「ヤクブーツはやめろ」とは?ラップのワンフレーズ!
「ヤクブーツはやめろ」をインターネット上で見かけたり、テレビで見た方も多いでしょう。「ヤクブーツはやめろ」はラップのリリックの一部ですが、なぜブームとなったのでしょうか?
「ヤクブーツはやめろ」の元ネタは?
よく耳にする「ヤクブーツはやめろ」の元ネタを知ってる人は、どのくらい居るのでしょう?ここから流行の背景に迫ります。
流行のきっかけは職質とツイートの拡散
SHO曰く、「ヤクブーツはやめろ」は「Twitter」で広まりました。
職質の様子をSHOがカメラで自撮りし、「ヤクブーツはやめろ」披露の様子を載せたツイートが、若年層を中心に拡散されたのです。
また、ラッパーとして活動し、タトゥーがたくさん入ったSHOの容貌で「ヤクブーツはやめろ」と訴えるこのギャップが面白い!との反応もよく目にします。
「ヤクブーツはやめろ」元ネタは『CoCo』という曲
「ヤクブーツはやめろ」の元ネタは、米国ラッパー「O.T.ジェナシス」の曲『CoCo』です。SHOは当初、『CoCo』のリミックスに取り組んでいました。
『CoCo』に反発するための「ヤクブーツはやめろ」
『CoCo』の歌詞は、全体を通して「コカイン大好き」で、コカイン中毒時代のジェナシスの心境が綴られています。クスリに手を出し人生が狂った友人が身近に居たこともあり、反発せずにはいられなかったのです。
SHOが『CoCo』の歌詞【I’m in love with the CoCo.】を、正反対の【ヤクブーツをやめろ】へ変更したのが始まりです。本人はノリで変えたとも語ります。
「二つの音源が似ている!」とパクリ説も出ましたが、リミックスの過程で生まれたものであり、【ヤクブーツをやめろ】のフレーズ自体はSHOの発想です。全くパクリではありません。
「ヤクブーツはやめろ」の歌詞自体も独特
「ヤクブーツはやめろ」が含まれるSHOの音源『薬物はやめろ』は、リリックが独特です。初めは「ヤクブーツはやめろ」に始まり「ヤクブーツはダメよ」「ヤクブーツは避けろ」と続きます。
そして、歌詞の中には地元の「飛騨高山の水」を称える言葉も存在します。ここまで頭に残りやすく馴染みやすい歌詞ですから、流行る理由も頷けますね。
「ヤクブーツはやめろ」はダサいの声も?
ネットでの声を覗いてみると、「ヤクブーツはやめろはダサい」という検索ワードが浮上してきます。その一方で「ダサカッコイイ」や「一周回ってカッコイイ」なんて声も上がっています。
どちらにせよ、クセになるのは間違いありません。
「ヤクブーツはやめろ」の使い方は?
ネタ要素の強い「ヤクブーツはやめろ」は、どんな場面で使われるのでしょうか?使い方を学んで「ヤクブーツはやめろ」を上手く使いこなしましょう!
「ヤクブーツはやめろ」のリズムは応用しやすい
SHO自身が、TwitterやYouTubeでその派生形を使っています。職質を受け、「ヤクブーツはやめろ」のリズムで「ショクシーツをやめろ」と返しています。
「ヤクブーツはやめろ」とリズムが合えば、なんでも応用可能です。
Twitterで「#ヤクブーツはやめろ」を付けて呟く
SHOは【トレンドを「#ヤクブーツはやめろ」にしよう】という呼びかけもしています。「#ヤクブーツはやめろ」で呟くと、本人から「いいね」をもらえるときもあります。
ときどき、二郎系ラーメンの写真に「#ヤクブーツはやめろ」と投稿する人もいます。クスリのごとくハマってしまう二郎系ラーメンだからこそ、マッチしたタグですよね。
カラオケで盛り上がる「ヤクブーツはやめろ」の曲
「ヤクブーツはやめろ」は、カラオケで歌えます!SHO自身もブログで「カラオケまで長かった」と心境を吐露します。
カラオケのレパートリーに取り入れましょう!盛り上がること間違いなしです。
「ヤクブーツはやめろ」LINEスタンプもある!
実はLINEスタンプもあります。気になる方はぜひ【SHOのスタンプだよ。】(クリエイター側)でスタンプを検索、購入してみてくださいね。
「ヤクブーツはやめろ」生みの親・SHOとは?
ここまで「ヤクブーツはやめろ」の流行の背景や魅力をお話しました。お次は生みの親である「SHO」の生い立ちや魅力に迫ります!
SHOの本名は横田昇平、岐阜県出身
SHOは本名を横田昇平(よこた・しょうへい)と言います。父と母、兄の4人家族で育ちました。1982(昭和57)年6月19日生まれ、2019年現在は37歳、地元は岐阜県高山市です。
「薬物はやめろ」の歌詞にも「飛騨高山」が登場します。出身大学は法政大学です。現在、事実婚関係にあるお相手がいらっしゃるそうです。
SHOは元アルペンスキー日本代表、ケガで引退
SHOは5歳の頃、父親と兄からの影響でスキーを始めます。才能が開花し、17歳の頃アルペンスキーのジュニア日本代表に選出、19歳で正式に日本代表入りを果たします。
ですが、21歳の頃にオーストラリアでの練習中、転倒し左足の股関節を脱臼します。1年のリハビリを経て復帰したアジア大会では4位の成績で、日本代表に返り咲くことはできませんでした。
SHOは2PACに出会いラッパーを志す
SHOは選手を引退しラッパーへと転身しますが、転機となった「2PAC」のラップとの出会いは2007年の頃です。SHOは高校1年生の時に、父親を癌で亡くします。
そのとき偶然購入した「2PAC」の音源に元気づけられたといいます。SHOがラッパーを志したのも「自分のラップでみんなを元気づけたい」との想いからでした。
SHOは自身のレーベルに所属、ブランドも展開
すぐにラッパーデビューできたわけではなく、下積み生活をしながら「G3」という名のラッパーと共に活動しました。その頃にSHOの腕と背中に「The Black Wall Street」のロゴが刻まれます。
一時期は「The Black Wall Street」との親交もあったものの、日本のアンチによる妨害により仲違いしました。
2019年現在、SHOの所属は「S.TIME.STYLE RECORDS」という自身のレーベルです。ブランドも展開しており、完全予約制の「S.TIME」も渋谷で経営しています。
SHOは清原釈放時に「ヤクブーツはやめろ」
2016(平成28)年3月17日、SHOは東京の霞が関の警視庁本部へと出向きます。その日は、覚せい剤取締法違反で逮捕された清原和博保釈の日でした。
SHOは大勢の警察や報道陣の前で、拡声器を使用し「ヤクブーツはやめろ」と声高に叫びます。テレビの報道でもその声は乗り、話題となりました。
当時のSHOの心境は「神風特攻隊の気持ち」だったと言います。捕まっても良いという覚悟で、清原と世間に対してメッセージを残したのです。
小沢一郎やSkrillex、AKIRAに会いに行く行動力も
SHOは様々な有名人と動画を撮影しています。2016(平成28)年7月3日には路上で小沢一郎と出会い、内側カメラで小沢氏も一緒に映るように撮影しています。