「修行するぞ」の元ネタはオウム真理教?目的は洗脳?話題になったTシャツも

つまり、修行をしている自身を強くイメージすることと自身は修行者であるという断定の認識が必要なのです。

このように自身の認識と言葉に相違がある状態で「修行するぞ」と唱えることは、信者自身や信仰に対してプラスに働いているとは言えないという説があります。

オウム真理教においての麻原彰晃とは?

Vitamin / Pixabay

麻原彰晃は自らをヒンドゥー教の神である破壊神シヴァ神、またチベット密教の怒りの神マハーカーラの化身だと説いています。

手段を選ばず人を救済する神々の名を利用することで、オウム真理教の教義を暴力を肯定する方向に変えていきました。

神の化身だと説いているということは、つまり麻原彰晃はオウム真理教の中では神と同等の存在であったということなのでしょうか。

神の化身を自称する麻原彰晃に対して信者は?

KELLEPICS / Pixabay

変化していく教団や麻原彰晃に対して、信者は不信感を募らせるようになりました。

オウム真理教が宗教団体登録された後に、会員の三分の一が脱会しています。残った信者達は多額の献金や厳しい修行に追われながら精神をすり減らしていったようです。

オウム真理教の修行とは?

Pexels / Pixabay

オウム真理教の発足当初の修行は、ヨーガの手法に習って行われていましたが、その後肉体を追い込む厳しい修行や「イニシエーション」という霊的なエネルギーを注入する修行などに置き換わっていくことになりました。

オウム真理教の修行の目的

Silentpilot / Pixabay

オウム設立当初の修業の目的は、極めて平和な「ヨーガの修業を通して超能力を体得すること」でした。

しかし、教団が暴力的な教義に変化していくことで、人々の救済を行うためならばたとえ犯罪となろうともその手段は厭わないという宗教団体としての役割を逸脱した目的になっていきました。

NEXT ヨーガの手法を用いた修行