海外で起きた未解決事件20選!未だに解決されない恐怖の事件の数々

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両親は娘でる可能性があると言いますが、FBIは女子大生ではないと発表しポラロイド写真に写っていたのが誰なのかも謎であり、女子大生の行方も謎のまま未解決事件となっています。

海外で起きた未解決事件20選【正体不明の人物編】

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海外での未解決事件には被害者の遺体の状況などから身元が不明の事件もあります。ここでは、海外で発生した事件で現在も犯人だけでなく被害者の身元も不明なままで未解決事件となっている案件を2つ紹介していきます。

名前も年齢も不明な少年「ボーイ・イン・ザ・ボックス事件」

1957年アメリカで全裸の状態で毛布にくるまれ段ボールに入れられた男の子の遺体が見つかりました。年齢は4~6歳と推定されていますが身元を示すものは何もなく顔写真を公開して男との情報を求めましたが家族が名乗り出ることはなく有力な情報は得られませんでした。

事件から45年が経過した2002年に男の子を殺害したのは自分の母であるという女性が出てきましたが、確固たる証拠が出てこないまま犯人も被害者の男の子の身元も不明のまま事件は未解決事件となりました。

日本では所持品などの遺留品がなくても身元を割り出されたケースは多々ありますが、海外では身元が一切不明のままの事件も発生しています。それは、海外での犯罪は巧妙化している証拠なのでしょうか。

紳士的なハイジャック犯?「D.B.クーパー事件」

海外には紳士的な犯人もいるのかと思わせられるのが、1971年アメリカでハイジャック事件が発生しましたが乗客はハイジャックが起きている事を知らなかった為、危害を加えない紳士的なハイジャック犯だと言われるようになりました。

犯人はダン・クーパーと名乗る男性で爆弾を所持していることと身代金20万ドルとパラシュート4つを要求してきました。男性は身代金とパラシュートを受け取ると乗客は解放し乗務員2名のみを人質としてシアトルを離陸しました。

機体が大きく揺れるも乗務員は操縦室に入れられていた為、出ることができずリノに着陸した時には男の姿はなく非常用ドアが開いていたことから男性はパラシュートで飛び降りたと推測され、予測された着地地点を警察が捜索しましたが手がかりは何一つ見つけることはできませんでした。

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FBIは一人の男性を容疑者として拘束するも無罪と判明し事件からは8年後には身代金の一部が見つかるもそれ以外は謎に包まれている事件になります。

日本でのハイジャックはさほど多くはありませんが、海外ではハイジャック事件を多く発生しており、墜落してしまうケースや乗客の中に犠牲者が出てしますケースが殆どです。

しかし、この事件は乗客乗務員誰一人傷つけることなくハイジャックを成し遂げるという海外の犯罪者の中では紳士的な犯人とされています。海外では紳士的なふるまいをする犯罪者が人気になるケースがありますが、これは海外特有のものなのでしょうか。

なぜ未解決事件が起こってしまうのか?その理由とは

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なぜ未解決事件は日本や海外でたくさん起ってしまうのでしょうか。それには様々な問題があります。日本だけでなく海外でも未解決事件となってしまう根本的な要因について3つ紹介していきます。

未解決事件が起こる理由①初動捜査ミスや遅れ

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事件解決のためには警察の初動捜査が重要になってきます。それは日本だけでなく海外の事件においても同様です。

初動捜査により物証や目撃証言を多く集めたりすることができますが、初動捜査が遅れると目撃証言や物証等犯人の痕跡が消えてしまうことがある為、未解決事件となってしまうケースがあります。

未解決事件が起こる理由②先入観による誤り

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同じく未解決事件を生み出す要因として先入観による捜査が未解決事件を生み出す原因となることがあります。海外でも先入観のよる捜査から事件が長引いたケースは多く存在します。

窃盗目的の犯行と考えた場合前歴者などから容疑者を割り出そうとしますが、窃盗や強盗目的でなかった場合容疑者を割り出すことができず未解決事件へとなるケースが発生しています。

先入観による捜査は日本でも海外でも危険とされていますが、様々な事件を経験してきた警察からしてみればやはり過去の犯罪との類似点から捜査を絞り込むことは日本も海外も同じなのでしょう。

未解決事件が起こる理由③国外逃亡

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3つ目の要因としては、犯人が海外に逃亡するケースになります。警察の目が自分に向けられる前に海外に逃亡した場合足取りをつかむことは難しく、また日本のように島国でない陸続きの海外は陸路で逃亡することができる為、犯人を割り出したとしても飛行機の後どのように海外を逃亡しているか不明となる場合があります。

また、海外に逃亡せずともアメリカやロシア・カナダのように国土の広い海外では国外に逃亡しておらずとも広い国土故遠く離れてしまえば足取りの追跡は難しくなってしまいます。

仮に、犯人が判明しており指名手配されている場合でも海外へ逃亡されている場合、国同士の引き渡しの問題も発生してくることと、足取りがつかめても国の違いによる捜査の違いから取り逃がし更に海外へ逃亡されてしまうことから未解決事件へとなってしまうことがあります。

長年身元不明だった「テントガール」の身元が判明!犯人も!?

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海外では、長年未解決となっていたが、解決した事件もあります。アメリカのとある墓地に「テントガール」と書かれた墓石があります。 30年間、身元不明でこれから先もテントガールの正体は誰にもわからないのではと言われていました。

1968年に若い女性の遺体が発見されたもので顔は布で覆われていたそうです。女性は推定16歳から19歳ごろとされており頭部には殴打の後があり気絶したところを白い布と防水布で窒息させられたのではと言われています。

遺体は腐敗が進んでいた為、身元の特定は難しく頭蓋骨の形状などから似顔を作成するも情報を得ることはできなかったそうです。テントガールのお墓は地元の人々の寄付金により葬られることになりました。

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海外において都市開発の進んでいない山間部などでは、殺人犯は遺体を雑木林などに遺棄するケースが多いと言われています。

何も手がかりが見つからないまま事件は発生からわずか5年で迷宮入りとなりこのまま未解決事件のままだと思われていました。しかし、事件から30年後一人の青年が事件解決の糸口を見つけることに成功し、被害者は16歳から19歳ではなく成人した大人の女性で子どもがいることまで探りだしました。

そして被害者の妹と思われる女性のDNAとテントガールのDNAを鑑定したところ血縁関係を証明できる鑑定結果となり被害者の身元が判明することになります。犯人は被害者の夫であることも判明しましたが、既に死亡していた為罪に問われることはありませんでした。

自分の娘の友人を含む3人の女性を10年間も監禁!?捜査に協力!?

アメリカで失踪していた女性3人が10年後に無事に保護されたというニュースはアメリカだけでなく海外でも大きなニュースとなって取り上げられました。犯人の男性はアリエル・カストロという男性で被害者の女性1人はこの犯人の男性の娘と同級生で親友でした。

アリエル・カストロは女性たちが失踪したあと率先して捜索活動に協力したり、被害者の父親が自腹で張り紙などを用意していると寄付をしたり手伝ったりするなど協力的で被害者たちの身を案じている風を演じていました。

しかし、実際は女性たちを拉致監禁した張本人であり薄暗い地下室に10年以上閉じ込めマインドコントロールしたり時には暴力で支配するなど悪質な犯行を行っていました。

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日本では、行方不明が出ると家族が捜索願を出したりしてすぐに警察が動き出すことが多いですが、海外特にアメリカでは1日多くの子供たちが誘拐されている事実があり、何万件という行方不明者を探し出すことは難しいと言われています。

また、海外には地下室などがある家が多くそして人目につきにくいことから監禁して周りから気づかれず未解決事件への道を進むことが多いと言われています。

被害者の1人がカギをかけ忘れたことに気づき勇気を出して外に飛び出し助けを求めたことにより女性たちは3人とも無事に救出されることになりアリエル・カストロは監禁罪で逮捕されることになりました。

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日々多くの行方不明者出ている海外で10年もの間所在が分からず、既に殺害されているのではと言われていた女性たちが無事に救出されたことは奇跡とも言われています。

その後アリエル・カストロは有罪となり独房に入れられ受刑中でしたが、その独房で首を吊って自殺を図っているところ巡回に来た刑務官により発見されています。他、24年の間少女が監禁されたフリッツル事件に興味がある方はこちらを御覧ください。

海外で起きた未解決事件20選まとめ!

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これまで紹介してきたように海外では様々な未解決事件が発生しています。海外においても初動捜査の遅れや証拠が何もないことなど様々な要因から未解決事件へとなってしまいますが、未解決事件は被害者の無念も被害者遺族の心の痛みも消えることはありません。

日本でも海外でも、未解決事件は深刻な問題であり事件が何十年も前に起きたものに関しては当時の捜査や鑑定に限界があり技術の先端を行く海外でも進歩が急がれていました。

これからの科学捜査などに進歩により日本のみならず海外でも未解決事件が1件でも減ることがこれから先に望まれるものであり、今現在未解決事件となっている案件も何かのきっかけを元に未解決事件が解決していく事を望みます。

日本で起きた未解決事件に関する記事はこちら

24年間少女が監禁されたフリッツル事件に関する記事はこちら