フリッツ・ハールマンとは?カニバリストで殺人鬼!怪物の首の現在は?

この映画は上記の2つの映画とは一風変わっており、事件や彼をテーマにしているものの『サイコパス』や『シリアルキラー』にあたる彼を『精神鑑定』した医師に着眼点、焦点が当てられている作品です。残念ながらこちらも翻訳されておらず字幕がないので、ドイツ語が分かるのであればぜひご視聴してください。

ハールマンの映画④キム・ニューマン『ドラキュラ戦記』

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ヴァンパイアやドラキュラなど私たち人間を脅かす存在ですが、どこかかっこよく魅力を感じてしまう方にお勧めの一冊です。非常に爽快で斬新な表現が読者をひきつけます。勿論フィクション作品なので事実とは関係ありません。どうやら彼は『隠しキャラ』の立ち位置で登場するようです。

フリッツ・ハールマンはヒトラーと似ている?

自分の性的欲求を満たすために身寄りのない『美少年』たちの命を奪ったハールマン。世界的に悍ましい独裁者と知られていてユダヤ人大量虐殺、政治的にも軍事的にも多くの人々の命を奪ったナチスドイツの『ヒトラー』が似ていると言われているのです。

年代と国籍

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ハールマンの生涯は『1879年ー1925年』であるのに対して、ヒトラーは『1889年ー1945年』と2人とも19世紀後期から20世紀にかけての人物であり、国籍も同じ『ドイツ』なのです。この点も似ている存在と言えます。

容姿

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皆さんはナチスドイツの『アドルフ・ヒトラー』の顔を想像したら、どんな顔を思い浮かべますか?きっとトレードマークの様な『ちょび髭』が真っ先に頭によぎるはずですが、世間に広まっているハールマンの肖像画もちょび髭な中年男性でありそっくりなのです。ハールマンの顔をデザインに用いった、楽曲のジャケット写真がありますが、それをヒトラーと勘違いする人は少なくないそうです。

フリッツ・ハールマンと同じ時代のドイツのシリアルキラーたち

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この当時のドイツは第一次世界大戦で国内の情勢は大きく揺れており、戦後には敗戦してしまったことにより戦勝国から多額の負債が課せられたり、さまざまな兵器に費用をあてたり、多くの犠牲者が出てしまったことによりドイツは荒れ果てた国となっていたので、彼と同じような非人道的行為に走り、弄ぶように人の命を奪う犯罪者が他にもいたのです。

第一次大戦後のドイツは経済的に破綻した無法地帯だった

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当時は国そのものが経済的に破綻しており、国の直営であり公務員に当たる警察もまともに管理されておらず、自治体として満足に機能していませんでした。そのため犯罪の多くは見過ごされてしまって、容易く犯罪か行われてしまうような『無法地帯』だったのです。

人肉を売った殺人鬼①カール・デンケ

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いかにもドイツ人らしい名前の『デンケ』という中年男性は、地元地域の人からは当てもなく彷徨う貧乏人たちを自宅に招いて助ける、心優しい人物として称されていました。しかし本当は血も涙もない殺人鬼であり自宅におびき寄せると、現在でも解明できていないような未知の殺害方法で命を奪って、人肉を喰らいまたそれを売りさばいていたのです。非常に彼と似た手口でありデンケも40人以上を殺害しています。

人肉を売った殺人鬼②カール・グロスマン

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この殺人鬼は19世紀後期から20世紀初めにかけて犯行を繰り返しました。カールがモンスターとなったのはは僅か16歳の時にオーナーである人妻に手を出して、ドイツの首都である『ベルリン』に引っ越してからでした。その後彼は暴力や強姦して何度か逮捕されました。彼はその後飲み屋を始めて営むのですが、あくまでもそれは表向きであり、実際は悍ましい殺人の現場として利用していました。

カールは仕事を探している女性を募集して、働かせてあげると騙して自宅に連れ込み首を絞めて命を奪いました。叫び声のを聞いた近隣住民が警察に通報したことによって発覚しましたが、現場となった自宅からは無数の悍ましい姿となってしまった遺体が発見されました。カールもまた殺した後はその人肉を喰らい、飲み屋で販売していたそうです。多ければ100人以上の女性が犠牲になっているのです。

フリッツ・ハールマンと同様の事件を起こしたシリアルキラー

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ドイツの同時期でも欲望を満たすために平気で命を奪うシリアルキラーが3人もいて、更に同じヒトの肉を喰らいまた販売するという非人道的行為を行っていたわけですが、世界にも同様の事件を起こした連続殺人鬼が存在するのです。

アメリカの殺人鬼①・リチャード・チェイス

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リチャードは50年ほど前のアメリカ合衆国に在住していたアメリカ人であり、彼は家庭事情などからアルコールや薬物に溺れてしまい、精神状態がボロボロになってしまい絶対に精神病院に収容されるべき人物でありましたが、諸事情によりそのまま世に放置され、ついには恐ろしい事件を起こしてしまうのです。

彼の犯行は見ず知らずの人間を残虐に殺害した後、はらわたや臓器を取り出したりして、食用の容器などで人間の『血』をすすっていたのです。彼が血を吸うのには理由があるらしいのですが、それも精神が崩壊してしまった故の理由であり『意味不明』だったのです。死刑が執行される前に大量の薬を摂取して自害しました。より詳しく知りたい方はこちらの記事を合わせてご覧ください。

アメリカの殺人鬼②・ジェフリーダーマー

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この殺人鬼もそう古い人物ではなく、20世紀後期に犯行に及んだ。アメリカ人であるジェフリーもまた同性愛者であり被害者になって命が奪われてしまったのは10名以上の『青年』であります。彼は自身の手で命を奪った後遺体と性的行為を行う、すなわち『屍姦』を行っていて、更に遺体損壊、人肉を喰らうなどの非人道的行為に走りました。

ロシアの殺人鬼・アンドレイ・チカチーロ

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アンドレイは生涯勃起不全『ED』に悩まされてきて、それが犯行に動機になったといっても過言ではありません。アンドレイは50人以上の人間の命を奪っているのですが、性別は問わず、被害者たちを自らの手で傷つけて苦しむ姿を見ないと『性的興奮』を覚えない異常な人格者であったのです。それ故に何度も自我の欲求を満たすために何度も何度も殺害に及びます。

日本人もカニバリズム殺人事件を起こしていた

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実は私たち日本人の中でもかつて『人肉』を喰らうという非人道的行為と殺人を犯した凶悪殺人鬼がいたのです。それもそういった事件は意外と少なくありません。1人の日本人であり著名人の凶悪殺人鬼が海外で引き起こしたセンセーショナルな事件を一つご紹介します。

パリ人肉食事件

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著名人である『佐川一政』であり、彼は30代前半の時にフランスの首都である『パリ』に留学しました。そこで知り合った5つほど年下のオランダ人女性に恋をして、ある日、自宅に招くと彼女に行為を迫ると拒絶され、それに腹を立てた佐川は銃で残虐に殺害したあとで、その死体と性交に及び人肉を喰らっているのです。

非常に悍ましく残虐な殺人、及び死体損壊をしたのですが地元パリの警察で調査したところ、精神疾患であったために責任能力が問われず、刑事処罰も課せられずそのまま日本に帰国しました。もともと秀才な人物で学歴も申し分ない人物であり、その後いくつもの小説や書籍といった作品を執筆しています。

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