花言葉が怖い花まとめ!呪いや復讐・死を望む花言葉も!由来や伝説も紹介

花言葉には歪んだ愛情を表す怖い言葉を有する植物も数多くあります。その様な植物を幾つか紹介していきます。まずは前編の6つです。

歪んだ愛情の花言葉①永遠の愛「アイビー」

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死んでも離れないという怖い花言葉を有するのがアイビーです。どちらかと言えば観葉植物のイメージが強いですが、9月~12月頃に控えめな花を咲かせます。

アイビーは家の壁や他の木に絡みついて成長します。その絡みついて離れない姿からこのような怖い花言葉が付けられたと言われています。

特性

ツタの一種であるセイヨウキヅタの別名です。もしくは英語でのツタ、ツル植物の通称を指す場合もあります。

歪んだ愛情の花言葉②あなたに絡みつく「アサガオ」

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私はあなたに絡みつくという怖い花言葉を有するのがアサガオです。日本での夏の花の定番と言える花ですが、実はこのような怖い言葉を有しています。

アイビーと同じくアサガオもツルを絡ませながら成長していく花ですので、その様子がこういった怖い花言葉の由来になっているようです。

特性

ヒルガオ科サツマイモ属の一年性植物で、日本で最も発達した園芸植物と言われています。これほどまでに形態が多種多様に変化した園芸植物は、世界的に見ても珍しくて他にはありません。

ほとんどの変異は江戸時代に生まれたものとされています。

歪んだ愛情の花言葉③無視しないで「ガマズミ」

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無視をされたら私は死にますという歪んだ愛情の怖い花言葉を有するのがガマズミです。この花をプレゼントされたらかなり怖い思いをしてしまいます。

しかし、ガマズミには他にも友情という花言葉もあるので、この言葉も恋愛よりも友達からの無視ではないかとも言われています。

繊細な花弁はそのような心を表しているようです。

歪んだ愛情の花言葉④別離の悲しみ「キンセンカ」

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悲嘆や別れの悲しみという怖い花言葉を持っているのがキンセンカです。この言葉もギリシャ神話が基になっています。

由来となったギリシャ神話の伝説

太陽神アポロンを崇拝していたクリムノンは、昼間に空を駆けるアポロンを見上げて眺める事を生き甲斐にしていました。しかし嫉妬深い雲の神が8日間もアポロンを雲で覆い隠してしまったのです。

アポロンの姿が見えない悲しみに、クリムノンは耐えられずに亡くなってしまったのです。そのようなクリムノンを哀れに思ったアポロンは亡くなった彼をキンセンカの花に変えたのでした。

この物語が基になって、キンセンカにはこのような怖い花言葉が付けられたのです。

特性

カレンデュラ、ポットマリーゴールドといった別名で呼ばれる事もあります。日本では観賞用として花壇等に植えられる事が多いです。

春先の一年草ですが、宿根草タイプは冬を越す事が出来る為、冬知らずの名前で市場に出回ります。

歪んだ愛情の花言葉⑤あなたに嫌われたら生きていけない「スグリ」

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あなたに嫌われたら私は死にますという怖い花言葉を有するのがスグリです。スグリやその実は黒魔術のアイテムに使われる事が多かった為、イメージの悪い植物と言われています。

またスグリは美味しい果実が生るのですが、トゲがある為に収穫には多大なる苦労が必要でした。そのトゲに基づいた花言葉とも言われています。

特性

酸塊という漢字で書き表します。スグリ科スグリ属の植物、および果実の事を指します。

歪んだ愛情の花言葉⑥あなたの愛を信じない「ゼラニウム」

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私はあなたの愛を信じないという怖い花言葉を有するのがゼラニウムです。様々な色があるゼラニウムですが、白いゼラニウムにこの怖い言葉が付けられています。

この花言葉の起源に関しては残念ながら不明で、詳しい事は分かっていません。

特性

フウロソウ科・テンジクアオイ属に分類される植物の総称を指します。南アフリカやケープ地方が原産の多年草で、春から秋にかけて色とりどりの花を長期間咲かせるのが特徴です。

怖い花言葉⑤歪んだ愛情を意味する花~後編~

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続いて後編の6つを紹介します。一体どのような花が怖い花言葉を有しているのでしょうか?

歪んだ愛情の花言葉⑦移り気や裏切り「ダリア」

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移り気や裏切りといった怖い花言葉を有するのがダリアです。ボリューム感があってすごく豪華な見栄えのする花ですが、このような怖い花言葉を有しています。

フランス革命後のフランスではこの花の品種改良が盛んに行われていて、社交界で持て囃されるような人気の花でした。

しかし当時のフランスでは、国内情勢が不安定な時代でそのような中で盛んに栽培されていた事からこの言葉を有していると言われています。

特性

キク科ダリア属の多年生草本植物の総称の事を指します。夏から秋にかけて開花し、大きな花輪と色鮮やかな花色が特徴的です。花の形がボタンに似ている為に、和名ではテンジクボタン(天竺牡丹)と呼ばれます。

歪んだ愛情の花言葉⑧私の命を捧げます「タツナミソウ」

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私の命を捧げますという怖い花言葉を有するのがタツナミソウです。本当に命を捧げても良い程の人へのプレゼントには良いかもしれませんが、かなり重く感じられる可能性もありますので注意しましょう。

特性

漢字で立浪草と表記し、花が咲く様子が泡立って寄せてくる波を連想する事から付けられた名前です。シソ科タツナミソウ属の多年草で日本では、本州、四国、九州に幅広く分布しています。

歪んだ愛情の花言葉⑨不滅の愛「チューリップ」

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不滅の愛という花言葉を有するのがチューリップです。春の定番の花として知られているチューリップは様々な色を付けますが、中でも紫のチューリップの花言葉が不滅の愛なのです。

恋人同士であれば問題のないプレゼントですが、まだ関係性の浅い間柄の場合は避けた方が良いかもしれません。

特性

鬱金香(うこんこう、うっこんこう)という和名が付けられていますが、それはこの花の香がウコンのような埃臭い事が基になっています。ただ、最近は香りの良い品種も増えています。

歪んだ愛情の花言葉⑩私のもとに帰って「スイセン」

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私のもとに帰ってという怖い花言葉を持ちます。こちらもギリシャ神話が基となって生まれた花言葉です。

由来となったギリシャ神話の伝説

豊穣の女神デメテルにはペルセポネーという娘がいました。しかしその娘は冥界の王ハーデスに見初められてしまい、死の国へ連れて行かれてしまったのです。

その時に娘の手から落ちたスイセンが後に黄色い花を咲かせました。このように娘をさらわれたデメテルの怒りや悲しみから私のもとに帰ってという花言葉が付けられたと言われています。

特性

スイセン属に属するものの総称を指します。多年草で冬から春にかけて白や黄の花を咲かせるものが多いのが特徴です。園芸用として品種改良されたものが広く栽培されています。

歪んだ愛情の花言葉⑪あなただけ見つめる「ひまわり」

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あなただけ見つめるという花言葉を有するのがひまわりです。必ず太陽の方を見て咲く様子からそのような花言葉のイメージがあるかもしれません。しかし実際はあるギリシャ神話が基になっています。

由来となったギリシャ神話の伝説

水の精クリュティエが太陽の神のアポロンに告白して恋仲となったのですが、アポロンはすぐに別の女性のレウコトエに夢中になってしまいました。

嫉妬したクリュティエはレウコトエの父親に告げ口をして二人の仲を壊す事に成功しました。そして自分の所へ戻ってくると確信していたのですが、アポロンはクリュティエを嫌いになってしまっていました。

クリュティエはアポロンが忘れられず、9日間もの間彼を見つめ続けた結果なんと1本のヒマワリに変わってしまいました。これが花言葉の起源と言われています。

特性

キク科の一年草で夏から秋にかなり大きな黄色の花を咲かせます。種を食用や油糧にする為に広く栽培されています。また、夏の季語として使われる事もあります。

歪んだ愛情の花言葉⑫悲しんでいるあなたを愛する「リンドウ」

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悲しんでいるあなたを愛するという花言葉を持ちます。少し狂気的な思いを感じ取る人もいるかもしれません。

この言葉は1本ずつ咲く姿と深い悲しみを連想させるような青紫をした花の色が起源と言われています。

特性

本州から四国・九州の湿った野山に自生する多年生植物です。昔はえやみぐさ(疫病草、瘧草)とも呼ばれた時代もありました。花期は秋で晴天の時だけ花が開くのが特徴です。

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