連続殺人犯ゲイリー・リッジウェイの生い立ちや異常な心理【グリーンリバー事件】

1人目の妻とは泥沼の不倫による離婚劇となってしましたが、2番目に結婚した妻との間に息子のマシューを授かることができ幸せな家族のように思えましたが、不安が上回り最初の結婚と比べると満たされていなかったそうです。

不安を払しょくするように息子のマシューを色々なところに連れていくなど溺愛していましたが、妻との間の違和感を解消することが出来なかったため、離婚となり家族は離れ離れに生活することになりました。

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離婚により引き離された殺人鬼ゲイリー・リッジウェイと息子のマシューですが、息子と離れて暮らさなければいけなくなった寂しさからなのかゲイリー・リッジウェイは売春婦遊びが加速していったそうです。

息子から見るといい父親だったゲイリー・リッジウェイ

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離婚をして家族が別々に暮らし始めてからも、ゲイリー・リッジウェイは溺愛していた息子と定期的に会っていたそうです。

学校行事にも積極的に参加してくれたりキャンプに連れて行ってくれたり、スポーツに夢中になっていた時に誰よりも応援してくれるなど息子のマシューからすれば優しい父だったようです。

息子のマシューも、一度も怒られたことが無く穏やかで優しい父だったと語っており、100名以上殺害した殺人犯と自分の中での父親が真逆の人間であるため、アメリカを震撼させていたシリアルキラーがまさか実の父親のゲイリー・リッジウェイだと信じられなかったと話しています。

マシューが小学生の時に警察は一度目撃証人などから犯人像を割り出し、ゲイリー・リッジウェイを容疑者としてDNAや噓発見器で調べていますが、マシューは何百人もいる容疑者の中の一人であり父親が犯人であるはずがないと信じていたそうです。

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息子からしてみても、自分の父親が恐ろしい犯罪を犯しておりまたその姿が普段自分が知っている父親の姿とは似ても似つかない姿だとすれば受け入れることは難しく、無実であると信じたくなる気持ちは理解できます。

実際にこの取り調べで噓発見器にかけられたゲイリー・リッジウェイは被害者の女性の写真を見せられた際に知らないと答え反応が見られなかったため、警察は犯人ではないとして釈放され殺人犯は放たれてしまいました。

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実際には真犯人でありながら、噓発見器の犯のによりシロとされた理由はゲイリー・リッジウェイは犯人の女性の顔や名前を一切覚えていなかったために噓発見器に反応を示さなかっただけであったそうです。

DNA鑑定もこの当時は科学捜査班による目視による確認であったと言われており人間の目による一致不一致の判断をしていた為ゲイリー・リッジウェイのDNA型は犯人のものとは不一致となりました。

殺人を犯すために息子を利用することもあった

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立て続けに狙わているのが売春婦が多いと、売春婦の間でも噂が広まり始め1人で行動する売春婦は減っていたと言われています。そんな中でも1人で行動する売春婦にゲイリー・リッジウェイは声を掛けますが、女性も警戒心を持つため女性側は身分証の提示を求めていたそうです。

ケースに入っている免許証を出す際ゲイリー・リッジウェイは息子の写真を見せるように出したりして家族を大切にしている印象を持たせ相手の警戒心を解いたりするなどして工夫をしていましたが、息子の存在を利用して女性と性交渉をしたり殺害したりしていました。

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息子を愛する優しい父親・家族を大切にしている事をアピールしているところが計画的な行動であることが伺えますが、売春婦たちは息子を愛する優しい父親と考えていればそんな男が売春婦と遊ぶかという考えを持つことも必要だったでしょう。

息子を溺愛する一方で、売春婦に声をかけたり殺害する目的として息子を可愛がる優しい父親をアピールし残忍な犯行を繰り返すという2つの顔を持ち合わせていたわけですが、どちらかが演技という訳ではなく優しい父親・家族思い、殺人犯どちらも本当の姿だったのでしょう。

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日常生活は通常の人間と変わりのない何気ない生活を送り隣にいるものが凶悪な人を殺しているとは思えないというような行動を取るのがシリアルキラーの1つの特徴でもあります。

グリーンリバー事件を起こしたゲイリー・リッジウェイの異常な心理

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では、猟奇的な殺人事件を犯したきっかけはどこにあったのでしょうか。ゲイリー・リッジウェイの心に見え隠れ残っている厳しい母親とへの感情や闇、女性に求めていた愛情について見ていきます。

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