タコ釣りの特徴
タコ釣りはバス釣りなどの普通の釣りとは違い、仕掛けや道具がシンプル、そしてしなければならないことも非常に簡単なものとなっており、初心者でも気軽に楽しめます。堤防などのふらっと立ち寄れる場所でも出来るので、非常に人気な釣りとなっています。今回はそんなタコ釣りについて、必要となる知識を紹介していきます。
狙いとなるタコの生態と生息地域
タコの生態
沢山の吸盤がついている8本触腕がトレードマークとされている軟体動物です。目がついていて一軒頭部と思われる部分は実は胴部であり、実際の頭は目と口の近くに位置しており、触腕が生えてきている部分に頭があると思ってもらえれば分かりやすいでしょう。
海洋棲の軟体動物で、柔軟な体のほとんどが筋肉で構成されており、見た目に反して強い力を持っていることでも有名です。細い道をすいすいっと移動し、戦うときには触腕で、そして逃げるときには墨を吐くことで目晦ましをすることができ、非常に優れた動物として知られています。
タコの生息地域
主に海水で満たされた海の浅瀬に生息しており、岩礁や砂地を主な活動場所としています。基本的に隠れることが出来る岩礁帯などの石の裏に生息していることが多く、海に潜った際にちょっと覗いてみたら居たということも少なくありません。種類によっては周囲に擬態して生息しているタコも居て、多様性が伺えます。
タコ釣りのタックルについて
まずタックルとは、釣り道具の総称として使われる釣り用語です。先述もさせて頂いた通り、タコ釣りで準備するタックルは非常にシンプルで簡単なものが多く、初心者でも分かりやすく、始めやすいのが特徴となっています。そんなタコ釣りに必要なタックルについて、以下で詳しく説明させて頂きます。
竿(ロッド)
釣りと言えば竿が無ければ始まりませんから、こちらは必須でしょう。固めの竿がタコ釣りにはおすすめで、安いものであれば2000~3000円程で購入することが出来るので、そちらから始めてみましょう。
リール
タコを釣る際におすすめな糸(ライン)が4号から10号くらいの太めのものなので、これらに対応したリールであれば何でも良いでしょう。初心者はまずは安価なものから始め、物足りなくなったらどんどん高いものに新調していくのがベストでしょう。
クーラーボックス
釣ったタコをすぐに保存出来るクーラーボックスも必須と言えるでしょう。こちらもそこまで拘らず、最低限保存が出来るものであれば何でも良いです。合わせて氷や釣ったタコを分ける袋も準備しましょう。
ルアー
タコは非常に匂いや動きに敏感な生物で、餌が無くてもルアー一つで用意に食いつかせることが出来ます。釣りで使用される餌は生々しくてちょっと・・・と敬遠しがちな方もルアー一つで楽しむことが出来ます。おすすめはカニやタコを模したルアーで、少し動かして上げればすぐに食いついきます。
タコの釣り方
餌釣り
タコ釣りで主に使われる餌はアジやサバの切り身などの水中で目立つ色をした魚が良いとされています。他にはラッキョウやカニといったものでも釣ることが出来ます。特におすすめなのはスーパーで購入出来て食いつきが良いアジです。
ルアー釣り
先述させて頂いた通り、タコは匂いだけでなく動きにも敏感なことから、餌が無くともルアー一つで釣り上げることが出来ます。こちらは少々釣り方にコツがいるものの、餌無しで釣ることが出来ることから、コスパが非常に良いです。
ルアー釣りのコツ
ルアー釣りのコツは、如何に生き物っぽく見せるかということに尽き、ルアーを落として上げる、落として上げると上下に動かすことで、タコはルアーを生物と認識し、上手く食いついてくれるようになります。
タコ釣りの時間帯
おすすめは朝方4時~9時!夕方も狙い目
タコは夜行性の動物で、夜間に活発に行動をします。だからと言って夜なら食いつきがいいということは無く、逆にタコが活発に移動をしていて場所を掴めないことから、釣るのが困難になってしまいます。なので、活動を始めるであろう夕方、そして活動を終えて岩陰に戻るであろう朝4時~9時辺りに釣りを始めると、効率的に釣ることが出来ます。