沖から深い場所に生息するアオリイカを釣る為に考案されたティップランエギング。ここではそんな釣り方に特化した専用の必需品5点と、その他おすすめタックルの一部を詳しく紹介して行きます。
Contents
ティップランエギングのタックル①ロッド
ティップランエギングには専用ロッドがおすすめ
ティップランエギング専用ロッドは通常より全長の短い1.8-2.4mくらいが主流で、他のロッドでは判別できないほど細かなアタリを見分けるので、超高感度でかつより柔らかいロッドがオススメです。
ティップランエギングにおすすめなロッド①メジャークラフト sps−782L
スペック
ティップラン専用エギによる戦略や通常のエギに、5~15gのシンカーをプラスして使用するケースにベストマッチ。300g~1kgくらいのイカの数釣りを楽しみたい方におすすめです。柔軟なティップは、イカの繊細な前アタリをきちんと感知するほどです。2019年2月11日現在の価格は13,700円。
ティップランエギングにおすすめなロッド②シマノ S706ML
スペック
しなやかさを重視した設計で、あらゆる状況への適応力を向上。また、しなやかでありながら十分な強度とパワーを確保。細身・軽量なブランクスと新形状の「カーボンモノコックグリップ」の融合により、感度も飛躍的に向上しています。2019年2月11日現在の価格は42,120円。
ティップランエギングのタックル②リール
ティップランエギングはスピニングリールがベスト
ティップランエギングの場合、遠投に向いている事とドラグ機能の性能が高いこと、巻けるラインの太さ、1回転で巻き取る長さが長い事から、ベイトリールよりスピニングリールの方が向いています。
ティップランエギングにおすすめなリール①ダイワ MX 2508PE-DH (2500サイズ)
スペック
軽快にしゃくりを入れられ、軽量化を実現したモデルで高性能なドラグ、滑らかな回転をサポートするマグシールド、など、フィールドはもちろんメンテナンスも快適に行える性能が満載のエメラルダスシリーズのひとつです。2019年2月11日現在の価格は21,222円。
ティップランエギングのラインはPEラインを選ぼう
細くても強度の強いPEライン。その特性として伸びが少なく、高感度であるため、微細なアタリの情報も的確に得ることができる上、操作性にも優れているので、アワセが効きやすくなるといったメリットもあるPEラインを選びましょう。
ティップランエギングにおすすめなライン①モーリス LS4 PEティップラン 200m 0.6号
スペック
超低伸度と安定した強度を実現したこのモデルは、通常のPEよりも高い感度を持ち、水中の情報を確実に手元へ伝えます。さらに素早くエギを沈ませることができ、ラインカラーのバイトキャッチグリーンは竿先(ティップ)の曲がりが良く見えるのでアタリが取り易く、底取りを簡単にしてくれます。2019年2月11日現在の価格は2,495円。
ティップランエギングにおすすめなライン②ユニチカ スーパーPEII 210m 0.6号
スペック
大型サイズとのファイトや超遠投に対応した210m巻のプロスペック。エギング専用として最高レベルの細さと強力な耐久性、高感度を実現したPEライン2019年2月11日現在の価格は4,921円。
ティップランエギングの仕掛け④ エギ
ティップランエギングの仕掛けは餌木を使用する
基本的に餌木は狙いたい水深や潮や風の流れなどに応じて重さを使い分けますが、ティップランエギング専用の餌木は岸から投げて使うものと比べて重めに作られているのが特徴。様々なカラーや模様があるので、その中でもオススメの餌木を紹介します。
ティップランエギングにおすすめなエギ①ヤマシタ ヤマリア エギ王 TRサーチ 3.5号
スペック
重量30gで抜群の安定感を備えたエギ王TRに、独自の生態研究により開発した「サーチラトル」を搭載し、ラトル音が広範囲のイカにエギの存在をアピールする。更に490m前後の波長を発するスポット発光で深場でもしっかりとイカを誘うハイアピールモデル。2019年2月11日現在の価格は1,652円。
ティップランエギングにおすすめなエギ②スクイッドシーカー ヘビーメタル 43g
スペック
高比重タングステン合金を身にまとった細マッチョなこの餌木は、30gレギュラーと同形状ながら、約43gの自重を実現したチューンドシーカーです。単体使用での汎用性が高いので、様々な海況で使用が可能といえます。43g、3.5号。対応水深は45m。2019年2月11日現在の価格は2,256円。
ティップランエギングの仕掛け⑤ シンカー
水深のある場所をねらうティップランエギングでは、その場の状況に合わせて餌木を付け替えるよりもシンカーを取り入れ、重さを調節することでより効率化を図ることが出来る。使用する餌木に対して重さを少しずつ加えることでその状況をコントロール出来ます。
ティップランエギングのシンカーはマスク型が使いやすい
マスク型のシンカーとは、ティップランエギング用の餌木の頭の部分にはめて使うシンカーの事を言います。メリットはその手軽さに加え、装着すると餌木が尻下がりになるので潮の流れが速い状況などに最適です。
ティップランエギングにおすすめなシンカー①ヤマシタ ヤマリア エギ王 TR シンカー 40g
スペック
重量は40gで2ケ入。常にに変化する海の状況に適応するため、水深や潮の流れ、風向きなど、状況に合わせて使い分けることで、もっと多くのアタリをとり、よりティップランエギングを楽しむための専用マスクシンカーとして人気です。2019年2月11日現在の価格は943円。
ティップランエギングにおすすめなシンカー②【NAKAZIMA】ティップランシンカー
スペック
水切りとダートに優れ、引き抵抗を軽減した、サブマリンHフォルムを採用。スペアーシリコンバンドが3つ、スナップ各2個付き。殆どのメーカーに対応してますが、一部適合しないエギもありますので、必ず互換性をご確認下さい。 2019年2月11日現在の価格は378円~885円でサイズにより異なります。
アオリイカのを美味しく食べるには
アオリイカは釣った直後が大事
そもそも釣り上げたばかりのアオリイカはイカ締めツールなどを利用して直ぐに締めたほうが味がいいです。釣った直後はアオリイカが興奮しているので体の色が変化していきますが、締めると体の色が白く変化していくので簡単に行うことができますので、必ず行う様にしましょう。
おすすめは刺身だけではない
アオリイカの弾力性のある肉質には甘みがあり、旨味も強い。お刺身や天ぷら、少し手の込んだ煮付けなどもおすすめです。特にお刺身は絶品。他にも一夜干しや地方にはイカスミ入りのアオリイカ黒焼きそばなどがあります。ただし、市場に出ている国産のアオリイカは最高水準である上に漁獲量が少ないので、料亭などで使用されるほどの高級食材です。
他にも例えばゲソのアヒージョやゲソバター焼き、焼きそば、しょうがバター焼き、炙りアオリイカ、甘酢漬けなど、ひと工夫加えれば料理のバリエーションも豊富です。是非一度試してみてください。
ティップランエギングを始める前に
ティップランエギングを楽しもうにも、なかなか個人で沖に出ることは出来ないため、事前に遊漁船や乗合船などの情報をゲットしておこう。各所でルールや注意事項もあるので必ず細部まで確認するようにしましょう。
ティップランエギングの出来る釣場を調べる
ティップランエギングを実施している遊漁船、乗合船の予約を入れましょう。個人で楽しむ場合、船舶免許などが必要になるため、基本的にはこういった遊漁船などを利用します。事前に各所ホームページなどで確認、予約を入れ、出船1時間前には集合場所に行き、道具などの準備をします。
ポジショニングの確認
船がポイントについたら、アンカーで固定はせずに、風に対して横向きの状態で流し釣り(ドテラ流し)します。この時、釣り人は船の進行方向とは逆方向にポジショニングしたらティップランエギングのスタートです。
初心者も十分に楽しめるティップランエギング
ティップランエギングについて見てきましたが、竿先の僅かな変化でアタリを判別したり、状況によってアクションを変えたり、餌木、シンカーなどのタックルの変更があったりと、細かな所で難しく思えてしまいますが、一旦ポイントをおさえれば、誰でも簡単に楽しめる釣りかたです。初心者の方も是非チャレンジしてみてください。