投げ釣り仕掛け大全!種類や自作方法、ターゲット別の仕掛けを解説!

ハリはケン付き丸セイゴという種類を使います。丸セイゴ針とは投げ釣りの基本形のハリでフトコロが狭く、吸い込むようにエサを食べる魚に向いている針です。万能針という位置づけで大物狙いの投げ釣りにも向いています。画像は20号ですが6号~32号まであります。

カレイ キス セイゴ
10号~13号 6号~8号 15号

ケン付きとは何のこと?

ケン付とはエサがズレるのを防ぐ溝がハリの胴に掘ってるタイプを指します。ジャムシをエサにすることが多い投げ釣りではエサがずれたり、キャストの影響でエサが外れたりすることも。エサずれは釣果に直結するのでケン付きを忘れずに選んでください。

仕掛けによってハリの種類は使い分ける

ハリの種類は丸セイゴ以外にも沢山あります。各メーカーはオリジナルのハリを開発して市場にアプローチするので、ターゲットの魚ごとに専用のハリが存在する!そんな状況になりつつあります。最も基本的な5種類のハリと特徴を簡単に説明します。

  • 「丸型セイゴ」胴が長くフトコロが狭い。万能タイプ
  • 「伊勢尼針」胴が短めで丸い。針先が外に向きフックしやすい

  • 「袖針型」軸が長めで針掛が良い。アジやハゼに使われる

  • 「流線型」袖とセイゴの中間型。シロギスやカレイのハリに
  • 「ムツ型」針先が極端に内向きで根掛かりしにくく根魚向き

自作時の仕掛けアイテム⑥ 各種装飾用アイテム

カレイ釣りには装飾が必要だと言われます。市販されている既製品の仕掛けにも、装飾が施されています。自作の面白さはココです。装飾だって自分で試行錯誤して作れるところ。カレイ釣りで効果的なのは赤やピンクと言われています。夜光やビーズでアピールするのも釣果を伸ばすポイントです。

カレイを喜ばす装飾アイテム

出典:楽天

カレイ釣りには装飾アイテムが必須だと言われています。上記商品はヤマシタのマシュマロボール。ハリの根元の部分にセットします。カレイ釣りはハリスを1m近く長くとります。エサを自然な感じで潮に流すためです。装飾品もエサが優雅に流れ漂うイメージでセットします。

投げ釣り仕掛けの自作方法② 実際の作り方

ココでは実際に天秤仕掛けを自作で作る手順を紹介していきます。使うアイテムは上記で説明した6種類のアイテムです。作り方をが分かる動画も挿入してありますので適宜参考にしながら読み進めて下さい。ビギナーの方を対象にしているのでとても簡単です。

実際の作り方① 幹糸にエダス用の輪を作る

仕掛けの基本となるフロロカーボンの幹糸を用意します。幹人にハリスを出すための輪を作ります。輪の数はエダスを出す数だけ作ります。輪と輪の感覚はエダスの感覚になります。キスの場合は25㎝前後。カレイの場合は40㎝程度の感覚を開けます。釣れている魚より間隔を大きくするのがセオリーです。

実際の作り方② 幹糸を必要な長さにカットする

必要な数の輪が出来たら幹糸をカットします。 カットした後にスナップ付きスイベルを結ぶので10㎝程度の余裕があった方が後々の作業が楽になります。ギリギリだと大変です。この時点ではどちらを先バリ側にしても天秤側にしても構いません。作った輪の中にエダスを結ぶときに上下がはっきりします。

実際の作り方③ 幹糸にスナップ付きスイベルを結ぶ

次は幹糸にスナップ付きスイベルをクリンチノットという方法で結びます。初めて目にする!そんな方もいると思います。最初は難しいと思います。上手くできないときは、釣り糸ではなく動画のようにタコ糸や太い糸で練習してみると、指先が結び方を覚えてくれます。

実際の作り方④ ハリにハリスを結ぶ

次はエダスに釣り針を結びつけます。簡単に結べる、でも大物が掛かっても決してハリは外れない!そんな結び方が内掛け結びです。クルクルと釣り針のちもと部分に釣り糸を巻き付けるような結び方で、摩擦の力を利用した締め込みはとても強度が高いです。

内掛け結びでハリを結ぶ

内掛け結びのコツは、ハリのちもと部分に釣り糸をクルクルと巻き付けるところです。冬場に釣りに行くと手がかじかんで結べないことがあります。そんな時はハリに糸を巻き付ける専用の道具もあるので使ってみるのもおすすめです。ベテランもこれを使う人が多いです。ズルという人もいますがそんなことはありません。

実際の作り方⑤ 幹糸にハリスを結ぶ

ハリスが出来たら幹糸に結びつけます。糸と糸を結び付けた結束部分はどうしても強度が落ちてラインブレイクの原因になります。大物とのファイトを楽しんでいる途中にプツンと途切れるように糸が切れてしまったらとても悲しいです。クリンチノットは糸と糸を摩擦で縛り付ける方法。とても強度が強くおすすめの結び方です。

実際の作り方⑥ 天秤を接続する

最後に天秤を結び付けたら仕掛けは完成です。自作の仕掛けはとてもコストが安いです。仕掛けは根掛などで、傷がついたり、切れたりと消耗品です。予備を用意しておくに越したことはありません。釣り場ですぐに交換できるようにエダスや幹糸をストックしておくと便利です。

ターゲット別の投げ釣り仕掛けをご紹介!

基本の仕掛け作りをマスターできたので、ここからはターゲットごとに仕掛けを作る方法を紹介します。ターゲットは5種類。キス、ハゼ、カレイ、根魚、真鯛です。既製品の仕掛けをサンプルにして構成を説明します。仕掛けへの理解が深まれば釣果アップ間違いなしです!

ターゲット別投げ釣り仕掛け① キス

キス用投げ釣り仕掛けの基本構成は?

出典:楽天

上記商品はハヤブサのちょい投げで狙うキスの仕掛けです。この商品をサンプルに仕掛けを解析してみます。先頭にスナップサルカンが付き小型天秤を連結します。ワンタッチで仕掛けは連結でき、スルスルと糸を引き出せばすぐに釣りが開始出来る優れものです。天秤は小さな小型を使い、ナス型おもりをセットします。

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