ズンドコベロンチョの意味とオチのネタバレ!世にも奇妙な物語で話題に!

作中ではズンドコベロンチョのイメージすらも出来ず、何のことだったのか最後まで正体不明のままでした。正体不明の言葉を作ろう、という成り立ちだったので当然なのですが。

逆に「ズンドコベロンチョの正体はコレでした」と言われると面白さは半減します。謎めいたワードである部分が話の肝なわけですが、なおも知りたがる人がいるのは驚きですよね。

知恵袋ではドラマと同じ知ったかぶりの真似!

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ヤフー知恵袋でも「ズンドコベロンチョってなんですか?」と質問する人が多数います。そして様々な回答が返ってきているのですが、大喜利状態と化しているのです。

作中では「知らない人なんていないよね」「教える方が野暮だな」という扱いなので、知恵袋においても「え、どうして知らないの?」「ネタだよね?」「半導体のなんとか」といった回答が多く返されています。

本編では三上が必死に調べたり予想をしたりして振り回される様が可笑しく描かれていました。しかしヤフー知恵袋では、さも知っている風なスタンスが面白がられるので、色んな面白回答を見る事が出来ます。

ズンドコベロンチョの正体は?意味はあるの?

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ズンドコベロンチョに本当に意味はないのか、本当の正体は何なのか、未だに疑問を持つ人が後を絶たない魅惑のワード。ここでは、ネット上で話題になった説などを紹介します。

ノベライズ「世にも奇妙な物語7」に意味が収録

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ここまで誕生秘話でも説明した通り、謎のワードが周りで飛び交っている世界の可笑しさを描いているので、ズンドコベロンチョとはただの語呂の良い文字列に過ぎません。意味を追う行為は野暮なのでしょう。

「世にも奇妙な物語」は小説として色んな会社から出版されており、もちろんもズンドコベロンチョも小説化されています。

その巻で「ズンドコベロンチョとは、皆知っているフリをしているだけで実際は存在しないモノ」と解釈されています。これは正しい解釈なのでしょうか?考えられる2つのパターンから紐解いてみましょう。

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1つは「周りの全員も知らずに使っていた」というパターン。しかし周囲の人間の心情も表現しないと、脚本の意図が伝わりません。本編は三上1人の心情だけが描かれていました。

もう1つは「三上を騙すために周囲の人間が全員知ったかぶって芝居していた」というパターン。ですが、それだと最後に「実は周り全員が知ったフリをしていた」とバラすシーンがないと成立しません。

謎のワードが平然と飛び交う社会の異常さを描いた作品なので、やはり上記の解釈は、本来の意味から少し発展した表現であり、ノベライズ化を担当した作家の一つの考えに過ぎないとも言えます。

ズンドコベロンチョは「神」の意味?

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2015年版の放送後、ネット上ではズンドコベロンチョの正体を再び考察するようになり、中には「もしや神様なのでは」というブッとんだ説が登場し、一部の間で話題になりました。

ここまで考察が伸びたのは、「ズンドコ節」が語源になっている、という一説から始まっています。さらに、いつしか「美しいものに宿り実態化する神様」といった説まで発展しました。

しかしズンドコ節は軍歌の海軍小唄が原型であり、作者が不明なので由来も不明なはずです。無理やりこじつけられた由来なのでさすがに無理があったのか、この説は今ではほとんど見かけません。

ズンドコベロンチョは卍と同じという説も

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一時期、学生や若者の間で「卍」という謎ワードがブームになりました。使い方は色々で、ヤバいの代用として使ったり、イケイケな状態を表したり、なんの意味もなく使われる事もあるオールマイティーなワードでした。

「マジ卍だね」「ヤバい!超卍」など、何となく言葉を埋めるために使っているのかと思えば、「良くないよ、卍だよそれ」と調子に乗っているのを指摘する時に使われる事もあります。

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どうとでも受け取れるこの汎用性と、なんだか耳に残るフレーズがどことなくズンドコベロンチョに似ているとTwitter上で話題になりました。

ちなみに本来の「卍」も、ヒンドゥー教や仏教で用いられる印であり、言葉としての意味は特にありません。あくまで一つの記号なので、近年の使い方もそう遠くはないのかもしれません。

ラッスンゴレライという説もある

先述したヤフー知恵袋に「ラッスンゴレライと同じようなもの」という回答があります。ラッスンゴレライは2014年末頃に大人気となった8.6秒バズーカというお笑い芸人のネタです。

「ラッスンゴレライって何ですのん」「ちょっと待ってちょっと待ってお兄さーん」と謎のワードを中心にしたリズムネタなのですが、こちらもやはり最後までラッスンゴレライの正体は不明なままです。

ワードの語感も良く、意味のない文字列という部分がズンドコベロンチョと非常に近いため、またリメイク作の時期と近かったこともあり、引き合いに出されることがありました。

ズンドコベロンチョは藤木直人でリメイク!違いを紹介!

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1回目の放送から反響の大きかった「ズンドコベロンチョ」は、名作としていろんな人の印象に残った作品となりました。

2015年に、これまでの名作ストーリーを現代版として作り直した回があり、「ズンドコベロンチョ」は藤木直人さん主演でリメイクされました。大まかなあらすじと違いを見てみましょう。

ズンドコベロンチョはネット検索など現代版にリメイク!

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草刈正雄さんが主演を務めた「ズンドコベロンチョ」は1991年の放送でしたが、2015年版は当時よりもテクノロジーが発達しているので、時代背景も現代社会と同じ環境に変化していました。

1作目にはインターネットが普及していませんでしたが、それから数年たった現代では、分からない事は何でもインターネット検索できるようになりました。そんな現代を舞台にしてズンドコベロンチョは改作されました。

また、職業はIT企業の社長に変わっており、知識のない人間を馬鹿にする性格として、何でもすぐに携帯で検索する部下を叱るような描写も加えられました。

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三上がズンドコベロンチョの意味を調べる時も、当時まだ普及していなかったインターネット検索をするシーンがあります。しかし検索結果として出てきたのはカタカナ単語が複雑に並んだ、全くの意味不明な文章でした。

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ズンドコベロンチョの画像検索も試みますが、出てきた画像に共通点はありません。

思い切って祖母にズンドコベロンチョについて尋ねてみますが、祖母は聞いた途端に叫びだし、パニックを起こしてしまいます。

ズンドコベロンチョのリメイク版のオチはネットで大炎上!

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内容自体は大きく変わらず、時代背景を現代にして新たに2015年版が作られましたが、本筋や結末はオリジナルのズンドコベロンチョをしっかり再現しています。

三上は総理大臣から、2020年に開催される東京オリンピックの「ズンドコベロンチョ・アンバサダー」に選ばれます。それに伴って、三上は生中継されている任命式でスピーチをしなければなりません。

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ついに追い詰められた三上は「ズンドコベロンチョって、…何ですか?」と言い、世界中から猛批判を浴びます。ネット上は大炎上し、三上を馬鹿にしたコラ画像も出回ってしまいます。

海外のメディアでも「三上社長がズンドコベロンチョを知らなかった」と大きく取り上げられるほどでした。

任命式の会場では全員が三上に対して物を投げつけ罵倒し、「ズンドコベロンチョってなにー!!」と三上が叫ぶシーンで終了します。

2015年リメイク作はズンドコベロンチョ以外も!

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2015年の放送でリメイクされた作品は他にもあります。視聴者の人気投票の結果、イマキヨさん、ハイ・ヌーンなどのコメディチックな作品がリメイクされることとなりました。

それだけでなく、昨日公園や思い出を売る男といった感動作品も人気を集め、キャストを新たに撮りなおされました。

ズンドコベロンチョ以外の作品もチェックしてみましょう。

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