ズンドコベロンチョの意味とオチのネタバレ!世にも奇妙な物語で話題に!

また、名作を検索すると5作品以外にも、「こっちをリメイクしてほしかった」といった声の多い隠れた名作も存在します。「懲役30年」や「夜汽車の男」などの人気作品もぜひご覧ください。

ズンドコベロンチョはタモリが一番好きな作品!

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世にも奇妙な物語はオムニバス形式のドラマですが、唯一毎回登場するのはタモリさんだけです。そんなタモリさんが、これまでの物語の中で一番記憶に残っている話として「ズンドコベロンチョ」を挙げました。

恐ろしいストーリーや不思議な物語はいくつもあり、毎作品に触れてきたタモリさんが一番好きな作品と紹介したことで、ズンドコベロンチョの人気が再燃することとなりました。

ズンドコベロンチョはSMAPが司会の番組で紹介された

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「SMAP PREZENTS ドラマの裏の本当のドラマ」というフジテレビの特番は、これまでフジテレビで放送された名作ドラマを振り返るといった内容でした。

その特番の中で、タモリさんがVTR出演し、400作品以上の作品が放送された「世にも奇妙な物語」の中で最も好きな話を紹介するコーナーがありました。

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「強いて一つ上げるとすれば」と言い、紹介されたのがズンドコベロンチョです。ワイプで見ていたSMAPやほかの俳優たちも、とても楽しんで見ていたのが印象的でした。

この特番は2009年に放送されたのですが、2015年にズンドコベロンチョがリメイクされるに至ったひとつの要因になったのではないかとも思われます。

実際に起きた奇妙な事件はこちらをご覧ください

ズンドコベロンチョの画像とは?

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ズンドコベロンチョの画像を検索すると、本作(2015年版を含む)のキャプチャ画像が多く、実態を捉えた画像は当然出てきませんでした。

ネット上ではズンドコベロンチョについて考えている画像や、または意味のない写真や画像などに「意味のないもの」という意味合いで「ズンドコベロンチョ」というタグが使われています。

ズンドコベロンチョはキチガイ顔文字が発する言葉でもある?

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ネット上では様々なAAが存在しますが、その中に「キチガイ顔文字」なるものがあります。ナンセンスでカオスなものばかりで、意味不明すぎて面白いAAです。

└(՞ةڼ◔)(ヌベチョン)というイカれた見た目のキャラクターが発する言葉という説もあるようです。しかし先述したズンドコベロンチョの誕生秘話から考えると、やはりこちらは後発的であると考えられます。

ズンドコベロンチョのような「リドル・ストーリー」作品を紹介!

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「リドル・ストーリー」とは物語の形式の1つで、物語中の謎が明確に明かされないまま終了することを主題とした話で、「なぞかけ」を意味するリドル(riddle)が使われています。

ズンドコベロンチョは「リドル・ストーリー」のひとつ

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作中では最後までズンドコベロンチョが何なのか明かされず終了していたので、もちろんリドル・ストーリーのひとつであると言えます。

そしてドラマや映画だけでなく、文学作品や落語にもリドル・ストーリーは存在します。

リドル・ストーリー①「女か?虎か?」

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F・R・ストックトンによる短編に「女か?虎か?」という作品があります。この物語は身分の低い若者と王女が恋をするところから始まります。

憤慨した国王が若者を罰するのですが、2つの扉のうち1つを王女に選ばせるといった処罰の方法をとります。

1つの扉を開けると飢えた虎が待ち受けており、もう1つの扉を開けると美女が立っています。そのどちらか一方を選択するだけで良いのですが、王女は決断を渋ります。

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虎の扉を開けると、当然若者は食べられてしまう訳です。しかし反対に美女の扉を開けた場合、若者は美女と結婚することで無罪となり解放されるという条件がついているのです。

王女としてはどちらも耐え難いのですが、考え抜いた末、最後は1つの扉を指さして若者に教える、といったところで物語は終了します。どちらを選んだかは判明しないままです。

これは典型的なリドル・ストーリーであり、結末は存在せず読者に委ねられています。一見モヤモヤした不満を与えそうですが、この考えさせられるオチは非常に評判が良かったようです。

リドル・ストーリー②「藪の中」

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「藪の中」は、1922年に芥川龍之介によって書かれた短編小説で、その衝撃はあまりにも大きく、真相にたどり着くことができない事柄を「真相は藪の中」と称するほど、日本に大きな影響を与えました。

殺人と強姦という事件をめぐり、4人の目撃者と3人の当事者がそれぞれ事件について告白するも、それぞれの複雑に喰い違う証言がゆえ読者は真相までたどり着くことができないという話です。

かの有名な黒澤明監督の「羅生門」は「藪の中」を映画化したものです。そして海外でも映像化されるほどの衝撃を世界に与えた、日本の重要な文学作品なのです。

リドル・ストーリー③「鮫島事件」

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これは某巨大掲示板にて昔から続いているネタであり、「鮫島事件」という架空の事件について断片的な情報が付け加えられ、なんだか怪しい事件として広まりました。

また真相を尋ねられると「知らないほうがいい」とうやむやに返されるので、「鮫島事件に触れるのはタブーだが、実際は何かあったに違いない」と思わせるような存在でした。

実際には鮫島事件は架空の事件であり、もっともらしい事件の内容を付け加え、「言えないほどヤバい事件」として認識させ、新参者や本気にした者を”釣る”ためのジョークであったのです。

リドル・ストーリー④「牛の首」

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「牛の首」とは都市伝説の1つです。”牛の首”という怪談があり、この話を聞いた者は恐怖のあまり3日と経たず死んでしまう、と噂されていました。

怪談の作者は、多くの死者を出したことを悔いて、誰に聞かれても二度と”牛の首”の話をせずに死んでいきました。

結果として”牛の首”の内容を知る者は全員死んでしまい、今ではここまでの物語のみが残っている、といった話です。

リドル・ストーリー⑤「赤い洗面器の男」

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赤い洗面器の男とは、三谷幸喜の作品中にたびたび登場する物語です。「古畑任三郎シリーズ」や「王様のレストラン」などに登場します。

登場と言っても実際に男が登場するのではなく、登場人物が「赤い洗面器の男」についての小咄をするのですが、何かしらの理由で毎回オチが聞こえないようになっています。

どういう話なのか視聴者もわからないのです。つまり、ズンドコベロンチョと非常に近いと言えます。

リドル・ストーリー⑥「酢豆腐」

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落語にも「酢豆腐」というリドル・ストーリーがあります。

暑い季節にみんなで酒を飲もうとした男たちは肴がなくて困っています。ある者が「昨夜の豆腐をどうした」と聞くと、暑くてドロドロに腐っていました。そこへ、何でも知ったかぶることで有名な若旦那が来ました。

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男たちは「珍しい食べ物で食べかたがわからない」と持ちかけて、若旦那にドロドロの豆腐を食べさせてみます。いつものように通ぶった若旦那は豆腐を一口。

すぐに味やにおいが若旦那を襲いましたが、若旦那は「これは酢豆腐ですな」と苦し紛れに言い、なおも知ったかぶりました。男たちは面白がって更に食べるよう勧めると、「いや、酢豆腐は一口に限る」と答えたのです。

ズンドコベロンチョという居酒屋が存在する?

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神奈川県藤沢市には「ずんどこべろんちょ」という居酒屋があります。さらに、あの中居正広さんの後輩の方が経営しているのです。以前「ナカイの窓」にて明らかになりました。

もしかしたら、SMAPの特番で「ズンドコベロンチョ」が紹介されたことと関係があるのかもしれません。

もしくはズンドコベロンチョの放送を見て印象に残ったから店名としたのかは不明ですが、思いついた言葉が偶然一致した、というのは考えにくいですよね。

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