基本的には、立って活動するためのテントではなく、睡眠をメインとした居住スペースと考えたほうが良いでしょう。
インナーテントの広さ
インナーテントは横長の形状で縦220、横285cmというサイズ感です。同じくエントリーモデルの「アメニティドーム」とは異った造りの空間となっています。基本的には4人家族がちょうど横になって並べる広さがありますが、「アメニティドーム」と比較すると手狭に感じるかもしれません。
居住性
室内の高さは150cm程度で、子供なら立つことができますが、大人はかがまなければ立つことはできません。インナーテントが横長で、前室とインナーテントの境界部分が一番高くなっているため、その分前室が広く設計されており過ごしやすくなっています。
設営方法
「アメニティドーム」は4本のフレームで組み立てる「自立式」テントでした。一方、「ヴォールト」は「アウトフレーム構造」を取り入れているため、フライシートを立ち上げた後に、インナーシートを吊り下げるような設営方法となっています。
フレームは「アメニティドーム」のものと同じく、ロープでつながっているため紛失したりする心配も無く連結しやすく、かつ色分けがされているので直感的に設営に臨むことができます。
エントリーモデルとして打ち出していることもあり、設営方法は非常にシンプルなので、予め1,2回練習しておくことでスムーズな設営が可能となります。
防水性能
こちらは「アメニティドーム」と同スペックの「ミニマム1800mm」です。仕様にある、「耐水性能ミニマム1800mm」というのは、生地全体のどの部分をとっても最低で1800mmの耐水圧を保証するということです。
この表記はスノーピーク独自のものであり、他社のテントの表記の場合、生地全体の平均値を表記している場合などもあります。また、耐水性能1800mmという数字自体もエントリーモデルとして非常に高い数字であり、テントの防水性能として十分なものであるといえます。
値段の安さ
安心・安全・高品質かつ「値段が高い」というイメージを持たれがちなスノーピーク製品。しかし、「アメニティドーム」でも非常に高い性能とリーズナブルな価格を提供してきたため、必ずしもそうとは限りません。
この「ヴォールト」もまた、エントリーモデルということもあり¥29800(税別)というリーズナブルな価格で買い求めることのできるアイテムです。また、後述する「エントリーパックTT」ならば¥49800(税別)と、ヘキサタープとセットでありながら非常に安い価格帯に収まっているということができ、エントリーモデルとして十分検討に値する価格になっています。
比較まとめ
製品 | 対応人数 | 設営方法 | サイズ(縦*横) | 価格 |
エントリ―パックTT | 4人 | アウトフレーム方式 | 220*285 | ¥49.800 |
アメニティドームS アメニティタープ ヘキサLセット |
3人 | 自立式 | 210*150 | ¥54.400 |
アメニティドームM アメニティタープ ヘキサLセット |
5人 | 自立式 | 270*270 | ¥59.600 |
アメニティードームL アメニティタープ ヘキサLセット |
6人 | 自立式 | 300*300 | ¥71.600 |
スノーピークアメニティドームに関する記事はこちら
スノーピーク「ヴォールト」はこんな人におすすめ!
既にこのテントを使っているキャンパーさんたちによれば、この商品は、特に「これからキャンプをする人」おすすめしたい商品であるということ。キャンプ初心者におすすめといえる理由をご紹介します。