かわいいクサフグの飼育方法は? 食べる際には毒に気を付けて!!

生息しているのは水深50メートルよりも浅い海域で、湾内の海藻などが生い茂ったところや、磯の周りや砂底などの隠れるところが豊富な場所、そして汽水域です。普段は砂に潜って目だけを出して隠れる習性があります。基本的には海の表層付近に群れていることが多く、周年釣れるため、釣り師を悩ませる定番外道として知られています。

クサフグの釣り方

クサフグは嫌われ者

クサフグは釣り人からは厄介者扱いされることがほとんどで、ありがたがられる機会は少ないです。「外道」扱いされ、嫌われているため、積極的に釣りのターゲットとする人はほとんどいないようです。そのため、クサフグをターゲットとしたタックルの紹介などは残念ながらできません。

フグはカワハギの仲間!

しかし、フグは実はカワハギの仲間です。そのため、カワハギと似たような習性をもっています。カワハギは光を発するものに対して強く反応する性質があり、釣る際の小道具には「集奇」と「目玉おもり」があります。集奇は小さな金属板が組み合わさった集魚器のようなもので、目玉おもりはおもり自体がきらびやかにコーティングされており、キラキラと光る効果があるので、カワハギの注意を引くのに役立ちます。カワハギの仲間であるクサフグも、同様に光るものに対して強く反応するので、クサフグをターゲットとした釣りをする際にはこれらの小道具を使うようにするとよいでしょう。

クサフグの旬

秋の彼岸から春の彼岸まで

クサフグの旬の時期は他のフグ類と同様、秋から冬の終わりにかけて「秋の彼岸から春の彼岸まで」とされています。細かく言うと、9月ごろから3月ごろまでが旬ということですが、この期間はフグの繁殖シーズンと大きく関係があります。フグは、4月から6月にかけての産卵期に向けて肝臓が栄養を蓄えます。その肝臓から栄養を取り入れて発達する卵巣の毒性が非常に強くなるため、旬は春の彼岸までといわれるようになったそうです。ちなみに、トラフグなどの食用フグは冬場になると身がしまるだけでなく、濃厚で発達した白子を食用とすることが多いですが、、クサフグの白子はたべられないので注意しましょう。

クサフグの食べ方と料理

どんな料理でも美味しいけど毒には注意

クサフグはフグと同様においしく食べられる魚です。透明感のある白身は美しいだけでなく、良く締まっており、刺身なら他の魚にはないコリコリとした食感を、てっちりなどにすればふんわりとした上品な食感を味わうことが出来ます。みそ汁や鍋物、唐揚げ、お刺身、さまざまな食べ方があり、他のフグよりも比較的簡単に釣れるので、フグの味を気軽に楽しむことができます。ただし、あくまでもフグ類共通の毒は健在です。白身にも含有量こそ少量ですが、毒があるといわれておりますので、一度に食べる量は控えるようにしましょう。

クサフグの飼育方法

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