また、食べるのは、ゴカイのみには止まらず、釣りの定番エサとしても知られる、エビのような形態の小さいオキアミや小魚はペロリと一瞬で丸飲みしてしまう早さで食してしまいます。
砂中のデトリタス(生物の死骸や排泄物)や食べ残しも食べ、砂中の病原菌を駆除してくれるので、水槽で生物を飼う際にも、上手く付き合っていけば、とてもいい役割をしてくれます。
ウミケムシの天敵
毒よりも勝る強い生き物
毒を持っているウミケムシですが、ウミケムシは意外と天敵は多く、だからこそ、毒で身を守る必要があり、毒を持っているのかもしれません。エビやカニなどの甲殻類が、代表的なウミケムシの天敵に当たります。中でもよく耳にするのが、アロークラブです。
アロークラブは、性質が荒いので、同種間では激しく争うようですが、食としているのは、ウミケムシのようです。
オキアミも、エビの形態ではあるけれども、オキアミはウミケムシが食べれてしまうので、甲殻類でも、体の大きさや力の強さがこの肉食の世界には大きく関係していそうです。
同じくらい大きくてもウミケムシに勝つ魚
また、他にも天敵としてあげられるのが、ベラなどの魚です。あっさりと食べられてしまうようですが、ベラは、種類も豊富で、ウミケムシと同じ10cmくらいのもいるので、もしかすると、勝率の見込みは、種類によっては五分五分といったところでしょう。