フリッツ・ハールマンとは?カニバリストで殺人鬼!怪物の首の現在は?

この衝撃の法廷で世間に彼の胸糞悪い所業の全貌が明らかとなり、同じ人間のすることなのか?と驚愕してドイツ全土が震撼しました。世間は彼の事を『狼男』や『性的サイコパス』などさまざまな異名で呼び、おとぎ話の怪物の様に恐れました。彼の犯行や殺人の手口は現代では間違いなく『シリアルキラー』と呼ばれるような連続殺人犯なのですが、その時代にはまだその言葉が生まれていなかったのです。

フリッツ・ハールマンの犯罪歴と共犯者との出会い

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前述で少しお話しさせていただきましたが、彼の欲望を満たすためだけの非人道的な所業に加担する人物、すなわち共犯者がいたのですが、その共犯者も前代未聞の法廷で『死刑判決』が言い渡されました。その共犯者もれっきとした極悪人であり大罪人であるのですが、彼と共犯者はどこでいつ知り合ったのか?生い立ちを振り返りながら『出会い』について解説していきます。

ハールマンの犯罪歴①幼児へのわいせつ行為で一度目の逮捕

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彼は被害者である多くの『美少年』を自身の欲求を満たし、商売で販売する商品に知るために、何度も平気で命を奪って死体を斬り刻み、文字通りさばいて余計な部分は棄てて、その悍ましい所業が怠慢な警察により明らかとなり逮捕され、ドイツ全土を震撼させる歴史的事件へと発展したわけですが、実はこれまでにも彼は何度も犯罪を繰り返していました。

その犯罪の中でも特に多かったのは『わいせつ罪』でした。始めて犯行が発覚して逮捕されたのは彼が『士官学校』を退学になった後、つまりは10代後半の頃でしたが、その時も地元の公園で遊んでいた幼気な男子児童を連れ去って『わいせつな行為』に及んだのです。その際精神鑑定が彼に実施され『危ない人物』『精神異常者』と診断されました。

ハールマンの犯罪歴②第一次世界大戦の大半を獄中ですごす

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それから彼はもう一度人生をやり直すかのように、自分の怠惰な精神を立ち直らせるかのように軍隊に所属して1年ほど優秀な兵士として活躍しますが、またもや『精神異常』が原因で望まぬかたちで除隊させられてしまい、その頃内縁の妻とも離婚していしまうのです。彼はその時色々と吹っ切れてしまったのか、人間が持つべき社会性パーソナリティがプツリと失われてしまったのでしょう。

それからというもの彼はわいせつ行為だけにとどまらず色々な犯罪に手を染めてしまい、第一次世界大戦の大半の時間を牢屋の中で過ごしているのです。不幸は自らが招いたものであり、同情の余地はありませんが戦時中ほぼ牢屋で比較的安全に過ごせたのは不幸中の幸いと言えます。

ハールマンの犯罪歴③ハノーヴァーで肉屋を開始

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彼は長いこと獄中で生活していましたが、恐らく期間は20代半ばから中年よ呼ばれる年齢層になるまでだったと考えれます。それだけの間を犯罪者や裏社会の人間と同じ屋根の下で過ごしていたのです。彼はアングラとのコミュニティができていてドイツの裏社会に精通するようになりました。彼はその繋がりで得た耳寄りな情報、裏の流通をもとにシャバに出ると『肉屋』を初めて営むようになりました。

ハールマンの犯罪歴④ハンス・グランスとの出会い

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彼が少年にわいせつな行為をして逮捕され禁固刑で服役して出所した際、その時すでに年齢は40代半ばで『中年男性』になっていましたが、その頃地元ではある噂が出回っていました。その噂とはゲイのおじさんに身体を売れば結構なお金がもらえるというものでした。

そうですその『ゲイのおじさん』とはまぎれもなく彼の事だったのです。それを友達から聞いたハンスという容姿はイケメンな少年がそれだったら自分も、と名乗り出るように彼に接触したのです。2人はあっちの相性が良かったのか、愛人関係になりました。実はハンスも少年ながらにして色々な犯罪に手を染めていた犯罪者だったのです。

こうして2人は世を震撼させる事件を引き起こした

彼はハンスにすっかり心が奪われており言われるがままでありました。被害者が身にまとっていた服をプレゼントしたさに犯行に及ぶほどだったのです。そうして2人は更に欲望のために見ず知らずの罪のない『少年』をおびき寄せて、何度も何度も悍ましく卑劣な犯行に及んだのです・・・。

フリッツ・ハールマンの事件による世間への影響

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無惨に命を奪われてしまった被害者の数も言わずもがなですが、犯行や手口などの悍ましさ、卑劣さ何より非人道的行為であった所業に世間はひとえに『驚愕』してセンセーショナルを集めました。そのため凶悪連続殺人鬼である彼の名は事件と共に後世まで語り継がれ、現在に至るわけです。さて世界的に認知されているドイツの驚愕の事件は世間にどのような影響を及ぼしたのでしょうか?

異常な犯罪者に関する多くの議論を呼んだ

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怨念や恨みなどが募り殺意が生まれ、人の命を奪ってしまったり、何かトラブルが起きてしまい衝動的に殺人を犯してしまう場合がほとんどです。しかし彼は異常な心理状態により、欲望を満たし商売に使う商品を調達するために淡々と躊躇もせず殺人を繰り返したのです。

現代ではシリアルキラーと呼ばれるような『異常』なモンスターのような犯罪者はどのようにして生まれたのか?どんな人格を持っているのか?これまでの常識では到底理解することができず問題視されました。また彼の様に精神異常者の犯罪行為に対しての責任能力や刑事処罰などの在り方が見つめなおされ『同性愛者』の存在についても議論されました。

ハノーバー地方の菜食主義者を増やした

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ドラキュラ伝説が登場するようなおとぎ話や怪談みたいですが、ノンフィクションであり現実に起きてしまった悍ましく恐ろしい事件は地元ドイツでは昨日の出来事のように語り継がれていて、特に悲劇の舞台となったドイツ北部に位置する主要都市『ハノーバー』では、人肉を食べてそれを市民に販売していて流通していた噂が生まれたことから、トラウマを抱えてしまい肉を一切食べない『菜食主義者』が増えました。

「怪物の首」は2019年現在も研究資料として保管

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死刑が執行され彼がこの世を他界した後、ドイツの科学者たちは彼の脳をピザやケーキの様に『4つ』に切り分けて、ドイツ国内バイエルン州の州都でもある『ミュンヘン』にて保存されました。2019年現在も研究資料として大切に保管されているのです。

少年の肉を食べたり、自分の欲望を満たすためなら手段をいとわず簡単に命を奪う。更には死体を食肉を捌くように切り分けるなど、健常者や常識人であれば到底理解しがたい非人道的行為に走る彼の精神が医学的に興味深いためでしょうか?あるいは人の肉を食べていたことによる脳の変化を調べるためでしょうか?

フリッツ・ハールマンがモデルになった作品

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この事件と彼がドイツだけではなく世界的に有名な著名人であるわけですが、彼は人間の姿をしたモンスター『ドラキュラ』伝説の『殺人鬼』としてこれまでにいくつか映画や小説などの作品になっているのです。こちらでその作品をいくつかご紹介します。

ハールマンの映画①ピーター・ローレ主演『M』

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この映画は彼が死刑された6年後、つまり現在から約90年近くも前に作成されていて、この映画の影響でより彼の名と事件の全貌が明らかとなりました。日本でも現在から7年前の平成24年にDVDとして復刻されており、日本人からも絶大な評価を得ている作品です。奇しくも監督のファーストネームが彼と同じで『フリッツ』なのである。

ハールマンの映画②ドイツ映画『Die Zärtlichkeit der Wölfe』

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この映画も地元ドイツで現在から40年以上も前に制作されていて、事件や彼そのものがテーマとなっています。世界的に知られている有名な俳優が少し出ていたりとちょっとした話題作です。ドイツ語が分かる方はぜひ視聴してみてください。

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