オニダルマオコゼには猛毒が!刺されたときの対処方法や料理をご紹介!

似た魚にオニオコゼという魚がいます。見た目は本当に似ていて差が分からないくらいなので比べてみましょう。オニオコゼも背びれに毒針を持っているので注意は必要ですが強さ的には劣ります。今までの画像とこれからの画像を見比べてみてください。

大きさの違い

こちらの画像がオニオコゼの写真です。見た目はほぼ変わりないと言っていいでしょう。しかし、大きさがオニダルマオコゼと違ってきます。オニダルマオコゼは全長40㎝程度で、オニオコゼは大きくても29㎝程度です。小さいオニダルマオコゼと思っていたら実はオニオコゼだったという場合もあります。

毒の違い

こちらの画像もオニオコゼです。オニダルマオコゼの毒は、すでにご紹介した通り神経毒ですが、オニオコゼの毒はオニダルマオコゼよりは弱い毒になります。刺されたら患部が腫れ激しい痛みが起こります。オニダルマオコよりは弱い毒ですが、タンパク質の毒なのでアナフィラキシーショックを起こす可能性があります。

アナフィラキシーショックを起こすと死に至る可能性があるので自分で判断せず、医療機関を受診しましょう。刺された後の対処方法は記事の最初に紹介したようにお湯で患部を温めることが大事です。

生息地域の違い

オニオコゼも擬態が得意です。しかし、生息地域が違います。オニオコゼは太平洋より南の太平洋、新潟県より南の日本海、東シナ海ので生活しています。暖かい海が好き、海底に住んでいるという部分は共通しています。

オニダルマオコゼのような猛毒の魚

オニダルマオコゼは、背びれにストナストキシンという猛毒を持っています。この毒は神経毒なので刺されると時間の経過と共に動けなくなる可能性があります。その他にも海には毒を持つ魚がたくさんいるので紹介します。

猛毒な魚:クサフグ

見た目は小さくかわいいクサフグですが、フグの仲間ということもありもちろん毒を持っています。フグは元々毒がない魚ですが、エサを食べるごとに体内に毒を貯めていく生態です。フグは調理師免許を持った人に調理をお願いするようにしましょう。

猛毒な魚:ブダイ

ブダイの中には毒を持つ種類もいるので注意が必要です。パリトキシン内様毒という種類の毒です。最悪死に至る毒なので注意が必要です。この魚も最初は毒は持っておらず様々な物を食べていく中で体内に毒を貯めていきます。内臓は食べない方がいいでしょう。

猛毒な魚:アラ

美味しいと言われるアラですが、毒を持つ棘があります。背びれに13本、前鰓蓋骨に1本棘があります。釣りあげた時や調理するときは細心の注意をしましょう。刺されると刺された部分が腫れ上がります。

オニダルマオコゼの毒に気を付けて美味しく食べよう!

いかがでしたでしょうか。オニダルマオコゼはその毒にさえ気を付けて、釣って捌くことができたらとても美味しく食べられる高級魚です。岩や珊瑚には気を付けて釣りをしてください。そして、様々な調理方法で楽しめるオニダルマオコゼをぜひ食べてみてください。

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