地域ごとで同和地区差別問題に取り組んではいる
同和対策事業は2002年に終息しましたが、まだまだ差別に対する意識が残っていることが問題として挙げられました。そのため国は、2016年に「部落差別解消推進法」を制定しました。
社会から差別をなくすと謳ったこの法律では、現在でも部落差別の問題は完結していないと、日本国民の意識に問いかけることを大きな目的の一つとしています。
同和地区差別問題の解決の鍵を握るのは私たち
身分制度や職業柄によって起きたこの差別問題は、決して無かったことにしてはいけません。そのためには、子どもたちへの道徳の教育として取り入れることは、とても大切なことです。
しかし、この学習により差別が助長される可能性があることも、忘れてはいけません。この教育には、細心の注意と子どもたちへのフォローが必要となる、大変デリケートな問題なのです。
差別の対象となるのは、えたひにんに限られるものではありません。こちらの記事では、朝鮮の血筋という理由で差別を受けていた人物が起こした事件の詳細をご覧いただけます。
えたひにん苗字一覧からの差別は私たちの意識で無くせる!
えたひにん苗字一覧を見れば、どのような苗字がえたひにんだった可能性があるのか、一部を知ることが出来るでしょう。しかし、この差別は無意味かつ理不尽なものであり、国も社会も、倫理的にも良しとしないことを、より強く意識することが求められます。
先祖がえたひにんだった可能性があることも、たとえそうだったとしても、現在の私たちには何も関係のないことなのです。不条理な差別で人を傷つける出来事がなくなることは、多くの人たちの願いでもあると言えるでしょう。
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