、無期懲役となりました。

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主犯格の2名は中国に逃亡し、中国で拘束されました。日中間では犯人の引き渡しができず中国で代理処罰され、1名は懲役15年、1名は猶予付き死刑(2年間模範囚であれば無期などに減刑される)判決となりました。

大分敷戸殺人事件

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2013年(平成25年)大分県大分市で殺人事件が起きました。被害者は19歳の少年でした。少年5名(中高生を含む14~18歳)と少女1名(無職19歳)が被害者を暴行し、撲殺しました。

現場には実行犯の6名以外にも大勢の仲間がいました。大勢で被害者の少年を取り囲み、金属バットを使いながら殴る・蹴るなどの暴行を2時間以上も続け、殺害した被害者を置き去りにしました。

実行犯の6名のうち、3名の少年は少年院に送致されました。2名の少年と少女は傷害致死罪で起訴され、有罪(懲役5年以上9年以下の不定期刑など)となりました。

大分一家6人殺傷事件は小さな街で起こった残虐な事件だった

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平和だと思っていた小さな集落で残虐な事件が起きてしまいました。被害者や遺族だけではなく、近隣の住民の心にも傷を残した犯人は少年法で守られ、現在の情報も隠されています。

大分一家6人殺傷事件を起こした犯人の動機には、「被害者や遺族の心を癒す何か」や「今後の少年犯罪を止める何か」が含まれていた可能性もありますが、犯人は動機を明らかにしませんでした。

少年少女の未来を守り、苦しむ遺族を増やさないために、大人は様々な少年犯罪から学び、苦しみのあまり周りを傷つける少年少女の心を癒す「何か」を事前に見つけなくてはなりません。

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