真鯛そっくりなチダイ(チコ鯛)とは?その美味しい食べ方紹介

夏になるとマダイの旬は終わっていますが、チダイは旬のものが出回っていたりします。全国各地に生息するチダイは水温差で微妙に旬が変わってきます。一般的に産卵期に入ると味が落ちるので、東北地方は7月~10月九州だと9月~11月ということから遅くて8月まではおいしいチダイが出回っていると思われます。

チダイの値段

チダイは一年中獲れる魚ですが、鯛の一種でもあるため旬の時期に買うとなると値段もつり上がっています。しかし、旬を過ぎたものや小ぶりのものなどは数百円〜と手頃な値段で購入することが可能です。

【真鯛にも応用可能】美味しいチダイの見分け方

チダイはお手頃な値段で買えるとはいえやはり鯛であるからにはいいものを手に入れたいですよね。そこで美味しいチダイの選び方を紹介したいと思います。まず、一番に見るべきところは色です。鮮やかな桜色をしているものを選びましょう。そして、次に瞳を見てください。透明感のある綺麗な瞳をしているものが新鮮なチダイと言えます。

チダイの下処理

チダイをおいしくいただくには下処理が最も重要な過程です。そこで、ウロコや内臓を取る方法、さばき方をご紹介します。チダイや他の鯛だけでなく応用すれば他の魚でも使える方法なのでこの機会に覚えておくと便利です。

チダイの下処理① ウロコ取り

まずはウロコから取っていきます。ウロコを尾から頭の方に向かってそぎ落とします。通常は、包丁や専用の器具でしますが、中にはペットボトルの蓋やスプーンで取るのもオススメです。チダイのウロコは飛び散りやすく、作業中に顔や手に張り付くので水を流しながらすると飛び散りにくく作業がしやすくなります。

ウロコ取りの際、注意しておきたいのがヒレの付け根部分と背ビレです。チダイのウロコは、少しでも残してしまうとせっかくの料理が台無しになります。ヒレの部分は特に見逃しやすいため忘れず丁寧に取り除くように心がけましょう。また、背ビレは、鋭く尖っているので扱う際には怪我に注意してください。

チダイの下処理② 内臓取り

ウロコを取り終えたら、頭をカットします。一気に力を入れるか数回に分けて押していくのがコツです。頭を切り落としたら次は内蔵を取り出します。流水で洗いながら、内臓だけでなく血合いなども綺麗に取り除きましょう。調理の際、臭みも無いおいしい一品に仕上がります。

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