【三豊百貨店崩壊事故】韓国史上最大の崩壊事故の真相とその後に迫る

周辺住民や専門家からの警告を無視し営業を続けたところ崩壊

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実は三豊百貨店の開業当時から数多くの異変を訴える人たちがいました。それは従業員はもちろん、周辺住民からも寄せられていました。

三豊百貨店のA棟の屋上にあった冷却装置の音が異常にうるさいと苦情が寄せられ、冷却装置を移動しましたが、当日の報告もあり、緊急会議を開きました。

ですが、問題があり危険と指摘した業者とは反対の、あとで補強すればいいという意見を採用し営業を続けたところ、地獄を目の当たりにすることになりました。

事故で死者は502名・負傷者937名に上った

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三豊百貨店の事故直前に、危険を察知した従業員らが、大声で避難を呼びかけると、何も知らない客たちは一斉に外へと避難しようと飛び出しました。

ですが三豊百貨店の崩壊がたったの45秒ほどだったことから、そのほとんどの人たちが逃げきれず、建物の破片の下敷きになりました。

多くの死傷者を出し、行方不明者まで出したこの三豊百貨店崩壊事故は、世界的に類を見ない衝撃的な大惨事となってしまいました。

三豊百貨店崩壊事故の原因は?

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当時世界でも例外のなかったほどの大きな崩壊事故が起きてしまった三豊百貨店の原因はなんだったのでしょうか?そのずさんな内情を紹介します。

元々オフィスビルにする予定だったが急遽百貨店になった

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元はと言えば、この三豊百貨店が建てられた広大な区域には、商業施設を建てられる許可が下りない区画でした。

それもあり、当初は三豊建設産業のオフィスを建築予定でした。この会社は経営の母体であり、当初の予定では4階建てでした(地上も地下も4階)

ですが、どうしても商業施設(のちの三豊百貨店)を建てたかった会長は、そのままオフィスビルの建設をやめ、商業施設の建設を目論見ました。

公務員を賄賂で買収していた?

三豊百貨店は建築の段階で会長の野望は打ち砕かれました。その違法性を指摘され、市の当局から建築中止を呼びかけられたのです。

ですが、それでも三豊百貨店を完成させたかった会長は、上級職員に賄賂を渡して買収し、なんとこの違法建築の許可をもらっていたのです。

さらに宇成建設が作成、提出した三豊百貨店の図面には手が加えられ、本来いるべきはずの現場監督も駐在させないまま工事はスタートしました。

NEXT 三豊百貨店の手抜き工事も次々に発覚することに