十七歳、悪の履歴書
表紙から衝撃が走りますが、古田順子は40日も恐怖体験をしているのです。本と映画の両方が世に出回りました。作品を観るにあたり命や人間関係の重要さを考えさせられます。
気薄となった現代社会に必要な問題が掲げられているメッセージに思えてなりません。
真・現代猟奇伝
コンクリ事件を題材にしています。小説のように細かい文字が並ぶよりも、多くの人に手に取っておらいやすいのがマンガではないでしょうか。コンクリ事件は目を背けたくなる痛ましい事件です。
ノンフィクションで起こったことを世に引き継ぎ風化させないことが古田順子の命も少しは報われるのではと感じます。
Contents
古田順子の家族の現在とは
頭に描く幸せの理想といえる背景は、見事に崩れていきました。大事な娘を惨い殺し方をして、当然ですが許せるはずはありません。古田順子を愛した家族は、そんなライフスタイルになっているでしょうか。
古田順子の母は心を病んでしまった?
遺体を見せられたとき、古田順子であるとは見ただけで確認ができませんでした。蝋人形のようになっており顔は傷で倍以上に腫れあがっていましたので、無理はないでしょう。
遺体姿を見て、警察から検査結果を告げられてようやく古田順子だと決定します。聞くまでは、どうか嘘であってくれと神頼みしたでしょう。
儚くも崩れ落ち、古田順子本人であったのです。その場で母は絶叫し泣き倒れたといいます。悍ましい遺体の様子や犯行経緯を耳にしては、発狂しました。
その後の暮らしぶりは明らかになっていませんが、大切な家族を亡くしてしまったこと、酷い方法を知ってしまったことがトラウマとなり正常な精神ではいられないのではないでしょうか。
古田順子の父や兄弟たちはどうしている?
娘の存在は男親からすると大変可愛いものであると一般的にいわれます。古田順子も同じであったでしょう。一家の大黒柱として凛としショックの妻を支えていく覚悟であったはずです。
悲しみをこらえて遺影をもつ姿が当時は報道されておりました。古田順子を失った悲しみ、少年らの憎しみ、さまざまな感情が一気に湧き出たのです。仲が良かった兄弟も同じく悲しみをこらえて暮らしているはずです。
同年代の女性を見ると心が張り裂けそうだったのではないでしょうか。古田順子は愛されて生きていたことですし、今も家族の心中にいて、元気を出してと励ましていることでしょう。
少年犯罪をなくすために私たちができること
現代は、毎年のごとく少年が悪になる年齢が低くなっています。根源は家庭環境といっても過言ではありません。少しでも犯罪をなくし住みよい社会にするため、私たちは何を意識するべきでしょうか。